まさにドンピシャのリーピング・キャッチ
現地2026年8月31日、オリオールズ@ロッキーズ戦で素晴らしいプレーが生まれました。
まずはそのシーンから。オリオールズのCFはコルトン・カウザー。
スーパー・プレーが生まれた流れ
オリオールズとロッキーズはともにそれぞれの地区で4位、5位のポジション。8月も最後のゲームとなり、注目度は正直なところ、高くないゲームでした。
このゲームはオリオールズ先発のケイド・ポヴィッチ、ロッキーズ先発のタナー・ゴードンがともにゲームメイクし、5回を終えて1-1の同点。
7回にダブルプレー崩れでO’sが勝ち越し
均衡を破ったのはオリオールズで、7回表、ロッキーズ2番手のマーク・マンフレディが1アウトを奪う間に2つの四球を出してピンチを招き、降板。3番手のニック・フラッソも代わりばなに四球を出し、1アウト満塁とされてしまいます。
オリオールズはここでコルトン・カウザーに打席が回り、1-2カウント後の難しいコースのチェンジアップに手を出さざるを得ませんでした。打球は2Bゴロとなり、4-6-3のダブルプレー。ここでオリオールズは1塁の判定に対し、チャレンジを行い、判定が覆って3塁ランナーの生還が成立し、1点を勝ち越し。2-1とします。
この後、オリオールズは7回裏をグラント・ウォルフラム、8回裏をアレックス・ホッピ、リコ・ガルシアの2人で凌いぎ、ゲームは9回へ。
9回裏、オリオールズはジョーダン・ロマーノの前に三者凡退で2-1のまま9回裏へ。オリオールズはアンドリュー・キットリッジを投入。キットリッジは1アウトを奪うも、トロイ・ジョンソンに二塁打を打たれ、HRが出ればサヨナラのシチュエーションを迎えます。
ロッキーズはエジキエル・トーバーの代打にザック・ビーンを、トロイ・ジョンソンの代走にライアン・リッターを送り、最善を尽くしますが、ザック・ビーンは三振に倒れて2アウト。後が無くなりました。
ここでバッターはジェイク・マッカーシー。1ボール後のシンカーがインコースの甘いところに来たのをジェイク・マッカーシーが捉え、コロラドということもあり、打った瞬間はサヨナラ2ランHRかと思いました。
ところがこれをコルトン・カウザーがドンピシャのタイミングでリーピング・キャッチをし、ロッキーズのサヨナラ勝利を阻んだのでした。これは本当に素晴らしいプレーでした。
ゲームはオリオールズが2-1で勝利。

O’sは勝率5割へ
この勝利により、オリオールズはALイースト4位ながら、69勝69敗で4月以来となる勝率5割に復帰したのです。
O’s、PSへ望み
これでオリオールズはポストシーズンにも望みが出てきました。ALワイルドカードの順位はご覧の通りで、ヤンキース、レッドソックスはかなりの確率でポストシーズン進出は決定的。3枠目が5割を巡る争いになっているのです。少しでも5割を超えれば、クリアーできそうな争いです。
(ALワイルドカード順位)
- ヤンキース: 78-60
- レッドソックス: 75-63
- ガーディアンズ: 69-68
- オリオールズ: 69-69
- レンジャーズ: 68-70
ブルージェイズ: 68-70
ALセントラルはホワイトソックスが72勝65敗(現地2026年8月31日終了時点)で首位。大失速さえしなければ、このまま逃げそうなポジショニングです。2位のガーディアンズがポストシーズンに進むにはワイルドカード枠しかないので、ガーディアンズも必死です。
ALウエストはアストロズが首位ですが、70-68で貯金が2しかなく、まだ日替わり首位状態で、レンジャーズにも地区優勝の可能性が残されています。ALウエストは勝率の関係で地区優勝しないとポストシーズンに進めない可能性が高く、優勝か敗退かで争っています。
ここにALイーストのオリオールズが勝率5割で浮いてきましたので、このままオリオールズが5割を超えていけば、3枠目をゲットしそうなポジショニング。ブルージェイズもまだ首の皮1枚、残っている状況です。
もし、このままオリオールズが3枠目をゲットしたとすると、ALイーストがポストシーズン進出の6枠中4枠を占めるということになりそうです。
ルイス・ロバート・Jr.獲得で拍車がかかるか?
さて、オリオールズですが、8月最後のこの日、ロスターに動きがありました。メッツからOFのルイス・ロバート・Jr.をウェーバーで獲得しました。
メッツは今トレードデッドラインでルイス・ロバート・Jr.の放出も視野に入れて動いておりましたが、この時は実現せず。ポストシーズン進出もないメッツはサラリー削減策の一環としてルイス・ロバート・Jr.をウェーバーで公示。これにオリオールズが応じたということです。
今季$20Mのサラリーのルイス・ロバート・Jr.は残りサラリーが約$2.99Mほどありますが、これをオリオールズが負担することになりました。また、ルイス・ロバート・Jr.は来季は$20Mのクラブオプションがあり、バイアウトは$2M。オリオールズはクラブオプション拒絶の際のバイアウトも負担することになります。メッツはサラリー総額を下げたことで、110%にかかる課税価格を若干下げたことになりますが、それほどインパクトはありません。

かつの5ツール・プレーヤーもここまでのキャリアは怪我に泣かされてきました、今季の成績は.223 /.303/.399、OPS .702、HR 10。それでも8月単月では.321/.520/.841と好調。オリオールズはここに希望を託した形となりました。
これが奏効すれば良いですね。
ちなみにオリオールズはロスターがフルだったので、SSのルイス・バスケスをDFAにしてスペースを作っております。
オリオールズがどうなるのか?なかなか面白いところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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