6月10日以降、首位を譲らず!
現地2021年9月26日、ミルウォーキー・ブルワーズは、ニューヨーク・メッツとのゲームに8-4のスコアで勝利し、見事ナ・リーグ中地区の優勝を決めました!
Congratulations!
今季、非常に充実したピッチング・スタッフを抱えていたブルワーズは、安定した戦いを見せ、6月10日に首位を奪って以来、その座を明け渡すことなく、首位を独走しました。
4年連続PSへ
これでブルワーズは2018年以降、4年連続でポストシーズンへ出場することになりました。2018年は現エースのブランドン・ウッドラフがNLCSにリリーフで登板。カーショウからHRを放つというすごいシーンがありましたね。
クラブ創設が1969年のブルワーズは、これで4度目の地区優勝。実は、1981年もカウントすると5度目になるのですが、この年はストライキがあったため、前期・後期制というややイレギュラーなシーズンだったので、これをカウントしないなら、4度目ということになります。
【ブルワーズの地区優勝】
- 1981 (ストライキ 後期優勝)
- 1982
- 2011
- 2018
- 2021
なおブルワーズはリーグチャンピオンは1度(1982年)、ワールドシリーズ制覇はまだありません。
2021シーズンは投手力で制覇
ちょっと悪い要素から書きますが、今季のブルワーズのチーム打率は,234で、これはマーリンズに次いで2番めに悪い数字。
回復の兆しを見せた瞬間もありましたが、やはりクリスチャン・イェリッチの不調は痛かったです。
攻撃は打率の要素だけではありませんが、現地9月26日時点で得点は717。これは同地区ライバルで3位のレッズの方が高く、757点を上げています。
それでもナ・リーグ中地区を制覇したのは投手力ということが言えるでしょう。失点587はドジャースに次いで2位の少なさ。得失点差は+130。ナ・リーグセントラルではダントツで、これよりいいのはジャイアンツとドジャースだけです。
チームERA3.45はジャイアンツ、ドジャースに次いでナ・リーグ3位です。
先発4名が安定
ブランドン・ウッドラフを筆頭に、オールスターにも出場したコービン・バーンズ、一時はサイドラインにいたものの復活したフレディー・ペラルタ、エイドリアン・ハウザーがとにかく安定。さらにエリック・ラウラーも100イニング以上投げ、貢献しています。
なによりクローザーに、ジョシュ・ヘイダーがいることが大きな安心につながっています。そこにつなげるセットアップにデビン・ウィリアムスもいるのですから。
デビン・ウィリアムスは右手を骨折
なお、追記ですが、デビン・ウィリアムスは26日のセレブレーション(祝勝会)で、酔った勢いで壁をパンチ。右手を骨折する凡ミスを犯してしまいました。これには手術が必要です。29日に10Day IL入り。
今季、58試合に登板、8勝2敗、ERA2.50、WHIP 1.19のブルペンのキーマンがポストシーズンでは投げられそうもありません。
トレードも成功
今季、驚いたトレードの一つが、現地2021年5月21日にレイズとの間で行われたトレード。これでブルペンのJ.P. ファイヤライゼンとドリュー・ラスムッセンを放出し、SSのウィリー・アダムスを獲得。
ラスムッセンはいまやレイズのスターターのうちの1人ですね。
ウィリー・アダムスはブルワーズでは打率.285と大活躍。守備もいいですから、内野が非常に安定しました。その分、エラーの多かったケストン・ヒウラがポジションを失ってしまいましたね。
ブルワーズはALDSではブレーブスと対戦します。
楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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