大谷、マウンドはしばらく上がらない見込み
現地2026年7月19日、かなり残念なニュースが入ってきました。
オールスター明け最初の登板が現地2026年7月21日(水)のフィリーズとのGm3にアサインされていた大谷翔平選手ですが、同日の先発登板の回避が決定。しかも、 「当面の間」は登板なしということ決定しました。
左膝の不安
これは19日にドジャースのデーブ・ロバーツ監督が記者団に明かした情報です。ロバーツ監督情報なので変わることもありそうですが、ただ大谷選手のコンディションに関してはかなり神経質にチェックしているのでこれはもう間違いないところです。
その登板回避の要因はやはり左膝の不安。
ロバーツ監督は「現状と今後の進め方を踏まえると、復帰までには『ある程度の時間』を要するだろう。日々の経過を見ながら判断するような、短期的な話ではないと語っています。
ただし、ロバーツ監督は、大谷選手が今シーズン中に再び登板すること自体は確実であり、今回の判断はあくまで予防的な措置であることを強調しております。
なお、大谷選手は今後もDHとしての出場は続ける予定で、マウンドへの復帰時期が不透明ということです。
ドジャースはオールスターブレイクに入る前のDバックスとのシリーズの先発登板も回避させておりました。
オールスター・ブレイク時の処置
大谷選手自身も左膝の治療を優先して、オールスターゲームへの出場を辞退。その間、左膝は水を抜く処置をするという報道もありましたが、おそらく同時にということでしょうが、潤滑剤(ヒアルロン酸製剤「オーソビスク」)の注射治療も注入して処置にあたっていたようです。
ドジャースの管理
大谷選手はFA前の2023年9月にUCL(肘の内側側副靭帯)を手術。これにより、ドジャース移籍1年目の2024年は登板を回避。2025年はドジャースのローテーションの逼迫事情もあり、6月に投手として復帰。徐々にイニング数を上げて行き、最終的にはレギュラーシーズンで47.0イニングを投げ、ERA 2.87を記録。さらにプレーオフでも20.1イニングに登板。
2026年は2023年以来の二刀流のフルシーズンということもあり、ドジャースは休養管理に細心の注意を払っており、先発登板日やその前後には、DHの出場も見合わせるケースも。
2026年の投手としての大谷選手
大谷選手が最後に投手として登板したのは7月3日のパドレス戦。6.0イニングを投げてER 3を記録したものの、チームは4対3のスコアで勝利。
ただ、直近の4試合、24.2イニングでのERAは4.38。左膝の違和感を発症してから悪化し始めました。それまでは今季最初の10試合で、61.0イニングを投げてERA は脅威の0.74でした。
大谷、サイ・ヤング賞は一旦ターゲットから外すか?
MVPを4度受賞している大谷選手ですが、投手最高のタイトル、サイ・ヤング賞はまだ未受賞。漫画を地で行くような活躍をしている本人ですから、それも狙いに行くのは自然な流れです。
しかも、今季7月5日の誕生日で32歳となった大谷選手は二刀流を実現出来る時間もカウントダウンに入ってきていることは自覚している筈。
若ければ若いほど、サイ・ヤング賞のタイトルが手近なものになるわけです。特に今季は上述のように最初の10試合でERA 074という驚異的な数字をマーク。これは意図して狙いに行って、尚且つ実際にこういう高品質投球を展開出来ていたわけですから、今季がその最大のチャンスだと思っていたとしてもおかしくはないです。
ジェイコブ・ミズロウスキーも現時点では腕の疲れで登板間隔を空けており、ライバル達も様子見をしている状況でもある中、本来なら一気にいい数字をマークしたかったところでしょう。
おそらく本人が一番悔しいでしょうね。
チームを最優先で10月にはフルで
ドジャースとしては現時点でも登板可という判断を下すことは出来るようです。ただし、ロバーツ監督も「今の時期、リスクを冒してまで登板させるメリットはそれほど大きくないように思える。だから、彼が万全の状態で登板できるよう、時間をかけて調整する余裕は十分にあると考えている」とも述べています。
ドジャースと大谷選手が目指すところは一致していると見てよく、重視しているのは大谷選手(および負傷中の全選手)が10月の戦いに向けて万全な状態を保つこと。
特に大谷選手に関しては、無理をさせて怪我を招き、打撃にまで悪影響が及ぶような事態は絶対に避けたいと思っています。膝の不調は幸いにも投球にのみ影響しており、打撃には影響していないようなので、19日のヤンキースとのダブルヘッダーには2試合とも出場しました。
ローテーションはブレイク・スネルが復帰寸前
ドジャースは大谷選手がローテーションから外れている状況ですが、先発ローテーションには山本由伸投手、ジャスティン・ロブレスキー、佐々木朗希投手、エメット・シーハン、エリック・ラウアーがおります。
さらに、ブレイク・スネルはほぼ復帰寸前という状況で、場合によってはタイラー・グラスノーもしかるべき時に復帰するでしょう。
プレーオフ進出がほぼ確実であるという状況を考えれば、ドジャースにレギュラーシーズンの残り期間を使って大谷選手、スネル、グラスノーの復帰に十分な時間をかける余裕があります。
もしも現行のローテーションに陰りが出た場合は、8月3日のトレードデッドラインで補強を実施するでしょう。
サイ・ヤング賞か、怪我で長期間離脱するかという二択ですが、大谷選手の性格ならチームに迷惑をかけず、現状でチームの勝利に貢献する方法を選ぶでしょうから、当面はバットで貢献というふうに考えたのでしょう。
左膝が早く良くなればいいですね。オフェンスにはバットと走塁で貢献したとしても、盗塁は現時点でも回避しています。実際、違和感が出たのはパイレーツ戦での盗塁でしたからね。

お読みいただき、ありがとうございました。

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