(体調さえよければ)その手があったか!
現地2026年6月17日、レイズ@ドジャースのシリーズ・ファイナルが行われ、ドジャースは予定通り大谷選手が先発!相手レイズもシェーン・マクラナハンという左のエース格が先発し、いいマッチアップの対戦となりました。
このGm3のファーストピッチはローカル時間で12:30 PM。とにかく暑そうでしたね。摂氏で25.6度です。
先日(現地2026年6月11日)のパイレーツ戦に先発し、左ひざの炎症を患った大谷選手はこの日の登板までゲームに出つつ、慎重に調整。


よほどのことがなければスルーしないと思ってはいましたが、大谷選手は前回の登板でブリスター・イシュー(マメ)も発生させており、それも気になるところでしたが、予定通りに登板。
今日は投手ONLYしかし・・・
この日は投手ONLYで出場し、ランニングによる膝への負担を回避しました。ただ、投球時にも左膝への負担はありますし、とっさのベースカバーで走ることもあるのでこれで完全回避できたわけではありませんが、少しはリスクを下げたという起用でした。
そして大谷選手は6.0イニングで降板。これでお疲れ様・・・かと思いきや、すごいサプライズがありました。その前にまずは投球の方を見てみましょう。
- 3/31 : 2Way
- 4/8: 2 Way (中7日)
- 4/15: 投手ONLY (中6日)
- 4/22: 2 Way (中6日)
- 4/28: 投手ONLY (中5日)
- 5/5 : 投手ONLY (中6日)
- 5/13: 投手ONLY (中7日)
- 5/20: 2 Way (中6日)
- 5/27: 2 Way (中6日)
- 6/3: 2 Way (中6日)
- 6/10 2 Way (中6日)
- 6/17 投手ONLY(中6日)→後にPHで出場
トミー・エドマンが復帰
なお、このゲームはオフに右足首に手術し、開幕ILとなっていたトミー・エドマンがシーズン・デビュー。1番3Bで先発出場しました。これはドジャースにとって大きいですし、しかも早速、守備でいいプレーを見せてくれました。強打のマックス・マンシーはベンチ、2Bはアレックス・フリーランドという布陣でした。
大谷、6.0イニングを5K
この日の大谷選手の立ち上がりはコマンドも良かったです。特にカーブが効きました。バッテリーを組んだのはダルトン・ラッシングで、この日は大人しくて何より。
大谷選手はレイズのリードオフのヤンディー・ディアスに対し、初球のスウィーパーが外れたものの、その後はゾーン内に5球を投げ込み、空振り三振で1アウト。2番のジョナサン・アランダ、3番のセドリック・マリンズも抑え、三者凡退の立ち上がりでした。
2回表はジュニオール・カミネロにCFへのラインドライブのシングルを許すも、その後は3人で斬って無失点。
3回表は2アウトからヤンディー・ディアスに死球を与え(76,7mphのカーブ)、ジョナサン・アランダにシングルを許し、1、2塁のピンチを迎えるも、セドリック・マリンズを100.3mphの4シームでSSゴロに打ち取り、ここも無失点。
4回表は中軸を三者凡退に。ジュニオール・カミネロ、リッチー・パラシオスの打席ではいずれもカーブで三振を奪いました。
4回までは非常に順調だった大谷選手。味方も4回裏にアレックス・フリーランドのシングルなどで2点を先制します。なお、シェーン・マクラナハンは4回途中で被安打3、失点2、ER 2、BB 5、SO 3で降板しています。彼もトミー・ジョン手術から復帰して以降、調子が上がりませんね。
大谷、5回に4失点
ところが、5回表にピンチが訪れました。まず、先頭のビクター・メサ・Jr.にストライクとボールがハッキリとわかる四球を与え、出塁を許します。これはおやおや?左膝か?マメか?と故障が心配になる四球でした。
つづくハンター・フェドゥーシアにはボール先行となり、ストライクを取りに行った4シームをCFへラインドライブで弾き返され、これが2塁打となって、ノーアウトでランナー2、3塁。
そしてテイラー・ウォールズにはRFに犠牲フライを打たれて1失点(これで1アウト)。つづくヤンディー・ディアスにはスウィーパーをしっかりとCFへ 弾き返されてフェドゥーシアが還って2-2の同点に。
この後、ジョナサン・アランダ、セドリック・マリンズには連続シングルを許してこれで1アウト満塁。ここはいきなり正念場が訪れたという具合でした。
そしてジュニオール・カミネロにはあわやLF線への二塁打か!という強い当たりを打たれますが、この日3Bに入ったトミー・エドマンが球際の強さを発揮。1塁ランナーを2塁でフォースアウトにして2アウト目を奪います。ただ、この間に3塁ランナーのヤンディー・ディアスのホーム生還を許してレイズは3点目を挙げて3-2と勝ち越しに成功。
大谷選手はつづくリッチー・パラシオスに100mph近い4シームで圧すも、99.7mphのそれをRFへ弾き返されて、4失点目。ビッグイニングにしてしまいました。スコアはレイズが4-2とリード。これだけ連打を許す状況も珍しいです。
このイニングの連打は左膝が原因か、それともブリスター・イシューか、ちょっとわかりませんでしたが、このイニングで計26球を投げたことでブリスター・イシューを悪化させたのは事実で、パンツに出血が確認出来ました。
左膝は投球起因?
