雨で61分のディレー
現地2026年7月18日、前日にレイズとのダブルヘッダーをスウィープして11連勝を達成したレッドソックスはこの日は4ゲームシリーズのGm3。
当日、ブロンクスのドジャース@ヤンキース戦が雨のため中止になり、ボストンも雨のため試合開始時間が61分遅れました。この雨はカナダの山火事が影響しての雨なのかはちょっと不明ですが、フェンウェイパークもごく薄くではありましたが、霧がかかっているような映像でした。かなり大気汚染が深刻なようですが、この災害が早く収まることを祈るばかりですね。
J・ジョーンズは14日にトレードで獲得
レッドソックスは現地2026年7月14日にこのジャーマイ・ジョーンズ(Jahmai Jones)をタイガースからトレードで獲得しておりました。レッドソックスからタイガースへはPTBNL(Player To Be Named Later:後日指名)。
このトレードはどうなのか?とは思っておりました。というのも、28歳のジャーマイ・ジョーンズは2025年は72試合で.287/.387/.550といい数字をマークしていたものの、今季は.137/.219/.221、HR 2と全く当たっていなかったからです。しかもレッドソックスはOFが過剰気味なのは周知の事実。
ではプラトゥーンはどうかというと今季は右投手に対しては.059/.059/.059とまるでだめで、左投手に対しては.152/.247/.253と左投手を得意としているのはわかりますが、数字が低すぎます。
レッドソックスはジャーマイ・ジョーンズを獲得する前にベテラン左腕のダニー・クーロムをDFAにしていたので、彼が40manロスターに入りました。
実際、左投手に対して起用するしかないわけですが、右打席のトレバー・ストーリー、IKFが復帰するまでのつなぎかとも思うのですが、それにしてもこの獲得はどうなのか?と思っていたところ・・・やりましたね!これが連勝中の全循環かと思います。
パトリック・サンドバルが先発
12連勝をかけたこの日、レッドソックスはパトリック・サンドバル(Patrick Sandoval)が先発。左肘のインターナル・ブレース手術から復帰してこの日が2試合目。一方のレイズは左腕のイアン・シーモア(Ian Seymour)が先発しました。

レイズは左腕のシーモアが先発ということで、レッドソックスは左打席の吉田選手がベンチスタートでDHは右打席のロミー・ゴンザレス。SSは右打席のアンドリュー・モナステリオ(Andruw Monasterio)、LFには右打席のジャーマイ・ジョーンズが入りました。
韋駄天、チャンドラー・シンプソン絡みで失点
ゲームが動いたのは2回表。レイズは先頭のライアン・ビラーデ(Ryan Vilade)がLFへ二塁打を放って出塁。
つづくチャンドラー・シンプソンはバントの構えを見せ、これで1Bのウィルソン・コントレラスがかなり前にシフトを敷きます。ところがシンプソンはバットを引いてバスターに変更。あのような眼の前でバスターでバットを引かれては野手は相当焦るものですが、ウィルソン・コントレラスは平然としておりました。さすが元捕手。
そのチャンドラー・シンプソンの打球を2Bのアンソニー・シーグラーがダイビングで止めるも、あまりに前に出ていたウィルソン・コントレラスはベースカバーに戻れ切れず、送球はファウルグランドへ。韋駄天チャンドラー・シンプソンが打者走者でしたから、そもそも間に合いませんでした。このプレーで2塁からブラーデが生還してレイズが1点を先制。これはレイズにやられました。
さらに2アウト2塁でニック・フォルテスがRFへタイムリーを放ってチャンドラー・シンプソンが悠々と生還してレイズは2点目をゲットします。
ジャーマイ・ジョーンズが2ランHR
ただ、レッドソックスもすぐに反撃します。2アウトからアンドリュー・モナステリオが四球で出塁すると、移籍後初打席となるジャーマイ・ジョーンズがスウィーパーをLFのグリーン・モンスターに運ぶ同点2ランHRを放ちます。これはいいサプライズでしたね。
レッドソックスは3回裏、またも2アウトから今度はウィリャー・アブレイユがCFへソロHRを放ち、3-2と勝ち越しに成功。アブレイユは今季第14号。
またもチャンドラー・シンプソンにやられる
4回表、レイズは先頭のチャンドラー・シンプソンがCFへの二塁打で出塁すると、すぐさま三塁へ盗塁。この時、カルロス・ナルバエスの送球がLFへ逸れ、チャンドラー・シンプソンが生還して3−3の同点に追いつかれます。彼には足でひっかき回されてしましました。
