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【MLB2026FA】ジャイアンツがCFの守備固め!2025年に復活したハリソン・ベイダーと2年/20.5Mドルで合意

ジャイアンツ、OFのディフェンスを強化

 現地2026年1月26日、ナ・リーグ西地区のサンフランシスコ・ジャイアンツがフィリーズからFAとなっていたOFのハリソン・ベイダーと合意に至りました。

 OFの守備が弱いと言われていたジャイアンツでしたが、これでセンター・ラインの後方をがっちり固めることとなりました。

契約内容

 ジャイアンツとハリソン・ベイダーの合意内容は以下の通りです。

  • 2 年/$20.5M (2026-27)
    • パフォーマンス・ボーナス:$0.5M

ベイダーは待望のマルチイヤー・ディール

 ハリソン・ベイダーの誕生日は1994年6月3日。2026年6月で32歳になります。よって今回のディールは2年ということで33歳までのシーズンの契約。

前の契約 

 32歳となるベイダーは2024年から3シーズン連続でFAとなっていましたが、今回、これまで叶わなかったマルチイヤー・ディールを実現。過去2シーズンの2024年、2025年は、それぞれメッツとツインズで単年契約でした。

 前回のツインズとの契約は1年/$6.25M (2025) + 2026 $10M ミューチュアル・オプションでバイアウトが$1.5M。その他、アウォード・ボーナスやPA数によるバイアウトの増額の設定もありました。

 ハリソン・ベイダーはツインズでキャリア最高とも言っていい成績を残し、トレード・デッドラインでフィリーズに移籍。フィリーズでも終盤までは絶好調でこの好調が今オフの市場では高く評価されていました。

 この好調さもあり、市場に出た方が良いディールを得られると判断。今回の2年契約に結びつきました。

2025年のベイダーの打撃成績

 2025年、ハリソン・ベイダーは年間を通じてツインズとフィリーズでPA数(打席数)501で、打率.277、OBP .347、SLG .449、HR 17本、ダブル 24、トリプル 1、SB(盗塁)11(ただし、盗塁企図は18)をマーク。

  BBレート 7.8%はMLB平均の8.5%を下回るものの、OBPが.350近くに到達しているのはやはり安打数124が大きく貢献しています。

 ただ、2025年はSOレートが27.1%で2019年以来のシーズンワーストでもあり、MLB平均の22.5%を大きく上回ります。

 ベイダーの2025年の成功の大きな要素はBABIPの高さが挙げられます。その数値は .359。BABIPとはインプレーの打球が安打になる割合のことで平均は .290〜.309くらい。

 これはバレル・レートにも現れていて10.2%。バレルとは打球速度と打球角度の組み合わせを見ていて長打や本塁打になる確率が非常に高い領域のことで、バレル・レートとはその領域に達している確率が高いということであり、大谷選手などはその典型。5〜7%が平均レベルと言われていますから、ベイダーの10.2%は高い割合に属します。ちなみに大谷選手は23.5%(2025)です。嘘みたいな数値です。

 また、ベイダーのハードヒット・レートは40.3%で、こちらも非常に高いです。

 三振が多いので、BABIPの分母も下がっていい数字は出がちですが、よくわかることは強く捉えているということ。しかもかなりの確率で。三振の多さは強いスイングのトレード・オフ、つまり交換条件みたいなものです。

 2025年の年間の打率が.277ですから、当たる確率も高いし、当たれば間を抜けるほどの強い打球を放っており、中距離打者にとっては嬉しい数値かもしれません

 キャリア全体としての打撃成績は3046打席で打率.247、OBP .313、SLG .401。OFの打撃としてはそれほど強みがあるわけではありません。しかし、彼の強みは守備。もはやMLBのOF、とくにCFとしてはトップクラスです。

鉄壁のCF

 ハリソン・ベイダーはキャリア通算でCFで5925.2イニングに出場し、CFでのDRSは51でOAAは67をマーク。ツインズでは、CFのバイロン・バクストンを立ててLFを守ることが多かったですが、彼の本職はCF。

 2017年のOFでOAA67を上回った選手は、ムーキー・ベッツ、ケビン・キアマイアー、ドオルトン・バーショウ、マイケル・A・テイラーのわずか4人だけ。

SFGのOFの守備は頭の痛い問題であった

 今回、ジャイアンツがベイダーを獲得した背景にはOFの守備の数値の悪さがありました。

 主に守ったのはイ・ジョンフでしたが、DRSは-18でOAAは-5。彼は肩は評価されているものの、守備全体の評価は非常に低いです。同じくOFを守るヘリオット・ラモスはLFのDRSは-3、OAAは-8、CFのDRSは-15、OAAは-7、RFのDRSは0、OAAは-1でした。

 こうなるとベイダーがCF、ラモスがRF、イ・ジョンフはLFもしくはRFということになりそうです。

 ハリソン・ベイダーは32歳ですから今後2シーズンスピードが落ち始める懸念もありますが、打球判断など経験値によるものはむしろ上がると思われ、ジャイアンツとしてはセンターラインをしっかりと整えたということが言えるでしょう。

 過去にハムストリングス、鼠径部と故障した履歴はありますが、ここはもう誰でもそうなりますから、怪我に気をつけて頑張ってもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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