スポンサーリンク

【MLB2021】大谷選手、登板日に44号を放つも、ワイルドなアストロズに苦戦

21度目の登板は2番P

 現地2021年9月10日、大谷選手がミニッツ・メイド・パークにてアストロズ戦に登板。今季21度目のマウンドは、2番Pでの出場となりました。

 現在、9勝1敗の大谷選手。この日は1918年にベーブ・ルースが達成した2桁勝利、2桁HRの達成も期待されていましたが、とにかくアストロズがワイルドでした。

弾丸ライナーの44号!

 打線が強いアストロズが相手ということで、大谷選手の降板後も考えて、エンゼルスはDHを使って大谷選手を投手に専念させるかも?とも筆者は考えました。しかし、エンゼルスはポストシーズンへの進出が確率的には0でないだけで、実際はほぼないと言っていい状態ゆえ、ここは勝敗よりも、今季の大谷登板日のスタイルを踏襲した形となりました。それで良かったと思います。

第1打席でのHR

 9月に入り、やはり疲れからか、打席では三振が多くなった大谷選手。二刀流に加えて盗塁も23をマークするなど本当にフル稼働です。そうなると、動きを止める筋肉がさすがに緩んできているのではないか?と心配していました。三振数増加もそれが原因ではないか?と思っていましたが、このゲームでは第1打席でいきなりそれを払拭する当たりを見せました。

フランバー・バルデスから

 アストロズの先発はフランバー・バルデス。2020年は大活躍でしたね。今季は出遅れましたが、復帰後は9勝までたどりついています。緩いボールを投げるゆえ、大谷選手はタイミングを狂わされれば、スイングが止まらなくなるのではと心配しましたが、すごい当たりのHRを放ちましたね。

 44号は弾丸ライナーでした。

 その前のインコースのボールを見ても、フロント・ドアでかなり体に近づいてくるボールでしたが、よくあんな動くボールに対処したなと思います。

 自身を楽にする先制HRとなりましたね。

アストロズはさすがの重量打線

 こちらはアストロズのこの日のスターティング・ラインナップ。ホセ・アルトゥーベとカルロス・コレアが今季は復調していますので、かなりの重量打線です。一応、8番、9番はなんとか一息はつけそうでしたが、1番から7番が厄介すぎる打線ですね。

初回から97mph

 前回のアストロズとの対戦は5月11日で、この時は7回を被安打4、失点1、10奪三振と好投した大谷選手。このときはアストロズも2位でようやくエンジンがかかってきた頃。

 大谷選手も進化していますが、アストロズ打線も今となってはかなり進化しています。

 ここのところ、ゲームの流れを考え、序盤は抑え気味、中盤からギアを上げ、登板直前にその日のMaxスピードをもってくるようなペース配分だった大谷選手でしたが、この日は違いました。やはりアストロズ打線を意識してか、遅いボールを使いながらも、4シームは97mphを超えてきました。

 ただ、アルトゥーベとブレグマンには安打を許したものの、初回は無失点。2回表には援護点もあり、いいペースだった大谷選手。2イニング目も無失点で切り抜けました。

2巡目につかまる

 しかし、アストロズ打線が2巡目に回った3回裏、大谷選手は捉えられました。アストロズはホセ・アルトゥーベが出塁し、アレックス・ブレグマンで還すという得意のパターンを展開。このイニングはヨルダン・アルバレス、カルロス・コレアにもタイムリーを許し、3失点。逆転を許します。

4回に降板

 4回裏、上位打線の前に出塁を許した大谷選手。アレドミス・ディアスに死球、8番のチャス・マコーミックにはシングルを許し、ノーアウト、ランナー1、2塁のピンチ。マルドナードで1アウトを奪ったものの、3巡目のホセ・アルトゥーベにはまたしてもシングルを打たれ、4失点目。

 1アウト、ランナー1、3塁でマウンドを降りました。この後を継いだアンドリュー・ウォンツが大谷選手が出したランナーを還してしまったので、これも大谷選手の自責点に。

 この日は、3.1イニングで被安打9、自責点6、奪三振1とかなり苦戦してしまいました。

 エンゼルス打線ですが、大谷選手が3回に3失点を喫し、2-3と逆転された直後の4回表に、カート・スズキのタイムリーなどが出て4−3と逆転し、大谷選手を援護しましたが、4回裏の6失点が響き、5回表にジョー・アデルのトリプル兼送球エラーで1点を追加するのが精一杯。

