大熱狂のフェンウェイ
フェンウェイ・パークが熱狂の渦に包まれました!
現地2026年7月20日、地区ライバルのオリオールズとの3ゲームシリーズのGm2でレッドソックスがシーソー・ゲームを制して14連勝を達成!このゲームは決して易しい勝利ではなかった分、フェンウェイのお客さんは余計に熱狂に包まれました。
ペイトン・トーリが熱投
このゲームはレッドソックスが左腕のペイトン・トーリ(Payton Tolle)、オリオールズがシェーン・バズというピッチング・マッチアップ。
ペイトン・トーリは迫力満点の見た目ですが、まだ23歳で今季まではルーキー・ステータスです。この連勝がスタートする直前からローテーションの穴を埋めるかのように中4日の登板が続いていたこともあり、ここのところやや疲れが見えるトーリ。
それでも、この日はオールスターを挟んで中7日が空いて、5.2イニング、88球を投げてイニング・イートし、ブルペンの負担を軽減させました。
1回表は2アウトまで奪うも、アンラッキーな2塁打が2本続いて先制点を許したトーリ。1本はガナー・ヘンダーソンが放った3塁線への当たりが出っ張ったスタンドのウォールに当たり、LFとSSの間に反射した打球。もう1本はタイラー・オニールが放ったRF線へのフェンウェイ独特のグランドルール・ダブル。ただ、1回は1失点のみで切り抜けました。
ペイトン・トーリは2回表は先頭に四球を出すも、アウト3つは三振という投球。
その後、トーリは3回、4回を無失点に抑え、味方の援護もあり、3-1とリードして5回表のマウンドへ。
5回表、イニング先頭のクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドに94.4 mphの高めの4シームを左中間スタンドに運ばれる一発を浴び、2-3と詰め寄られます。この後もピート・アロンゾに死球を与えて出塁を許すも、コナー・ウォンが盗塁を阻止し、ピンチを脱出。
6回に4安打
6回表、トーリはガナー・ヘンダーソンをSSゴロに仕留め、まずは先頭打者の出塁を阻止したのですが、タイラー・オニールに95r.6mphのシンカーをCFに弾き返され出塁を許すと、コービー・メイヨーには96.2 mphの4シームで三振を奪い、2アウト。
しかし、ここからレオディー・タベラス、ジェレマイア・ジャクソンに連続シングルを打たれて1点を失い、スコアは3-3の同点に。
そしてクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドに今度はCF前にクリーンヒットを打たれてこのイニング2失点目でスコアは3-4で勝ち越しを許します。トーリはここで交代となりました。
今季は本当にいい働きをしているので勝ち星をつけてもらいたかったのですが、この日もそうとはいかず。トーリは5勝6敗です。トーリは、5.2 IPで被安打8、失点4、ER 4、BB 1、SO 9、HR 1という内容でした。最後はややバテがきたのかと思いましたが、SO9をマークしながら、88球にまとめましたから、品質の良い投球をしたと思います。
すぐに追いつくBOS
さて、トーリが好投している間、打線の方は2回表にウィルソン・コントレラスと吉田選手のシングルでチャンスメイクをすると、ケイレブ・ダービンのRFフライでウィルソン・コントレラスが激走。タッチアップで3塁へ進塁。足を痛めたようなそぶりも見せましたが、このままで続けました。
そしてこの後、ジャレン・デュランの犠牲フライでコントレラスが生還してレッドソックスが1-1と同点に。
3回裏には2アウトからセダン・ラファエラの放った二遊間への当たりを2Bのジェレマイア・ジャクソンがうまく処理するも、1塁へスローイング・エラーを犯し、これが得点のきっかけに。この後、ウィリャー・アブレイユ、ウィルソン・コントレラスのベネズエラ・コンビの長短打で2得点し、スコアは3-1に。
またもベネズエラ・コンビで得点!
上述のように6回表を終えて3−4と逆転を許したレッドソックスでしたが、6回裏、ウィリャー・アブレイユとウィルソン・コントレラスのベネズエラ・コンビがまたも長短打を繰り出し、スコアは4-4の同点に。
7回表、前のイニングで最後のアウトを奪ったタイソン・ゲレーロがイニングまたぎでマウンドに上がりましたが、先頭のテイラー・ウォードに二塁打、つづくピート・アロンゾにシングルを許し、ノーアウト1、3塁のピンチを迎えます。チャップマンに次ぐ剛腕のタイソン・ゲレーロはガナー・ヘンダーソンを三振に打ち取り1アウトを奪うも、つづくタイラー・オニールを2Bゴロに仕留めたものの、アンソニー・シーグラーがジャックルしてしまい、ダブルプレーを逃します。この間にテイラー・ウォードが生還して5-5の同点に追いつかれます。
ただ、この後は代打のディラン・ビーバーズから三振を奪い、失点は1で食い止めました。
7回裏に同点に!
7回裏、オリオールズはイェニエル・カノーをマウンドに。レッドソックスは先頭のコナー・ウォンがLFへシングルを放って出塁するも、つづくSSで先発の台湾のツェンチー・チェン(Tsung-Che Cheng )が2Bゴロでウォンが2塁でアウト。チェンは1塁に生き残りました。
アンソニー・シーグラーが2Bへの進塁打を放ち、チェンは2塁へ進塁。2アウト2塁でバッターはセダン・ラファエラ。ラファエラは2ストライクと追い込まれてから、カノーが決めにきたスウィーパーに対応。これが三遊間をライナーで破るヒットとなり、2塁からチェンが生還してレッドソックスは5-5の同点に追いつきます。
この時、フェンウェイは盛り上がっておりましたね。
8回裏にケイレブ・ダービンが勝ち越しソロHR
8回表、レッドソックスはギャレット・ウィットロックがマウンドに上がり、オリオールズ打線をダン者凡退に仕留めます。さすがの投球でした。
8回裏、レッドソックスはオリオールズのタイラー・ウォールズからウィルソン・コントレラスと吉田選手が連続三振を喫して2アウト。得点の入る可能性の高い2人が倒れたことで嫌な流れになりかけました。
しかし、つづくケイレブ・ダービンが2球目のアウトハイの90.5 mphのカットボールを強振。これが打球角度38度の高い大飛球で打った瞬間、それとわかるHR!ダービンのこの起死回生の一発でレッドソックスはついに勝ち越し。6-5とします。
ケイレブ・ダービンは身長5フィート7インチ(約170センチ)の3B。彼は絶不調であった4、5月のゲーム内でもキビキビと動き、出来ることは積極的にやってきました。そんな彼が今やレッドソックスの打撃のキーマンの一人となり、この日のようなヒーローになれたのは感慨深いです。今の姿は2025年にブルワーズでセンセーショナルな活躍を見せていたダービンそのもの、あるいはそれ以上です。
試合後、ダービンは「今夜以上の熱狂が(火曜日に)あるとは想像しにくいですが、もしかしたらあるかもしれませんね。どうなるかは分かりませんが、今夜は最高でした。他の選手がどう思っているかは分かりませんし、まだその話はしていませんが……もちろん、ここで歴史を作りたいですよ」と興奮気味に語っておりました。
チャップマンで逃げ切り
9回裏、アロルディス・チャップマンが2アウト2、3塁とまた劇場をオープンしそうな展開になりましたが、最後はテイラー・オニールの三遊間への当たりをチェンがライナーで処理してゲームセット。
レッドソックスがシーソー・ゲームを制し、6-5のスコアで勝利。14連勝を達成したのでした。