さらに1アウト後、ビクトル・メサ・Jr.にRFへソロHRを打たれて3-4と勝ち越されてしまいます。
レイズは2アウト後もリッチー・パラシオスの二塁打とヤンディー・ディアスのタイムリーでこのイニング3点目で3-5とリードを2点に拡げます。
つづくジョニー・デルーカ(Jonny DeLuca)にもCFへ二塁打を打たれますが、ここはセダン・ラファエラ、アンソニー・シーグラーの中継プレーでヤンディー・ディアスをホームでアウトにし、このイニング4失点目は攻守で防いでおります。
サンドバル、内容は良かった
パトリック・サンドバルは5.0イニング、76球を投じ、被安打9、失点5、ER 4、BB 1、SO 5、HR 1という結果で、先発野手9人のうち8人に安打を打たれた形となりました。
レッドソックスの先発投手陣は、11連勝時点でERA2.00未満を記録していましたが、この日のサンドバルの投球で先発のERAは上がってしまいましたが、それでもチャド・トレイシー監督代行はサンドバルの投球を「かなり良かった」と評価。
筆者も悪くなかったと思います。サンドバルは全76球のうち54球をストライクゾーンに投げ込み、4シームのアベレージは93.3mph、MAXでは97mphも記録し、シンカーは94.7mphとかなり強いボールを投げており、内容自体は次への期待が高まるものだったと思います。この日は61分のレイン・ディレーもありましたし、復帰2戦目としては十分に良い内容だったと思います。
ウィリャー・アブレイユが2試合連続でマルチHR
レッドソックスはサンドバル降板後にライアン・ワトソンが引き継ぎ、7回表にジョニー・デルーカにソロHRを打たれてスコアは3-6となり、3点差がつきましたが、不思議と落ち着いておりました。
7回裏、レイズのマウンドはRHPのコール・サルサー。レッドソックスは先頭のアンドリュー・マナステリオがLFへ二塁打を放ち、チャンスメイク。
レイズ先発のシーモアが3回で降板した後、ジャーマイ・ジョーンズの打席にはすでにジャレン・デュランが入っておりました。そのデュランはボテボテのゴロを放つも投内連携が崩れてデュランはセーフ。ノーアウト1,3塁のチャンスが訪れました。
代打吉田がRBI
ここでカルロス・ナルバエスの打席でしたが、レッドソックスは代打に吉田選手を起用。フェンウェイパークのファンも大歓声です。その吉田選手は打球が上がらず、二塁ベース付近へのゴロを放ち、これをベン・ウィリアムソンが捌いて1塁アウト。しかし、この内野ゴロの間にマナステリオが生還して、まずは1点を返します。
アンソニー・シーグラーが倒れて2アウト2塁となった後、セダン・ラファエラがCFへ二塁打を放ってレッドソックスはもう1点を追加し、スコアは5-6に。
レイズはここで左腕のギャレット・クレビンジャーに交代。
バッターはウィリャー・アブレイユ。彼用に繰り出した左腕投手でしたが、アブレイユはフルカウント後の6球目を叩き、これが右中間スタンドに入る逆転2ランHRに!飛距離412ft(約125.6m)と完璧な当たりでした。
アブレイユは試合後、「3球続けてボールになった後も、あまり興奮しすぎないようにしていました。その後はただ冷静さを保ち、自分の打撃アプローチに集中しようと心がけました……。相手が僕の得意なコースに本当にいい球を投げてくれたので、それをうまく活かせたと思います」と答えています。3−0カウント後に余計な力が入らないように気をつけていたという打席でした。
この試合2本目、今季15号となるHRは2試合連続のマルチHRに。これはレッドソックスの選手としては2016年5月31日と6月1日にムーキー・ベッツが達成して以来のこと。アブレイユはルーキーだった2024年に左投手に対して打率.180、2025年は.230、2026年はここまで.357です!
この2本目はWBCの日本戦を思い出させる一発でした。
この後、レッドソックスは8回をギャレット・ウィットロックがわずか8球で三者凡退に打ち取り、9回はアロルディス・チャップマンが2つのBBを与えたものの、21セーブ目を記録。
7-6のスコアで12連勝を達成しました。

これでレッドソックスは49勝48敗となり、開幕戦に勝利して1勝0敗として以来、初めて勝率5割を超えることとなりました。
投手陣がよく水物の打線は今ようやくつながりが出てきていますので、守備で大穴を空けなければ今後も良い戦いが出来そうです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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