キャリアNO.2の37HRのデバースがシーズン終了
現地2026年9月13日、サンフランシスコ・ジャイアンツは1B/DHのラファエル・デバース(Rafael Devers)が体幹の筋肉の負傷により60 Days ILに入れる手続きに入ったことを明らかにしました。ラファエル・デバースは9月12日のパドレスとのGm2が最後の出場試合となりますので、ILの登録は14日に13日に遡及してということになりそうです。
早ければ15日に手術
ジャイアンツの発表ではデバースは14日(月)にウィリアム・マイヤーズ医師の診察を受ける予定で、医師の判断次第では早ければ15日(火)にも手術を受ける可能性があります。
9月絶好調のデバース
ラファエル・デバースは9月に入り、とにかく打撃が好調で、12日を終えて.342/.457/1.000、OPS 1.457、HR 7、RBI 19をマーク。このままPOM(Player of the Month)を受賞しそうなペースで、安打を量産。また、12日のパドレス戦では2試合連続となる第37号HRを放ったばかりでした。
デバースの打撃にMLB Networkの解説陣も称賛の嵐。”Textbook”とまで評しておりました。
それくらいいい感じで過ごしていたデバースが急にシーズン・エンディングとなり、かなり驚いています。ここのところ、まったく、怪我の徴候などありませんでしたから。
Core muscle(コア・マッスル:体幹)とは?
デバースが負傷したCore muscle(コア・マッスル)とは、ずばり体幹のことで、体幹と言えば、脊椎を支え、上半身と下半身の動きを連携させる役割を果たしているのは多くの方がイメージ出来ると思います。では、体幹筋とは具体的にどこか?と言えば、腹筋、背筋、骨盤底筋などを含む、体幹の安定化を担う筋肉群のことです。
詳細は明らかになっていませんが、デバースの体幹の負傷はこれらの部位に生じる痛み、筋力低下、あるいは筋の分裂などなどがあったのでは?と思われます。
腹斜筋ならすぐにピンとくる場所ですが、おそらく範囲も広く、複数にわたっているのかもしれません。
かつてバーランダーも手術
体幹と言えば、実はジャスティン・バーランダーもタイガース時代(タイガースの黄金時代)の2014年1月9日に体幹筋の修復手術を受け、成功しております。そのときの執刀医もやはりウィリアム・マイヤーズ医師で、当時フィラデルフィアで処置しました。
バーランダーが体幹を傷めたのは2013年12月のオフシーズンのコンディショニング中です。
これも勤続疲労が原因と思われ、バーランダーは2006年から2013年まで8シーズン連続で30試合以上に登板し、2013年には34試合に登板。また、2007年から2013年まで7年連続で200イニング超を投じてきました。
バーランダーはいつ戻った?
術後、バーランダーは投球再開および春季キャンプへの復帰までに約6週間のリハビリ期間を要しました。
そして2014シーズンは3月31日のオープニングにも間に合わせ、2014年は再び32試合に登板して206.0イニングを投げ、15勝12敗でERA4.54をマークし、通常運転のシーズンとしました。
バーランダーのケースは今回のデバースの負傷の参考になるかどうかわかりませんが、これからオフシーズンにもなり、時間はたっぷりありますので、まずは完治させてから、スイングを開始し、スプリング・トレーニングでベストな状態に持ってこようというプランかと思います。
春先に大苦戦したデバース
ジャイアンツによると、デバースは「シーズンを通してこの問題と付き合いながらプレーを続けてきた」とのこと。
デバースの2026年の月別成績はご覧の通り。
| Split | G | H | 2B | HR | RBI | SO | BA | OBP | SLG | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| April/March | 31 | 25 | 4 | 2 | 11 | 40 | .207 | .248 | .289 | .537 |
| May | 28 | 33 | 14 | 5 | 19 | 33 | .306 | .356 | .593 | .949 |
| June | 26 | 21 | 6 | 8 | 14 | 32 | .214 | .313 | .520 | .833 |
| July | 25 | 24 | 3 | 7 | 17 | 21 | .267 | .370 | .533 | .904 |
| August | 28 | 28 | 5 | 8 | 18 | 24 | .272 | .375 | .553 | .928 |
| Sept/Oct | 10 | 13 | 4 | 7 | 19 | 11 | .342 | .457 | 1.000 | 1.457 |
3/4月の三振の多さから分かる通り、シーズン序盤は極度の不振に苦しみ、同時にチームの低迷も重なって、戦犯の一人と名指しされたことも。これもやはり体幹に問題があったがゆえだったのですね。
ただ、デバースは5月に入ってからは本来の姿を取り戻し、6月にやや落ちたものの、好調な打撃をキープしていました。
2026年シーズンは、633打席で.258/.340/ .525、wRC+ 135、HR 37をマーク。デバースのHR数のキャリアハイは2021年の38本。今季はキャリア・ハイを築こうかというでした。
ちなみに8月1日以降のデバースの成績は.291/.398/.674、HR 15で同期間における規定打席到達打者の中で最高のwRC+(187)をマークしていました。
序盤の不振はトレード・デッドラインでジャイアンツがデバースの契約を損切りしてでも実行するのでは?との憶測が飛びましたが、POBOのバスター・ポージーは冷静でした。
結果的にはジャイアンツの中でこれほど優れた数字を残している選手はおらず、高額なサラリーに見合う活躍をしているという活躍でした。
デバースの代わり
デバースの60 Days IL入りに伴い、ジャイアンツは、3AからOFのスコット・バンダゥラ(Scott Bandura)を40manロスターに入れ、そして13日のゲームからデビューさせました。
内野安打ながら、初安打を放っております。確かにスピードはすごいですね。
2023年のドラフトでプリンストン大学から7巡目指名を受けたバンドゥラは、今季、ダブルAとトリプルAで計604打席に立ち、.320/.407/.488という好成績をマーク。また、SB(盗塁)は38回の試行で34回成功させており、マイナーリーグ通算では114回の試行で102回成功という素晴らしい記録を誇っています。
スピード、出塁能力、向上した長打力、そしてOFの全ポジションをこなせる守備力を兼ね備えたバンドゥラは、2027年に向けてOFの構成を検討するジャイアンツにとって、注目すべき興味深い選手と言えるでしょう。
デバースが2027年の開幕から見られることを祈りたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。

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