14連勝はクラブ史上2位
前日の13連勝でテッド・ウィリアムスやジョニー・ペスキーのいた1948年のチームの連勝と並んだレッドソックス。

この日の14連勝ではその1948年のチームを抜き、クラブ史上2位の連勝記録ということに。
そして15連勝を達成した1946年のチームのクラブ・レコードまであと1勝と迫っております。
直近ではカージナルスの17連勝
なお、MLBでの直近の大きな連勝記録は2021年のカージナルスで17連勝を達成しています。

またその前には2017年にインディアンスが22勝をマーク。これは歴代2位の記録。

1901年からは近代野球と言われていますが、その近代野球での連勝のベスト・レコードは1916年のニューヨーク・ジャイアンツで26連勝となっています。
今の戦力の状況から考えると、2017年のインディアンスの連勝記録がベストのような気もしますね。
レッドソックスは投手が良いので、まだ行くと思います。たとえ連勝が途切れたとしても大きなぶり返しもないように思います。ただ、コナリー・アーリーがすでに肘を痛めて離脱しているように、この日のペイトン・トーリの腕の疲れも心配でありますが、そのうちギャレット・クロシェも復帰しそうです。タナー・ハウクは2026年に復帰出来るかどうかの状態で2027年なら確実です。
お読みいただき、ありがとうございました。

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