3連覇へ盤石過ぎる補強を実施!
決まってしまいましたね。3連覇を目指すドジャースに2年連続ALサイ・ヤング賞左腕のタリク・スクーバルが加入することになりました。こちらはまもなくオフィシャルとなる見込みです。
タイガースはここ2年、タリク・スクーバルの囲い込みを懸命に進めてきましたが、2025年オフには完全に暗礁に乗り上げ、2026年は調定としては史上最高額でサイン。そして、ついにその時が来たか・・・という感じがします。

このエゲツないディールの詳細を見て行きましょう。
トレード概要
ドジャースGet
- タリク・スクーバル(Tarik Skubal/29)LHP
タイガースGet
- リバー・ライアン(River Ryan/27※) RHP
- ※2026年8月17日で28歳に
- ザイヒア・ホープ(Zyhir Hope/21) OF| B/T: L/L
- ブレイディー・スミス(Brady Smith/ 21) RHP
ドジャースの贅沢税上のサラリー総額
ドジャースはタリク・スクーバルの今季の残り分として、約9.5Mを支払うことになります。かなりの金額ではありますが、ドジャースの前では上乗せに何の支障も出ないでしょう。

ドジャースの贅沢税上のサラリー総額ですが、タリク・スクーバルの$9.5Mを加算したとして現時点で約428,9M。今季のスレッシュホールドは$244Mですので、なんと約$185Mという空前の超過額。
ドジャースのローテーション
これでドジャースのローテーションは恐ろしいことになっています。
ワールドシリーズMVPの山本由伸投手、2026年オールスター選出のジャスティン・ロブロスキー、2026年に光る投球を見せているエメット・シーハン、ここに来て首脳陣の信頼も集まり始めた佐々木朗希投手。さらに、サイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネルと元オールスターのタイラー・グラスノーの2人がまもなくILから復帰予定。
これにサイ・ヤング賞2度受賞のタリク・スクーバルが加わり、さらに、ERA 1.79のまま、左膝と上腕二頭筋のイシューで投球をストップしている大谷選手もいるという凄さ。もうポストシーズンは1人1試合ずつで7試合を回せますね。
タリク・スクーバルとブレイク・スネルでサイ・ヤング賞を計4度受賞です。これは2014年にタイガースがジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーそしてデービッド・プライスとサイ・ヤング賞受賞者3人がローテーションにいたという豪華さに匹敵。この時は3人とも1度ずつ受賞していました。
LADはこのままT・スクーバルと長期契約を結ぶか?
こちらは直近2年のタリク・スクーバルの成績。文句なしの2年連続サイ・ヤング賞受賞。
| season | G | IP | W | L | ERA | SO | FIP | ERA+ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 31 | 192.0 | 18 | 4 | 2.39 | 228 | 2.49 | 174 |
| 2025 | 31 | 195.1 | 13 | 6 | 2.21 | 241 | 2.45 | 187 |
- 2年連続 AL ERA トップ
- 最多勝利(2024)
- 最高勝率(2024)
- BB/9 最少:1.520 (2025)
- 最多奪三振: (2024) ←2025年のSOはギャレット・クロシェの255に及びませんでした。
2026年は遊離体除去手術
タリク・スクーバルは2026年5月初旬に左肘の怪我で離脱。「これはもしかして前腕部の捻挫で長期離脱となるのか?と心配されましたが、診断の結果、遊離体が悪さをしていることが判明し、その除去手術で一旦は離脱しました。彼はナノニードル(NanoNeedle)を用いた手術を受け、この術式は開くことがないことから幹部への負担も軽く、手術から約1ヶ月後にリハビリ登板を開始し、結局、戦列を離れた期間はわずか6週間未満という短さで復帰してきました。
復帰当初は投球数やイニング数に制限がありましたが、直近3回の登板ではいずれも6イニングを超えて投球。7月29日のオリオールズ戦ではQS(クオリティ・スタート:6回以上を投げ自責点3以内)を記録し、タイガースでのキャリアを締めくくりました。この時はもうデトロイトのお客さんもわかっていて。降板時はスタンディング・オベーションで迎えられました。
2026年のスクーバルは怪我の影響もあり、過去2年ほどの圧倒的な支配力を見せてはいませんが、16試合の先発登板でERA 2.79、SOレート31%というさすがの成績を残しています。過去2シーズンと比べると、わずかに後退していますが、SIERAは2.67を記録し、キャリア最高の数字です。また、元々低かったBBレートは今季はさらに改善。キャリア最高の3.7%を記録しています(MLB平均は8.5%)。
今オフはCBA改定
タリク・スクーバルは今オフにFA資格を満たします。このタイミングでドジャースに移籍したからと言ってそのまま長期契約を結ぶかどうかはまた別の話です。
ただ、今オフはご承知の通り、CBA(労使協定)の改定年。サラリー・キャップ制やドラフトで高校生は指名しないなど新たな提案をMLBと選手会で話し合いますが、イシューが重すぎてロックアウトは必至と言われております。

