まさかこのチームがクラブ史上に残る連勝を記録するとは!
レッドソックスが止まりません!現地2026年7月19日、地区ライバルのレイズとの4ゲームシリーズのファイナルを迎えたこの日、2回表にビクトル・メサ・Jr.に2試合連続のソロHRを浴びて先制点を許したものの、すぐさま同点に追いつき、あっという間に勝ち越し。
中盤にも中押し点を入れ、6-1のスコアで勝利。連勝はついに13となりました。

13連勝目のゲーム展開
ソニー・グレイが12勝目
レッドソックスの先発はソニー・グレイ。36歳のベテラン右腕はこのゲーム前まで11勝1敗と絶好調。この日は2回表にイニング先頭のビクトル・メサ・Jr.に右中間に大きな当たりを打たれ、ウォールに反射した打球がトライアングル・スポットに転がるというアンラッキーな軌道をたどり、CFのセダン・ラファエラと2Bのロミー・ゴンザレスの懸命な中継プレーで対応。送球はホームでアウトのタイミングでしたが、ここはタッチをうまく回避され、メサのインサイド・ザ・パークHRが成立。1点を先制されます。ビクトル・メサ・Jr.は前日もスタンドインのHRを放ちましたので、2試合連続の一発でした。
ソニー・グレイはこの後もリッチー・パラシオスにシングル、テイラー・ウォールズにも四球を出し、ノーアウト1,2塁のピンチが続きましたが、ハンター・フェドゥーシアを三振、ヤンディー・ディアスとジョナサン・アランダをそれぞれ外野フライに仕留め、ピンチを脱出。
ソニー・グレイは3回表にもランナーを背負うも、以降は6回までスコアレスに抑え、結局、6.0 IPで91球を投げ、被安打5,失点1、ER 1、BB 4、SO 5とレイズ打線を抑え込みました。
ソニー・グレイは今季、12勝目を上げ、ERAは2.48となり、ERAランクはMLB4位、ALでは2位につけております。
そしてこれで9試合連続となるクオリティ・スタート(6回以上を投げER3以内)が成立しております。
すぐさま同点に
この日のレイズの先発は左腕のシェーン・マクラナハン。レッドソックス打線はまたもプラトゥーンで対策をし、1番にジャーマイ・ジョーンズをDHで起用し、ロミー・ゴンザレスは2Bで6番、LFにはジャレン・デュランを起用し、吉田正尚選手はベンチスタートで、残念ながらこの日は出番がありませんでした。
先制された直後の2回裏、レッドソックスは先頭のケイレブ・ダービンがLF前にシングルを放ってチャンスメイク。つづくロミー・ゴンザレスが三振に倒れた時にケイレブ・ダービンが2塁へスタート。これを捕手のハンター・フェドゥーシアが2塁へスローイングエラーを犯し、ダービンは3塁へ進塁。
つづくアンドリュー・マナステリオは2-2カウント後のインローの難しいチェンジアップに対応。これがLFへのタイムリー二塁打となり、ダービンが生還し、1-1の同点に。
ノーヒットで3得点!
