順調だった大谷の投手復帰時期はまた後方へ
現地2026年8月29日、ドジャースはデトロイトでのインター・リーグのGm2で、この日、またも打線が沈黙。Gm1ではタリク・スクーバルの快投に救われ、なんとか2-1で逃げ切ったものの、この日はブレイク・スネルが5回までに10奪三振と快投を演じたものの、またも1本が出ませんでした。


最後はケビン・マクゴニグルのサヨナラ安打でタイガースが2-1で勝利。ケビン・マクゴニグルはGm1で同点のきっかけとなるスローイング・エラーがありましたから、この日はそのリベンジを果たしましたね。
ドジャースは5戦連続で1点差ゲーム
ドジャースですが、直前のブレーブスとのシリーズから続いて5戦連続で1点差ゲームが続いており、このうち勝利はタイガースとのGm1のみ。
- 132試合目 8/25 Lose LAD 3 @ 4 ATL
- 133試合目 8/26 Walk-off/Lose LAD 5 @ 6 ATL
- 134試合目 8/27 Lose LAD 0 @ 1 ATL
- 135試合目 8/28 Win LAD 2 @1 DET
- 136試合目 8/29 Walkoff/Lose LAD 1@2 DET
今はオフェンスの破壊力が相当下がっている状況です。前向きな視点で捉えるなら、今、凹むことで、9月からポストシーズンにかけては逆に上がるサイクルになるはず・・・と思いたいですね。
大谷、デトロイトでのGm3を回避
そんなとジャースに力をもたらす要素として期待されていたのが大谷選手の投手復帰。
7月3日のパドレス戦を最後に、左膝と上腕二頭筋の痛みで登板を回避していた大谷選手。



その後、打者として出場を続けてきた大谷選手はマウンドへ復帰するための調整も続けてきました。

ブルペンでのセッションも順調そのものに見え、このままタイガースとのGm3に登板する予定まで立っていました。
しかし、Gm2でタイガースに1対2で敗れた後、デーブ・ロバーツ監督はデトロイトでのシリーズ最終戦に大谷選手を登板させないと明言。「万全(100%)ではない」ことを認め、「マウンドに上がるのはもう少し先になるだろう」と語りました。
負荷を上げたところ、再発
大谷選手は28日にブルペンで約20球を投げた後(これは通常の先発前調整よりも軽い投球数)、体調が万全ではないと報告。
登板を見送る主要因となっていた左膝の痛みが長引いており、投球に向けた調整の強度を上げるにつれて、他の身体的な問題とともに痛みが再発した形となりました。
ロバーツ監督も「率直に言って、シーズン終了までにすべてが100%の状態になるとは思えません」とロバーツ監督は語っています。
今後はドジャースがデトロイトでの遠征を終え、ロサンゼルスに戻り次第、投手としての大谷選手の今後のステップが決定される見込みです。それまでは1日の地元でのカージナルスとのGm1も選択肢の一つと見られていましたが、それも無くなりました。
ちょっとマウンドへの復帰時期は不透明となっています。
タイガースとのGm3はタイラー・グラスノー
なお、タイガースとの最終戦の先発はタイラー・グラスノーに決まりました。グラスノーの前回登板は、25日のブレーブス戦で5イニングで3失点でした。ロバーツ監督によると、もともとグラスノーは大谷選手が先発する場合でも、登板させる予定だったと語っています。ということは大谷選手が仮にGm3に登板したとしてはショートイニングで無理させないつもりだったのでしょうね。
気になる投球ペースアップ後の打撃不調
大谷選手は、左膝の問題で投球を中断するまで、14試合の先発登板で8勝2敗、ERA 1.79という成績をマーク。8月8日に投球を再開した際は膝の問題が解消されたと期待されましたが、その後の数週間で負荷を強めたことが、大谷選手の体にさらなる負担をかけることになりました。
気になるのは投球を再開して以来、大谷選手の打撃成績も低下している点です。直近20試合では82打数18安打(打率.220)、SO 26、BB 8。大谷選手自身は、以前から左膝は打撃に影響していないと示唆してきました。ロバーツ監督も、投球プログラムがスランプの直接的な原因だとは考えておらず、打席でのアプローチ(狙い球)の問題も挙げております。
今季の残りの方向性
大谷選手は二刀流選手として計り知れない価値を提供しているのは間違いなく、投球面で健康であれば、MLBで圧倒的な投手になり得る存在。
しかし、ドジャースにはすでに山本由伸投手、タリク・スクーバル、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、エメット・シーハンらを擁し、強力な先発ローテーションを構築済み。 マメの問題で離脱している佐々木朗希投手もおります。
肘の問題で離脱しているジャスティン・ロブレスキーがいないのはちょっと痛いですが、それでも強力な5名をカウント出来ます。ゆえに、現時点では大谷選手が投球に問題があっても、さほど大きな影響を与えません。
チームにとっては大谷選手に打撃面に期待している向きが強いのも確か。
ただ、本人はやはり二刀流でやりたいでしょう。本人のモチベーションのためなら二刀流の推進を後押ししたいでしょう。ドジャースは以前、シーズン終了までに5イニングを投げられる状態まで持っていけると考えていましたが、ロバーツ監督は「現座、その可能性は低くなっている」と認めました。
ドジャースとしてはポストシーズンで大谷選手に投打両面で最高のパフォーマンスを発揮してほしいと願っていますが、投手としては、健康状態やスケジュールの制約によって、ショート限定などある程度の制限がかかる可能性があります。
ドジャースがもし、すんなり「今季の残りは打者ONLYでお願い」と言ったとすると、それは大谷選手との信頼がかなり崩壊することを意味するでしょう。大谷選手としては投手としての復帰に付き合ってくれないんだ・・というふうに解釈することになりかねませんから。
筆者としては左膝の打撃面での影響を心配します。ブレーブスとのシリーズではかなり激しくベースランニングしました。26日のGm2の7回表の先頭での二塁打で1塁ベースを回った時のシーンはちょっと怖かったですね。
なお、タイガースとのGm2ではDHでフル出場尾で4打数1安打でした。
9月後半には投手として復帰出来るよう、応援したいところではあります。
お読みいただき、ありがとうございました。

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