通算78回目のデトロイトでのマウンド
現地2026年8月28日、ドジャースはデトロイトでのタイガース戦のGm1で、タリク・スクーバルが移籍後初のデトロイトでのマウンドに上がるというエモーショナルな登板となりました。
トレードデッドラインでの移籍が決まってから1ヶ月足らず。キャリア通算78回目のデトロイトでの登板を始めるに当たって、スタンドからは称賛とブーイングが入り混じったものとなりましたが、ここでサイ・ヤング賞を2度取ったことに変わりなく、タリク・スクーバルにとってはむしろ良い投球で恩返ししたかったようです。


トリビュート映像が流れる
試合開始前、スコアボードでトリビュートにはタリク・スクーバルのデトロイトでの勇姿がトリビュート映像として流され、タイガースとしてもタリク・スクーバルの貢献に感謝を表しました。それを見たスクーバルも感極まった様子でタオルで目を覆うシーンが見られました。
先制を許すも、効果的なチェンジアップ
彼がマウンドに上がると、コメリカ・パークにははっきりと聞こえるブーイングが聞こえました。その中にはスクーバルを応援する時の「スクーーブ(Skooooob)」という声援も多かったので、実際は入り交じったものでもありました。本人は試合後、「声援だったと思うことにするよ」と語りました。
1回裏、先頭のグレイバー・トーレスが痛烈な二塁打を浴びせ、まるで元チームメイトがスポーツマンらしい、いい形で歓迎をしたような形となりました。
ただ、その後、スクーバルは凄かったです。12人連続でアウトを奪いました。
5回裏、エドゥアルド・バレンシアが先頭打者として二塁打を放ち、連続アウトは途絶えました。そしてその後、マックス・クラークが2アウトから見事な三塁打を放ってバレンシアを生還させ、タイガースが1点を先制しました。
先制点を許したものの、タリク・スクーバルのチェンジアップの切れ味は抜群で、タイガースの打者から6度空振りを奪い、この日マークした7つの三振のうち、5つはこのチェンジアップで奪いました。
この日、タリク・スクーバルは6.0イニングを投げ、球数83、被安打4、失点1、ER 1、BB 0、SO 7という成績でした。交代はこの日の精神的な負担に加え、スクーバルが直近の2試合でいずれも投球数100球を超えていたこともあってのロバーツ監督の決断でした。
タイガースは堪えきれず
タイガース先発のドリュー・アンダーソンからチャンスは作るも、後1本がでなかったドジャースは、失点直後の6回表、タイガース2番手左腕のドリュー・ソマーズから1アウト後、カイル・タッカーが、タイガースのSS、ケビン・マクゴニグルのスローイング・エラーで2塁へ進塁。
この後、アレク・トーマスの打席でキケ・ヘルナンデスが代打で起用され、そのキケも期待に答えてRFへシングル・ヒットを放つも、これをタイガースのRFベン・マルゲリが、ホームでカイル・タッカーをアウトに。見事に失点をセーブしました。
ここまでは良かったのですが、つづくテオスカー・ヘルナンデスが四球で歩き、2アウト1、2塁でハンター・フェドゥーシアの打席でミゲル・ロハスが代打で起用され、ロハスはCFへしぶとくタイムリーを放ち、キケ・ヘルナンデスが生還。ドジャースは1-1の同点に追いつきます。タイガース、いいところまで凌いだたのですが、堪えきれなかったです。
ドジャースはさらに勝ち越しのチャンスで大谷選手でしたが、三振に倒れて1点止まり。
F・フリーマンが8回に決勝打
同点のまま8回表となり、ドジャースはタイガース4番手のジェイコブ・ワゲスパック(Jacob Waguespack)から先頭のテオスカー・ヘルナンデスがシングルを放って出塁。つづくベン・ロートヴェットが送りバントを決めてスコアリング・ポジションにランナーを進めると、大谷選手が進塁打を放ってテオスカー・ヘルナンデスが3塁へ進塁。
この後、フレディー・フリーマンが初球をCFに運んで、テオスカー・ヘルナンデスが生還してドジャースが1点を勝ち越し(2-1)。
ドジャースは8回裏にブロック・スチュアートがピンチを招くも、なんとか無失点で凌ぎ、9回裏はタナー・スコットが三者凡退に抑えてゲームセット。

2-1で勝利を収め、連敗を3でストップしました。
ドジャースはなかなか打線が繋がらず、この日も苦戦しましたが、強力な投手力で試合を制しました。
タリク・スクーバルもこの日の勝利でフロントが決めたこととは言え、デトロイトを離脱したことを少しは昇華出来たのではないかと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。

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