さて、少し遡りますが、問題になりつつある左膝の炎症について。大谷選手及びドジャースはまだ痛みと腫れのきちんとした原因を特定出来ていないものの、打撃よりも投球の方に原因がある可能性が高いと見ているようです。
大谷選手自身も投球のメカニクスがあまりよくなかったことだけは確かであると。
左膝の炎症を発症して以来、登板に備えて13日にキャッチボールを再開。登板2日前には腫れは引き、16日にはブルペンで投球。そしてこの日を迎えたわけですが、治りかけてはぶり返しを繰り返すと悪化の一方なので、なんとか快方を願うばかりです。
大谷選手は6回表のマウンドにも上がり、三者凡退に仕留めてこの日はここで降板。6イニングで被安打7、失点4、ER 4、BB 1、SO 5という内容でした。
ドジャース打線、大谷に勝ち星をもたらす
ゲームの方は5回裏にドジャース打線が1点を返して3-4とリードを1点差に縮め、大谷選手降板後の6回裏に打線が援護します。
6回裏、1アウトからアンディー・パヘスが2ベースを放ってチャンスメイクすると、つづくフレディー・フリーマンがCFへ2ランHRを放ち、ドジャースは5-4と逆転に成功。
フレディー・フリーマンはこれで12号。フリーマンはこのゲームを含めた直近5試合で2HR目。ベテランがかなり調子を上げてきました。
大谷、DHの代打で登場!
6回表で降板した大谷選手。これで今日の出場はもう終わりかと誰もが思ったと思うのですが、なんと2アウト後、5番DHで出場していたミゲル・ロハスの代打で登場!ネクスト・バッターズ・サークルに大谷選手の姿が出てからスタンドもざわつき、バッター・ボックスに入る頃には割れんばかりの拍手が起こりました。
しかし、大谷選手はレイズ4番手のケビン・ケリーが投じた初球の94.3mphのシンカーをSSゴロ。惜しくも出塁ならずでした。
二刀流のルールとして、二刀流の選手が投手ONLYで先発し、DHで出場していない場合、代打で出場することは禁止されているのですが、DHの代打としてなら、許されます。ただし、そのチームはそれ以降の時間はDHなしで試合を続行しなければなりません。
よって、7回表からドジャースは投手が打順に入り、大谷選手に代わって2番手のエドガルド・エンリケスが5番Pで出場し、以降は3番手のジャック・ドライヤー、4番手のアレックス・ベシアも5番Pで出場しました。ただ、打席は回ってきておりません。それを計算した上での5番Pでした。
なお、大谷選手降板後はエンリケス、ドライヤー、ベシアともにスコアレスに抑え、大谷選手に勝ち星をもたらしました。

大谷のERAは1.47に
大谷選手はこの日、6.0イニングを投じ、自責点が4でしたので、ERAがついに1点台になりました。それでも1.47。
最初の10試合で7失点(ER5)に抑えていた大谷選手ですが、直近2試合では8失点(ER7)とやや失点が続いております。
これは左膝の炎症とブリスター・イシューも関係しているのでしょうね。
そしてナ・リーグのERAランクではサイ・ヤング賞候補の一人でもあるジェイコブ・ミズロウスキーが1.34でトップ。大谷選手はこの日も規定投球回数に到達しておりません。ドジャースはこの日が75試合目で、大谷選手のIPは73.2でわずかに足りず。
たとえ、大谷選手が規定投球回数に達していたとしても、現時点では2位です。
本来ならブリスター・イシューがあれば一度ローテーションをスキップさせたいところですが、規定投球回数の制約があるので、中6日のペースを崩せないです。やはり規定投球回数を満たした方がサイ・ヤング賞の選考にはプラスになるでしょうから。
ジェイコブ・ミズロウスキー、クリストファー・サンチェス、クリス・セール、ポール・スキーンズ、山本投手ら名だたる投手と争っているゆえに、なかなかローテーションは飛ばせませんね。
とにかく左膝とブリスター・イシューが完治することを祈るばかりです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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