前回の改定時は2021年12月2日から2022年3月10日まで99日間、ロックアウトが継続したのですが、今回、ロックアウトになった場合、これが一つの目安になりますし、もっと長引く可能性があり、場合によっては2027シーズンは162試合出来るかどうか。
この期間が重要でワールドシリーズが10月のある時点で終わったとして、約1ヶ月しか時間がありません。しかもFA解禁日はワールドシリーズ終了から5日後。となると、ロックアウト突入までに駆け込みで現制度のままサインするのか?あるいはロックアウト解除後にサインするのか?
今オフFAの選手はなかなか大変です。
ドジャースのチームドクターは名医のニール・エルアトラッシュ博士。タリク・スクーバルのナノニードル手術も同博士が実施しています。情報の取り扱いは慎重にしているのでしょうが、彼の肘が今後もどうなのか?ある程度の情報はもっているのかもしれません。そうなれば、サラリー・キャップが導入される前にもう長期契約を決めてしまうかもわかりません。
(DET)リバー・ライアン
デトロイトに動くリバー・ライアンはドジャースが復帰を待望していた右腕。彼を獲得するとはさすがタイガースも抜け目がないですね。リバー・ライアンは2026年8月17日で28歳になる右腕でドラフトは2021年のパドレスの11巡目指名。
2022年3月28日にマット・ビーティーとのトレードでドジャースに移籍。デビューは2024年で、7月下旬に加入後、先発した4試合でERA 1.33を叩き出し、一躍注目を浴びました。しかし、2024年8月に右前腕の張りを訴え、最終的に手術に。シーズンを早めに終えると同時に2025年も棒に振りました。

その後も健康面での懸念が続き、今シーズンはトリプルAで8試合の先発登板にとどまっています。
ジャクソン・ジョーブとのローテーション
タイガースにはやはりトミー・ジョン手術でリハビリ中のジャクソン・ジョーブという素晴らしいプロスペクトがおります。ともにヘルシーになったとしたら、タイガースはかなり明るい未来が開かれそうです。

(DET)ザイヒア・ホープ
タイガースはまた、ドジャーの野手のトップ・プロスペクトも得ました。リバー・ライアンの回復具合があまり思わしくないので、むしろタイガースはこちらをメインに考えているかもしれません。ザイヒア・ホープです。ドラフトは2023年のカブスの11巡目。
MLBパイプラインは彼をドジャース内で5位に、Pre-2026のプロスペクト・ランクでは20位にランクイン。

2026年はダブルAで.293/.369/.530をマーク。今季のメジャー・デビューはなさそうですが、近々タイガースの主力になる可能性を秘めた打者でもあります。オールスター選出3回を誇るライリー・グリーンや新たに昇格したトッププロスペクトのマックス・クラークと共に魅力的なOFを形成することになるはずです。
ちなみにホープがトレードに関わるのは、今回が2度目。前回は2024年1月にマイケル・ブッシュと右腕のイェンシー・アルモンテとのトレードで、左腕のジャクソン・フェリスと共にドジャースへ移籍してきました。
(DET)ブレイディー・スミス
21歳の右腕のブレイディー・スミスは2023年のドジャースの3巡目指名。2024シーズンを怪我のため全休し、2025年に復帰。2026年はクラスAとハイAで74.1 IPでERA 4.38。動画を見ていただくとわかりますが、ボールの角度といい、腕のスイングといい魅力的!これはいい投手です!!
ドジャースは3連覇出来るでしょうか??もうネットでは「帝国扱い」ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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