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【MLB2022FA】「4年58Mドル!」ライセル・イグレシアスを取り戻したエンゼルスのディールについて

MLB移籍/FA情報

エンゼルス、クローザーの再契約に成功

 本日もサインしたその日に書ききれなかったディールの詳細について記載したいと思います。

 エンゼルスは現地2021年11月30日、CBAの期限を1日残してクローザーのライセル・イグレシアス( Raisel Iglesias )と再契約しました。

契約内容

 ライセル・イグレシアスの直近の契約は2018年11月にレッズと調停を避けてサインした、3年/$24.125M(2019-21)。2021年のサラリーは$9.125M。 

 2020年12月にトレードでエンゼルスに移籍。今オフはこの契約が切れ、初のFAということでした。

 今回、エンゼルスとサインした内容は以下の通りです。

  • 4年/$58M (2022-25)
    • 支払い:2022:$10M/ 2023-25: $16M
    • AAV(Annual Average Value):$14.5M

 オプションはついていませんが、ひょっとしたら、ロックアウト後にこの枠内で何か調整が入るかもしれません。もしこれにプラスする要素があるとしたら、アウォード・ボーナスですね。

通算140SVのクローザーが驚きのサラリー

 驚くのはサラリーです。通算140SVを上げ、直近のシーズンで65試合も投げて34SVをマークした右腕がAAVで$14.5Mというのは、その価値から考えると安かったと思います。2021年はシーズン途中までホワイトソックスのリアム・ヘンドリクスとセーブ数で並ぼうかというところまで来ましたから。しかも優勝争いから離れたクラブでの34セーブ。これは価値があります。

ライセル・イグレシアスとは

 ライセル・イグレシアスは1990年1月4日生まれ。まもなく31才になります。

 キューバ出身で、国内リーグでは20才から3シーズン活躍。3年めの2012-13シーズンでは12セーブをマーク。2013年のWBCキューバ代表。

 そして、2013年11月に亡命に成功。

キャリアの浅いうちからサラリーは高め

 ライセル・イグレシアスは2014年6月にアマチュアFAとしてレッズとサイン。この時の内容が7年/$27M(2014-2020)

 サラリーは1年目こそ$0.5Mでしたが、2年目の2015年に$1Mに、2016年には$2.5M、2017年は$3.5M、2018年は$4.5M、2019年は$5M、2020年は$5Mという設定。

 通常は調停前であれば、メジャー最低年俸の$0.5M近辺です。ライセル・イグレシアスの場合はキューバ国内リーグで実績があったことや24才という年齢の要素もあり、最初から高めの設定でした。今回のサラリーが思っていた以上に安いと感じるのは、メガディールを結ばなくてもキャリアの浅いうちから早めに$1Mに到達していたがゆえに、FAになったからと言って大幅なサラリー・アップが不要だったからという点もあるかもしれませんね。

 活躍とサラリーが比例しているので、次のCBAのサラリー設定のモデル・ケースになっているかもしれませんね。

スタッツ

 2015年のデビューイヤーは先発がメインで、16スタートで3勝7敗、ERA 4.15。2016年も先発でしたが、このシーズンからリリーバーとなりました。そして2017シーズンから本格的にクローザーへ転校。

 2017年から2019年までは3年連続で60試合以上に登板。28-30-34セーブとクローザーとしての安定感を発揮。

 2021年は65試合、70.0イニングに登板し、7勝5敗、34セーブ、ERA 2.57。SO9は13.2、BB9は1.5、HR9は1.4。

 今季、9回に失点するケースは何度かありましたが、クローザーと言えども打たれることはあります。30セーブ以上を上げているシーズンが2021年も含めて3度もあるというのは、やはり頼もしい限りです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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