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【MLB GM】3年連続で9月に失速したフィリーズ、マット・クレンタックGMを降格。今オフはオーナーのジョン・ミドルトンが編成

2011年以来のPS出場へ変革

 ワイルドカード・シリーズがありましたので、記事にするのが遅れてしまいました。

 現地2020年10月3日、フィラデルフィア・フィリーズはマット・クレンタックをGMから降格させると公式に発表しました。GMが決まるまでのオフの編成はオーナーのジョン・ミドルトン氏が陣頭指揮を執ることになりました。

最終戦のチャンスをものに出来ず

 2020年のフィリーズの順位は3位。28勝32敗で借金2で終わりました。

 今季は8月29日から9月12日まで2位をキープ。一時はポストシーズン出場は確実と思われましたが、その日以降は3連敗を2回、4連敗を1回、2連敗を1回と、ズルズルと負けを重ねました。

 ただ、最終戦では神様が1チャンス残してくれていたのですが、レイズに0-5とシャットアウト負けを食らい、そのチャンスさえも自ら潰してしまうというなんとも尻すぼみなシーズンとなりました。

「9月に失速」するのは3年連続

 なお、フィリーズが9月に失速するのは3年連続のことです。

  • 2020シーズン:13勝17敗 .433
  • 2019シーズン:12勝16敗 .429
  • 2018シーズン:8勝20敗 .286

 勢いのあるクラブはやはりラストスパートが効きます。しかし、どうもフィリーズはポストシーズンに出場するのが嫌だと言わんばかりに9月に負けを重ねてしまっています。

クレンタックの手腕に疑問

 クレンタック氏の大きな業績は、やはりブライス・ハーパーと13年$330Mの大型ディールを成立させたことになるでしょう。GM冥利に尽きる大仕事だったでしょう。

 ただ、ファンからはクレンタック氏のGMとしての手腕に疑問を呈する声も少なからずありました。

 ただし、2011年以来達成していないポストシーズン進出を果たすことが出来ず、今回の処分となりました。

 クレンタック氏ですが、GMを降格後もフィリーズに残ることになっています。

当分はジョン・ミドルトンが編成を指揮

 GM不在の間、フィリーズは筆頭オーナーのジョン・S・ミドルトン(Sなしで記載することが多いです)が編成を行います。

JT・リアルミュートの残留が最優先事項

 今オフ、フィリーズの最優先事項はFAとなるJT・リアルミュートの残留交渉。

 JT・リアルミュートは現地2019年2月に、マーリンズからトレードで獲得しました。その時にマーリンズに出したのが、今季のポストシーズンで結果を出しているシクスト・サンチェスです。

 報道ではフィリーズはJT・リアルミュートとの残留交渉に積極的でないと報じられました。

 しかし、ジョン・ミドルトン氏がGMの仕事にも関わるようになったことで、リアルミュートをキープする方向で動いています。これが本気であることを祈るばかりです。最優先事項としていることから、それを信じるしかありませんね。

 JT・リアルミュートがFAでチームから流出してしまっては、シクスト・サンチェスを出した甲斐もありません。

 経済効果を考えるなら、フィリーズとしてはリアルミュート残留でよい交渉をしてもらいたいところです。

マット・クレンタック元GMのこれまで

 マット・クレンタックはまだ40才で、副社長兼GMというポジションでした。フィリーズでは2016年からGMに就いており、2019年3月に、2020年から2022年までの3年間の契約延長でサイン。今季を終えて計5年、務めたことになります。

 今回の処分は2年間を残した中での降格です。契約期間内ということですから、解雇にはならなかったのでしょう。

エンゼルスのフロント・オフィスも経験

 なお、マット・クレンタックは2012年から2015年まではエンゼルスのアシスタントGM。また、2008年から2011年まではオリオールズのダイレクターを務めたこともあります。

 エンゼルスは今オフ、ビリー・エプラーGMを解雇しましたが、その後のポジションに彼を選ぶでしょうか?そこはまだわかりませんが、おそらく候補として名前はあがっていると思われます。

ジョン・ミドルトン氏

 さて、マット・クレンタックに代わり、オフの陣頭指揮を執るジョン・ミドルトン氏ですが、彼はフィリーズの筆頭オーナーです。2015年からマネージング・パートナーというポジションでもあります。

 地元フィラデルフィアの葉巻、タバコビジネスで成功したファミリーの出身。1994年に$18Mを出して、フィリーズの株式をダブル・ペイという会社名義で15%を取得。2015年には48%まで増やしました。フィリーズの残りの52%の株式は、デービッド・モンゴメリーとパット・ギリックが所有。ミドルトン氏の48%は言わば筆頭株主ですね。

 実際に動くのはベースボール・オペレーションの社長になると思いますが、ミドルトン氏の意思がかなり色濃く反映された動きになるでしょう。

 フィリーズのゴールはもちろん、ポストシーズンに進出し、2008年以来のワールドシリーズ・チャンプに就くことです。

 ミドルトン氏の動きに注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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