ツインズ、2日続けて補強を実施!今度は先発
現地2026年7月31日、デッドラインまで残り3日となったところでまたもミネソタ・ツインズが動きました。
オリオールズから右腕のディーン・クレマーを獲得です。
ツインズは前日にもメッツからA.J.ミンターを獲得したばかりで、この時はリリーバーの補強。x今度はローテーション補強を実施し、2日続けてのディール成立となりました。

トレード概要
このトレードで動くのは計2名。1:1のトレードです。
ツインズGet
- ディーン・クレマー(Dean Kremer/30)RHP
オリオールズGet
- ジョムナルド・レイエス(Jhomnardo Reyes/18) OF | B/T: L/L
ツインズはディーン・クレマー受け入れのため、先発のマイク・パレデスを60 Days ILに移し、40manロスターを空けました。パレデスは脇腹の肉離れでIL入りしたばかりで、少なくともレギュラーシーズンの最終週までは戦列を離れる見込みとなっていました。
ツインズはローテーション補強
ミンターの記事でも書かせていただきましたが、ツインズはパブロ・ロペスが肘の手術でシーズン・エンドとなり、大きな柱が離脱。シーズン前はジョー・ライアンくらいしか頼りになる柱はいなかったのですが、シーズンが始まると元レイズのタジ・ブラッドリー・Jr,が9勝4敗、ERA 3.65をマーク。また、ベイリー・オバーも7勝3敗、ERA 4.45と結果を出し、6勝7敗、ERA 3.52のジョー・ライアンをガッチリと両脇から支えるほど健闘。
ただ、ミック・エイベル(右肘炎症で長期離脱)、デビッド・フェスタ(右肩インピンジメント)、そして上述のマイク・パレデスがいずれもシーズン終了となる怪我を負ったため、残る2つの先発枠については不透明な状況でした。
内部の候補としてゼビー・マシューズがいましたが、キャリアを通じて被本塁打の多さに苦戦。2026シーズンのERAは5.29と不安定。ルーキー左腕のコナー・プリリップは、メジャーでの最初の14先発でERA 4.73を記録し、奪三振と与四球の数字も優秀なため、かなり有望ではありますが、いかんせん、怪我の多さも懸念材料で、無理強いは出来ない状況。
チームはプレーオフ進出にあと一歩のところまで来ており、ここが補強のポイントということでこのデッドラインでは「買い」を決断し、今回のクレマー獲得に至っております。
ディーン・クレマーとは?
ディーン・クレーマーはキャリアの大半を通じて、リーグ平均レベルの成績を残しつつ、大きな怪我なく投げ続けてきた先発投手です。
ドラフトは2016年のドジャースの14巡目指名で、2018年7月にドジャースがマニー・マチャードを獲得したトレードで複数の選手とともにオリオールズへ移籍。
デビューは2020年の短縮シーズンでした。この年、4先発でメジャー初勝利をマークしています。2021年は13先発で0勝7敗、ERA 7.55と苦戦。しかし、2022年には8勝7敗、ERA 3.23と大きく成長。2023年には32先発で172.2イニングを投げ、13勝5敗とオリオールズの101勝シーズンの大きな原動力となりました。
その2023年から2025年にかけては各シーズンでERA 4.00台前半、奪三振、与四球もリーグ平均程度の成績を記録。
2026年はスプリングトレーニングの終盤に先発ローテーションから外れ、シーズン開幕をトリプルAで迎えました。オリオールズは、ザック・エフリンがUCL(肘の内側側副靭帯)の手術で離脱したことを受け、4月中旬に彼を昇格させたものの、すぐに右大腿四頭筋を痛め、2ヶ月間の離脱を余儀なくされました。
7月に入ってからはローテーションに復帰。しかし、直近5回の登板でクオリティ・スタート(QS)を達成したのはわずか1回にとどまり、最後の2試合では計14失点を喫しています。
クレーマーはもともとエリートと呼ばれるほど強烈なベロシティーを持ち合わせていませんが、4月には平均球速が94mph(約151km/h)近くだったのに、今月は92.9mphとわずかにダウン。ここはちょっと気になるところです。
多彩な変化球
もともとクレマーはファストボールとのコンビネーションで5種類の球種を織り交ぜて投げるタイプ。中でも左右の打者を問わずスプリッターを多様し、4シームの21%を超える30%のシェアで投げ込んできます。
あとはシンカー、カット、カーブが持ち球。
サラリー
MLSが2026年1月時点で4.112のクレマーは調停ステータスの2年目。今季のサラリーは1 年/$5.75M (2026)。
今季の残りはそのうちツインズが負担し、残債は約$1.75M。
ツインズは今シーズン終了後もクレーマーを保有し続けることができますが(2027年終了まで)、もし不振でシーズン終盤戦を迎えるようであれば、ノンテンダーとなる可能性があります。デュランの記事にも書かせていただきましたが、コストを削減するには調停の選手から手をつけるしかありませんから。
(BAL)ジョムナルド・レイエス
オリオールズが獲得したジョムナルド・レイエスは『ベースボール・アメリカ』誌によるツインズ内のプロスペクト・ランキングで12位。MLBパイプラインではオリオールズ移籍後は20位にランクインしています。
ジョムナルド・レイエスはドミニカ共和国出身で2025年のアマチュア・FA解禁時にツインズと6桁で契約($0.3225M)。つまり、才能はかなり評価されているということです。契約後のドミニカン・サマー・リーグ(DSL)でOPS .855、wRC+ 120を記録し、堅実なデビューを飾りました。その後、フロリダ・コンプレックス・リーグ(FCL)からフルシーズンのリーグへと順調にステップアップ。
レイエスは強靭な肉体と運動能力を兼ね備えた左投左打で、長打が魅力の選手。走力は平均的で、プロ入り後の短いキャリアの中で外野の全ポジションを経験しています。将来的には長打のあるRFとして機能する姿が有望視されています。
お読みいただき、ありがとうございました。

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