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【MLBFA2026】レッドソックスがブルペンを強化!ベテラン左腕のダニー・クーロムと1年契約へ

ようやく左のブルペンが加入

 現地2026年3月12日、WBCも1次ラウンドが終わり、いよいよ準々決勝が行われます。ちなみに準々決勝の英語はQuarterfinals(クォーターファイナル)です。

 PoolCの移動と時差を鑑み、この日は1日空いております。そんな中、レッドソックスの補強のニュースが入ってきました。レンジャーズからFAとなっていたベテラン左腕のダニー・クーロム(Danny Coulombe/36) と1年契約でサインしました。こちらはもうオフィシャルです。

契約内容

 契約内容ですが、とてつもなく格安。ベテラン左腕とは言え、この価格で良いのか!という驚きのサラリーです。

  • 1 year/$1M (2026)

 現時点では単年のサラリーしか出ていないのですが、登板数に応じたパフォーマンス・ボーナスもつくのでは?とも思っていますが、分かり次第記載したいと思います。

前年の契約

 前の契約と比較すると単価は1/3になりました。これも年齢要素かもしれません。

 ダニー・クーロムの2025年のサラリーは2025年2月にツインズとサインした1年/$3M。トレード・デッドラインでレンジャーズに移籍したので、レンジャーズからFAとなっています。

 これに加え、登板数に応じたパフォーマンスがつき、それが45試合から60試合の間で5試合ずつ刻んで$0.05Mずつアップするという内容でした。こういう設定の時は少ないレートでも$0.1Mから$0.5Mの間で決められていることが多いのですが、クーロムとツインズの場合は一桁少なかったですね。

 それでも$0.05Mなら今の日本円換算(ざっとJPY150/USD)だと750万円ほどとなり、トヨタ クラウンクロスオーバーが買える値段ですね。なお、ダニー・クーロムは2025年は55試合に登板したので、クラウン・クロスオーバー3台分をゲットということに。

 他にアウォード・ボーナスもついていましたが、コンテンダーとなって終盤にへばりそうになったときのモチベーション維持用の設定みたいなものですので、省略。

獲得の背景

ジャスティン・ウィルソンとの再契約は叶わずか?

 2025年、レッドソックスはアロルディス・チャップマンの安定とチャップマンにつなぐ前のセットアップにおいてギャレット・ウィットロックが大いに機能。ゲーム終盤はかなり良かったです。

 ウィットロックは8回より前に登板することもあり、ポジション的にもう1人のセットアッパーとして7回、あるいは8回の厳しい場面で特に左のスラッガーとマッチアップするところで登板してきたのがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソン(38)。夏以降はスティーブン・マッツも良い働きをしてくれました。

 そのジャスティン・ウィルソンは2025年は61試合に登板して48.1イニングを投げ、ERAは3.35。リリーバーは一度でも炎上するとイニングが短い分、ERAの悪化が甚だしくなるのですが、ジャスティン・ウィルソンのこの数字はほぼ失敗(炎上)しなかったということを意味します。

 CBOのクレイグ・ブレスローはジャスティン・ウィルソンとの再契約を望んでおりますが、ジャスティン・ウィルソンは2025年で引退を決めたということでどうやらこの意思はまだ変わっておらず、未だ再契約には至っておりません。

 今回のダニー・クーロムとのディールはこのジャスティン・ウィルソン、あるいはスティーブン・マッツが不在となった穴を埋めるための補強でもあります。

ゲーム終盤の左腕が足りなかった

 レッドソックスは左のブルペン候補として2024年12月にミッキー・ギャスパー(今オフに再び獲得した)とのトレードでジョバニ・モラン(Jovani Morán )を獲得。2025年はほとんどがトリプルAでメジャーでは2試合のみに登板し、ERAは6.75。2026年のスプリング・トレーニングでは2試合で今のところERA0.00なものの、まだ信頼というレベルではありません。しかもモランはオプション切れ。マイナーに落とすにはウェーバーにかけないといけません。

 さらにルール5ドラフトで獲得したライアン・ワトソンはその制度上、マイナーへ降格出来ませんが、今春は6イニングを投げて6失点しており、開幕ロースター入りはちょっと厳しそうです。

 あとは今オフに先発のヨハン・オビエドとともにパイレーツからトレードで獲得したタイラー・サマニエゴはスプリング・トレーニングでは2試合でERA 0.00と一応、結果は出しています。

 ジョバニ・モランとタイラー・サマニエゴという未知数を加えたとしてももう1枚は欲しいところでした。

ダニー・クーロムは3年連続ERA 2.00台

 ダニー・クーロムのこれまでのキャリアについては下記の記事に詳細を書いております。おじいさんが本になったというエピソードも。

 今回、獲得したダニー・クーロムは2023年から3年連続でERA 2.00台をキープしているというベテラン。

SeasonClubGIPERA
2023BAL6151.12.81
2024BAL3329.22.12
2025 計2クラブ5543.02.30
2025MIN4031.01.16
2025TEX1512.05.25
ダニー・クーロムの直近3年のERA

 2024年に登板数が少ないのは左肘のクリーンナップ手術で遊離体除去を行ったため。通称、間接ネズミと呼ばれる関節内の骨・軟骨の欠片を除去(クリーニング)する手術のことです。

オリオールズでは要所に好投 

 筆者のイメージではダニー・クーロムは好印象。というのもオリオールズ時代は厳しい場面で結果を出してきたからです。2023年にオリオールズが101勝をマークしてALイーストを制した時に大いに活躍しました。

単年がつづく

 いい実績を積んでいるにも関わらず、単価が安いのは球速の不足ゆえ。MAXで90mph前後でメインは80mph台半ばのカッターです。

 レッドソックスOBの上原さんが「雑談魂」でよく言っていますが、ボストンのブルペンは今は基本的には150km以上(93.2057mph)でないと入れないと。

 その点でもクーロムはかなり異質な獲得と言えるでしょう。打者の目先を変える投球をしてもらいたいですね。

ロミー・ゴンザレスが60Days IL

 なお、レッドソックスはダニー・クーロムのスペースは2B候補のロミー・ゴンザレスを60Days ILに入れることで確保しております。

 ロミー・ゴンザレスは2025年の負傷による後遺症に対処するため、2026年3月12日に左肩関節鏡視下デブリードマン(「クリーニング」手術)を受けており、5月下旬まで離脱する見込み。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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