大谷の欠場は4戦でストップ
現地2026年9月7日、ドジャースはこの日からレッズとの3ゲームシリーズがスタート。144試合目です。
ドジャースのこれからのスケジュールはここ数年よくある「1シリーズ挟んで再戦」が見事に出ており、次のマイアミとのロード・シリーズを挟んでシンシナティでまたレッズとの4ゲームシリーズをこなします。
そのあとは9月18日から地元でのジャイアンツとの3ゲームシリーズをこなして、1日を挟んで地元でのパドレスとの3ゲームシリーズ。パドレスとの対戦はこれが最後です。そして最後は9月25日からサンフランシスコに移動してジャイアンツとの3戦をこなして9月27日が終了です。レッズ、ジャイアンツとの対戦が繰り返されます。
そんな中、前日のロバーツ監督の予告通り、大谷選手がスターティング・ラインナップに帰ってきました。これで大谷選手の欠場は4戦連続でストップということになりました。

復帰戦は3-0、1 BB、2 SO
チェイス・バーンズとの対戦
この日のレッズの先発はサイ・ヤング賞争いからやや後退したものの、おそらく投票では上位に来ることが予想される右腕のチェイス・バーンズ。100mph近い強い4シームを軸にシンカー、スライダー、チェンジップと完成度高く投げ込んでくる投手です。
そんなチェイス・バーンズとの対戦でリードオフに入った大谷選手は、1回裏、2球目の98.6mphのアウトハイの4シームに対応。良い角度(38度)に上がったLFへの飛球となりましたが、ここはLFフライに。
首から肩にかけてシルエットがやや細くなったように見えた大谷選手ですが、ここはチェイス・バーンズのボールの強さに圧されたような打球でした。伸びそうにも見えたのですが、しっかりと捉えたのは良かったと思います。
この後、3回裏の第2打席は足元へのスライダーに空振りをして三振。
チェイス・バーンズは3回でBB1、ヒットレス、スコアレスで交代となり、4回裏からは左腕のブランドン・ウィリアムソンがマウンドに。
5回裏、ドジャースは相手の3Bのエラーで2得点が入り、2-1と逆転した後に2アウト3塁で大谷選手に打席が回り、ここで1本出ればさらに流れを引き寄せるというシーンでしたが、大谷選手はウィリアムソンの変化球に合わずに三振。
7回裏、2アウトでランナー無しで第4打席が回ってきましたが、ここはウィリアムソンから四球を選んで出塁。復帰後初出塁となりました。
この日はこの4打席で終了。3打数0安打、BB 1、SO 1という内容でした。
希望の持てる復帰
試合後、ロバーツ監督は「最も重要なのは、打席での様子に懸念すべき点が見られなかったことだ。4日間休んで、その後に体調が良好な状態で戻ってこられたこと自体、すでに勝利だと言えるだろう」と述べており、大谷選手のこの復帰戦を希望の持てる状態と位置づけました。
E・シーハンが好投!
今日の大谷選手は存在感を示した出場となりました。
試合の方はドジャース先発のエメット・シーハン(Emmet Sheehan)が好投。シーハンは開幕から強いボールを投げ、奪三振も多かったものの、登板すれば2-3点の自責点を計上しておりました。それでもローテーションをしっかりと守っていたのですが、7月終盤から8月頭にかけての3登板で5HRを浴びるなど自責点の悪化が目立ち、8月3日にトリプルAオクラホマにオプションされておりました。
いつ復帰するか?というところでしたが、この日、メジャーに復帰して即先発に。
そのシーハンは1回表に2番のエリー・デラクルーズに一発を浴びて先制点を許すも、その後は奪三振ショーで5.2イニングを投げて10奪三振を記録。被安打もたったの3で、失点はHRによる1点のみで、いい復帰戦を飾りました。
ドジャースは5回裏に、先頭のテオスカー・ヘルナンデスがシングルで出塁し、その後2アウト1、2塁となり、ミゲル・ロハスがボテボテの3Bゴロを放ったところ、ケブライアン・へイエス(Ke’Bryan Hayes)が1塁へスローイング・エラーを犯し、1塁ランナーまで生還して2点を奪い逆転。
6回裏には四球で出た2人のランナーを置いて、テオスカー・ヘルナンデスが3ランHRを放ち、5-1とリードを拡大。
最終的には6-3のスコアで勝利。初戦を取り、これで連勝を5に伸ばしました。

大谷の二刀流は2027年までおあずけ
試合後、久々に公の場でのコメントを残すに至った大谷選手。
マウンド復帰が正式に否定されたわけではないものの、2026年中に再び登板することはない見通しです。本人も「おそらく、ないでしょう」とウィル・アイレトン氏を通じて語りました。
また、「これからは打撃に集中していくつもりです。これからは全体的なパフォーマンスが向上するはずだと確信している」とも語りました。
そして「特に意識していたのは、投球によって最悪の事態――つまり、全くプレーできなくなってしまうような事態――を招かないようにすることだったと思う」と最悪の状況も想定しての打撃集中という考えものぞかせました。
大谷選手は6月から体調不良に悩まされており、7月3日以降登板していない主な原因は左膝の痛みでした。さらに右上腕二頭筋の不調は、当初は打者として影響が出ていたものの、その後、投球の調整にも支障をきたすようになり、カージナルスとのGm3では明らかに苦しそうにプレーし、4打数、4三振に終わっていました。
そして体調とパフォーマンスの低下は、投手としての調整期間と時期を同じくして現れ、8月8日に投球プログラムを開始して以来、打率は.198(96打数19安打)、OPS.690、34三振という成績にとどまっていました。最後に投球練習を行ったのは8月28日で、当時は次の先発登板に向けた最後の確認項目と見なされていたが、登板回避となりました。
ドジャースと大谷選手は、レギュラーシーズン残り期間でスイングを本来の調子に戻すには十分な時間があると踏んでおり、さらなる後退を避けるためにも投球は一時休止ということになります。
大谷選手はシーズン全体を通じて、OPS .902、30本塁打を記録し、先発14試合でERA 1.79をマークしています。
大谷「2026年を学びの年に」
大谷選手は今シーズンの経験を糧にし、将来再び完全な二刀流シーズンを送れるよう努力していく意向です。本人も今季は「残念だ。だが、今シーズンを振り返ったとき、これを学びの機会として活かし、来シーズンに向けて成長につなげられるようにしたい」と前向きなコメントを残しています。
体調の万全な回復、そして打撃の復調がうまく行けば良いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