3回裏、レッドソックスは摩訶不思議な得点経過をたどります。なんとノーヒットで3得点。
まずイニング先頭のジャーマイ・ジョーンズが四球で歩き、セダン・ラファエラがCFフライに倒れて1アウトなった後、ウィリャー・アブレイユが右腕にかする死球で出塁。さらにウィルソン・コントレラスが四球で歩き、1アウト満塁。
この後、パスボールで1点を奪い、2-1と逆転に成功すると、1アウト2,3塁でケイレブ・ダービンが3Bゴロを放ち、レイズ3Bのジュニオール・カミネロがこれに対応してホームに送球するも、3Bランナーのウィリャー・アブレイユに当たり、このイニング2得点目でスコアは3-1。送球がファウルグランドに転がる間にダービンは二塁へ進塁。
再び1アウト2、3塁となり、ロミー・ゴンザレスの2Bゴロの間にウィルソン・コントレラスが生還し、このイニング3得点目でスコアは4-1に。
なお、レッドソックスが安打なしで3得点を挙げるのは、「エクスパンション・エラ(球団拡張時代=1969以降)」に入ってからわずか5度目。前回は2015年4月14日のナショナルズ戦での7回裏に起こり、実に11年ぶりの出来事でした。
W・コントレラスが中押しの2ランHR
そして5回裏、レッドソックスはウィルソン・コントレラスに右中間への2ランHRが出て、中押しに成功。スコアを6-1とします。
ソニー・グレイ降板後はザック・ワイザート、ジョバンニ・モランそしてライアン・ワトソンとつなぎ、それぞれ被安打1でしたが、スコアレスにリレーして勝利。
13連勝となったのでした。
13連勝はクラブ史上2位タイで、1948以来のこと
レッドソックスがレギュラーシーズンで13連勝を達成するのはクラブ史上2位タイで、1948年以来のこと。実に78年前。
1948年は、テッド・ウィリアムズ(Ted Williams)、ボビー・ドア(Bobby Doerr)、ジョニー・ペスキー(Johnny Pesky)、ドミニク・ディマジオ(Dom DiMaggio)の時代。ジョニー・ペスキーはフェンウェイパークのRFファウルポールの愛称「ペスキー・ポール」の由来の人です。
なお、同じ顔ぶれで2年前の1946年には15連勝を達成。これがクラブ史上のベストです。
20世紀半ばのレッドソックスは圧倒的な強さを誇る「常勝軍団」。1946年のチームに至っては104勝50敗という驚異的な好成績をマーク。ただ、この年はワールドシリーズGm7でカージナルスに敗れました。
948年の13連勝を上げたチームは96勝をマークしたものの、クリーブランドとの155試合目に行われたタイブレーカー(順位決定戦)で敗北。ポストシーズンを逃しました。
あの「呪い」が大いに発動中の時期でもありました。
1ヶ月前とは別のチーム
ソニー・グレイは6月18日のブルージェイズとのGm3に登板し、QSを達成したもののチームは敗れ、ブルージェイズにスウィープされました。試合後、「今の我々は良いチームとは言えない。それが現実だ」という言葉を口にし、これが拡大され、トレード・デッドラインの噂にまで発展しました。
この頃は直近10試合で8敗という非常に厳しい、まさに苦境に立たされていた段階。
次のマリナーズとのシリーズには勝ち越したものの、レッドソックスはその次のコロラドでのシリーズでは負け越し。リードを守りきれず終盤に失点というパターンで敗戦を重ね、この時点で32勝46敗という成績でフェンウェイパークでのヤンキース戦を迎えることに。現地2026年6月25日時点での首位との差は15.5ゲーム。
しかもです。このコロラドからホームへの帰り便で専用チャーター機が不具合を起こして大幅遅延。フェンウェイパークでのゲームにぎりぎり間に合ったような疲労困憊の状態にありながらのヤンキースとの4ゲームシリーズの初戦に臨んだのでした。
ところが、レッドソックスはその現地2026年6月25日から始まったヤンキースとの4ゲームシリーズをスウィープ。この後のナショナルズとの3ゲームシリーズではGm2、3を落として負け越したものの、その後は13連勝。ヤンキースとの4ゲームシリーズから数えればここまで「18勝2敗」という快進撃です。
この日のゲームを終えてALイースト首位のレイズと6ゲーム差に。さらにワイルドカード・スポットではNO.3に収まり、NO.2のガーディアンズとは1.0ゲーム差。
シーズンを通して投手陣は安定していたものの、打撃不振で数ヶ月間苦しんでいたチームが、ついに打てるようになったのが今です。
投手力という根拠がありますので、いずれ連勝はストップするものの、大きな連敗は考えにくいです。
このまま快調に飛ばしてもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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