大興奮のカブス@ブルワーズの最終シリーズGm2
現地2026年9月8日のカブス@ブルワーズのGm2はまさに神展開のゲーム。このゲームを面白くしたのは、カブスが初回からミズことジェイコブ・ミズロウスキーに食らいついて先制点を上げ、勝つ意思を十二分に見せたところ。そして中盤は互いに譲らず、ゲームは最終盤に。
ここでなんとカブスが2点をリードしてこれで勝った!というところまで来たのですが、まさか9回裏にドラマが待っているとは!そして延長に入ったゲームに蹴りを付けたのは7月にデビューしたばかりのルーキーでした。そのルーキーを送り出すときにパット・マーフィー監督が励ますところもなかなか良かったですね。

ミズロウスキー、またも104mph投球へ
前回登板の9月2日のカブス戦で4.0イニングで自責点5と今季ワーストのERを記録したジェイコブ・ミズロウスキー。7月20日のメッツ戦でも4.0イニング降板がありましたが、そのときは負担も考えてのあえてのショートイニングでの交代。ノックアウトによる降板というのは、前回登板が今季最初でした。
それもあってこの日のミズロウスキーは初回からパワー全開。もっとも、カブスのリードオフにはもはやMVPの筆頭と言ってもいいPCAことピート・クロウ=アームストロングが入っていましたから。
その注目の対決の第1打席ではミズロウスキーは、3球三振に斬って取りました。101.5mph、102.9mph、103.7mphの強烈な3球でした。
PCAはここまでミズロウスキーに無安打だったのですが、第1打席はその傾向の通りとなりました。
鈴木が2塁打で先制のきっかけ
しかし、カブスは1回表、PCAが倒れた後、鈴木誠也選手が2-2カウントからのスライダーに対応。これが素晴らし打撃で打球は右中間を破る二塁打。カブスがミズロウスキーから先制のチャンスを作ります。
3番のアレックス・ブレグマンはCFライナーに倒れるも、4番のマイケル・ブッシュが102.4mphの4シームを見事に捉え、これがRF前シングルとなり、鈴木誠也選手が生還してカブスがまずは先制点を奪いました。この攻撃は見事でした。
この後、ニコ・ホーナーもシングルを放ち、チャンスを拡げたカブスでしたが、つづくイアン・ハップは三振に倒れて1点止まりでした。
ブルワーズがすぐに追いつく
1回裏、ブルワーズはカブス先発のデービッド・ピーターソンからリードオフのジャクソン・チューリオが二塁打を放ってチャンスメイク。つづくブライス・トゥランがCF前にシングルを弾き返してブルワーズがたった2人で1-1の同点に追いつきます。
マット・ショーがナイス・ダイブ
この後、両クラブともに譲らず、守備でも見せます。2回裏にはジョーイ・オルティズの放ったCF前に抜けそうな当たりをマット・ショーが見事にキャッチ。これは素晴らしいプレーでした。
ミズは7回途中まで1失点
ジェイコブ・ミズロウスキーは2回以降はリズムに乗りました。出塁を許したイニングもありましたが、もう圧倒的な投球でカブス打線は何も起こせず。
ミズは7回1アウトで三振を奪ったところで降板。球数は93球でストライクは64球。被安打4、失点1、ER 1、BB 2、SO 9でした。 最後に投じた4シームもまだ99.6mphを記録しました。
鈴木が守備でも貢献!
カブスはデービッド・ピーターソンを5回1アウト、1失点で交代させ、その後はトレント・ソーントン(0.2イニング)、アーロン・シバーリ(2イニング)、ライアン・ロリソンと繋ぎ、無失点を継続。
その間、5回裏に2アウト1、2塁でトレント・ソーントンがウィリアム・コントレラスにRFへタイムリーとなりそうなシングルを打たれたのですが、これを鈴木がホームに強いボールを投げ、ジャクソン・チューリオを生還を阻止しました。これもすごいプレーでした。
9回表にカブスが勝ち越し
もはや意地の張り合いのように失点を防ぎあった両クラブは1-1のまま9回表に。ブルワーズは同点でクローザーのトレバー・メギルを投入するも、メギルはニコ・ホーナー、ペドロ・マルチネスに連打を浴びて、ピンチを招きます。
マイケル・コンフォートが四球で歩いて1アウト満塁となったカブス。ここでミゲル・アマヤに代わってカーソン・ケリーが代打で登場。この後の打者はPCAでしたから、ブルワーズとしてはケリーで締めたいところでした。
ところが、カーソン・ケリーはCFへ値千金の2点タイムリーを放ち、カブスが9回表に2点を勝ち越し。3-1とリードします。ブルワーズはこの後、DL・ホールを投入してさらなる追加点を阻止しました。
9回裏2アウトからブルワーズが同点に!
9回裏、カブスのマウンドにはジェイコブ・ウェブが上がりました。ウェブはジョーイ・オルティズを三振、ギャレット・ミッチェルをCFライナーに仕留めて2アウト。あとアウト1つに迫ります。
ブルワーズはクーパー・プラットの打席でしたが、ここにクリスチャン・イェリッチを代打で起用。そのイェリッチは期待に応えてRFへのシングルを出塁。
ここでバッターはジャクソン・チューリオ。土壇場2アウトで、HRなら同点という僅かなチャンスが残されておりました。そのチューリオは2球目のインコースへのチェンジアップに対応。ちょっと高かったです。打球はLFスタンドに入る2ランHRとなり、ブルワーズが瀕死のところから同点に追いついて蘇りました。神がかった展開でした。
10回裏にルーキーが決める!
延長10回表、カブスのゴーストランナーは鈴木誠也選手。先頭のアレックス・ブレグマンがCFへ大きなフライを打ち上げます。この打球は簡単に処理されて1アウト。この打球の深さから鈴木誠也選手は3塁へのタッチアップを狙いましたが、これをCFのギャレット・ミッチェルが3塁へ好送球を投げ、鈴木戦をタッチアウトとなり、ダブルプレーで2アウトに。
結局、カブスは表の攻撃で勝ち越しとはならず。
10回裏、ブルワーズはこのイニングから代わったケイレブ・ティールバーに対し、ジェイク・バウアーズが倒れるも、つづくウィリアム・コントレラスを申告敬遠。塁を詰めて近いところでアウトを取りたかったのかもしれません。
この後、サル・フレリックがLFへのシングルを放ち、ブルワーズは1アウト満塁の大チャンスを迎えます。バッターはルーキーのルイス・ララ。打席に向かう前にパット・マーフィー監督が声をかけてララの余計な力を抜いて上げたところもポイントだったかもしれません。
そのララは初球の77mphのカーブに対応。打球はLF線に落ちるヒットとなり、ブライス・トゥランが生還してブルワーズが4-3のスコアでサヨナラ勝利を収めました。
カブスにすればあと1人で勝利だったのですが、クレイグ・カウンセル監督も天を見上げました。
チューリオの存在感
それにしてもジャクソン・チューリオは試合でいい働きをしますね。2024年、ブルワーズは明らかな戦力ダウンでシーズンは苦戦するだろうと思われていたのですが、救世主のように現れたのがジャクソン・チューリオでした。このチューリオが打線をつなげたおかげでブルワーズは新たな野球を構築でき、2023年に続いて連覇を達成。そして2026年も地区優勝間近ですが、そうなれば4連覇となります。
本当にいい選手です。
お読みいただき、ありがとうございました。

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