 ただ、3番手以降のブルペンは頑張り、5回以降は1失点で締めたのは良かったと思います。

 大谷選手は今季2敗目。10勝目は次回にお預けとなりました。

 大谷選手はホセ・アルトゥーベに3打数3安打、アレックス・ブレグマンには2打数2安打と、キーマンとなるこの2人に良いようにやられてしまいました。次回はねじ伏せてもらいたいですね。

あと3度ありそう

 エンゼルスはこの日が141試合目。残り21試合。大谷選手は最大であと3度、回ってきそうです。二桁を超えてもらいたいですね。

 中6日空けるとして、次は17日ならアスレチックス戦。その次は23日ならアストロズ戦、もしくは24日ならマリナーズ戦。今季最後の登板はおそらく10月1日から始まるマリナーズとの3ゲームシリーズのどこかになるかもしれません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】好調だったマイク・トラウトが離脱!左膝を手術へ
【MLB2024】「手応えあり!」アスレチックスが東海岸タフシリーズを4勝3敗で勝ち越し!NYYにはタイ、O’sには勝ち越し!
【MLB2024】レッドソックス、ジョーリー・ロドリゲスをDFAにし、上沢投手をメジャーに
【MLB移籍2024】レッドソックス、カブスで出場機会に恵まれなかったギャレット・クーパーを金銭トレードで獲得!
【MLB2024】プレーヤーズ・ウィークエンドが復活!人気企画も前回とは違う装い
【MLB2024】ピート・クロウ=アームストロング(カブス/NLROY候補)がメジャー初HRを放つ!
【MLB2024】A’sが投手力でヤンキースをねじ伏せる!JP・シアーズ、メイソン・ミラーがシャットアウト・リレー
【MLB2024】大谷選手が日本人メジャー歴代最多HRを達成
【MLB2024】シーズン最初の5先発でERA 0.66! カッター・クロフォード(BOS)がクレメンスに並ぶ!
【MLB2024】カブス・今永投手はついに初自責点を記録するも、またもQスタート達成で3勝目
【MLB2024】レンジャーズ、ジャック・ライターがついにメジャー・デビュー!しかし、翌日にAAAへ
【MLB2024】タナー・ハウクがシャットアウト勝利!試合時間はたったの1時間49 分!
【MLB2024】ムーキー・ベッツが5-5! 過去のキャリアハイの打率.346、安打数 214を超えるシーズンになるか!
【MLB2024】マイケル・ローレンツェンのレンジャーズ・デビューはスコアレス投球!
【MLB2024】カブスの鈴木誠也選手が10 Day ILへ(右腹斜筋)
【MLB2024】カブス・今永投手が2勝目!ERA は未だ0.00 !鈴木誠也選手が勝ち越し援護弾!
【MLB2024】アスレチックス、投手陣が改善!P・ブラックバーンは19.1 IPスコアレス、メイソン・ミラーは104mphを記録
【MLB2024】ホワイトソックスは試練が続く!3Bのヨアン・モンカダが少なくとも3ヶ月の離脱へ(右内転筋)
【MLB2024】レッドソックスのトレバー・ストーリーが左肩手術で今季終了!ニック・ピベッタも肘痛を発症
【MLB2024】レッドソックス、セダン・ラファエラと8年/50Mドルで延長契約
【MLB2024】日食(Solar eclipse)
【MLB2024】スティーブン・ストラスバーグの引退が正式に決まる!
【MLB2024】UCL損傷の投手が続出!シェーン・ビーバー、スペンサー・ストライダー、エウリー・ペレス、J・ロアイシガら(追記あり2)
【MLB2024】山本由伸投手、2度の満塁のピンチを乗り越え、メジャー初勝利!5.0 IP、8 K!
【MLB2024】カブス、ドジャースに打ち勝つ!鈴木選手は3 RBI、大谷選手は今季2号
【MLB2024】「出ました!」大谷選手、爆音とともに今季第1号HR!
【MLB2024】「お待たせ!」と言わんばかりにブライス・ハーパーがグランドスラムを含む3HR
【MLB2024】早くもノーヒット・ノーランが成立!アストロズのロネル・ブランコがキャリア8戦目の先発で偉業を達成
【MLB2024】パイレーツがルーキー・ジャレッド・ジョーンズの好投もあり開幕4連勝
【MLB2024】山本由伸投手がホーム・デビュー!途中からの降雨にもかかわらずスコアレス投球で好投
タイトルとURLをコピーしました