情報量が多すぎたナッツ@レッドソックス戦
レギュラーシーズンの半ばを告げる現地2026年6月30日、フェンウェイパークでのナショナルズ@レッドソックス戦でベンチクリアー案件が発生。
直前のヤンキースとの4ゲームシリーズをスウィープで飾り、さらなる連勝街道を走りたかったレッドソックスでしたが、この日は色々とインシデントが発生し、一旦は小休止という形となりました。
4回にベンチクリアー
まず、触即発の事態から。ナショナルズの先発は右腕のケイド・カヴァーリ。 2回以降、ケイド・カヴァーリの100mph近くをヒットする豪球とスライダーに手を焼いていたレッドソックス。

トラブルは4回裏、1アウト後にウィルソン・コントレラスがフルカウントからのスウィーパーを見逃し、三振を奪われた直後に発生。
ケイド・カヴァーリがかなりはっきりとした音声で「座ってろ、坊や(Sit down, boy!)」と叫んだことに端を発しました。
これに対してウィルソン・コントレラスは「俺に言ったのか?」と言い返すような素振りを見せ、マウンドに歩み寄り、両チームの選手が入り乱れる騒動へと発展しました。ウィルソン・コントレラスは制止する選手に阻まれ、カヴァーリの元へたどり着くことはできなかったものの、ナショナルズのエースに向かってヘルメットを投げつける事態に。
ただ、小競り合いや押し問答はあったものの、実際に拳が振るわれることはなく、騒動は約11分間の中断で収まりました。ただ、ウィルソン・コントレラスはダグアウトに戻ってからもさらに怒り爆発の様相。
4人が退場
この小競り合いにより、レッドソックス側ではウィルソン・コントラレスが退場。ウィルソン・コントレラスはレッドソックスの選手として史上初めて、2試合連続で退場処分を受けた選手となりました。
他にユーティリティプレーヤーのネイト・イートン、そして監督代行のチャド・トレイシーも。
一方、ナショナルズ側では、前日に先発した右腕のマイルズ・マイコラスが退場。これら4人の退場処分はすべて、クルーチーフ兼二塁塁審のヴィック・カラパッツァによって下されております。後述しますが、彼も別件でおかしなジャッジを下しております。
チャド・トレイシーが退場処分となったのは騒動の原因のケイド・カヴァーリがそのまま試合にとどまったことを不公平だとアピールを続けていたため。
伏線
試合後、ウィルソン・コントレラスは打席に入る前にケイド・カヴァーリの良さを捕手のケイバート・ルイーズに話していたといいます。「いい球をもっているな」と。
コントレラスは、コメントでは何か発言してきた態度にキレたと語っており、正確には何を言われたか聞き取っていないとのことでしたが、おそらく「ボーイ(boy)」は認識したのかと。それで、「誰に言っているのか?」とキレたと。
一方、ケイド・カヴァーリの方はどうだったかというとインタビューで「あの時はただカッとなっていただけだ。負けず嫌いな性格だからね。彼に『座ってろ(ベンチに下がれ)』と言ったら、彼が『俺に言ったのか?』と聞いてきたんだ。俺はただそこに立っていて、『聞こえただろ』と言っただけ。大したことじゃないよ。それだけのことさ」と、きれいに「Boy」の部分は回避。
ここだけを見るとかなり失礼な発言だとは思います。
ただ、これにも伏線があり、1回裏終了のことです。
塁に残っていたコントレラスがフィールドを横切る途中でカヴァーリの前を横切り、通り過ぎる際に腕が投手に触れるような形に。これは確かに投手とすれば腹が立ちますね。
ただ、コントレラスはカヴァーリに「すまん」と言うことで腕を上げてケアしていたシーンは見られました。
しかし、カヴァーリはそれを聞いていなかったという。この時、カヴァーリ側からすればこれで火が点いていたということになります。
なお、小競り合いで激しかったのはマイコラスとネイト・イートンで、互いを突き飛ばし合っておりました。
走路逸脱
1回表のことです。四球で出たカーティス・ミードがコナリー・アーリーのピックオフにひっかかり、2塁へ進塁しようとしたシーン。明らかに走路逸脱で送球の軌道を妨害したにもかかわらず、ここはセーフ判定となり、ミードがランナーに残りました。この判定はさすがにまずいです。
コナリー・アーリー、左肘を故障
レッドソックス先発のコナリー・アーリーですが、4イニングでスコアレスだったにもかかわらず、降板。どうやら左肘前腕に違和感があるようで、大きな怪我につながらなければ良いのですが、ちょっとよろしくない状況です。
トミー・ケインリーがDFAに
このゲームは1回裏にレッドソックスが1点を先制し、ロースコアで進んでいたのですが、5回に同点に追いつかれ、7回にはまたもブルペンが炎上し、3失点。そして8回のマウンドに上がったトミー・ケインリーが4失点とゲームを決めてしまい、スコアは8-1でナショナルズが勝利。

試合後、トミー・ケインリーはDFAとなりました。
とにかくこの日はいろんなことが起こりましたが、いかんせん打線は悔しいかなケイド・カヴァーリに完全に封じられました。
コナリー・アーリーが長期離脱ということなれば、レッドソックスのトレード・デッドラインにも影響しそうです。どうなるでしょうか?
お読みいただき、ありがとうございました。

コメント