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161試合目、ブルワーズが惜敗!ナ・リーグ中地区は162試合目で決着へ(MLB2019)

ブルワーズ、2年連続タイブレーカーか?

現地2019年9月28日、ナ・リーグ中地区が前年につづき大変なことになっています。

レギュラーシーズン161試合目を終了し、ご覧の勝敗に。

  1. カージナルス: 90-71
  2. ブルワーズ:89-72 (ゲーム差1.0)

つまり162試合目でカージナルスが敗れ、ブルワーズが勝利すると勝ち星で並び、163試合目のタイブレーカーというシナリオに。

カブス、カージナルスに連勝

当ブログではカブスとカージナルスの首位争いが残り10試合で7試合もあったことから、2位カージナルスの逆転優勝をさんざん煽(あお)ってしまったのですが、最初の4連戦でカブスがまさかの4連敗。

カブスの優勝はここで潰えたのでした。そして3位ブルワーズが9月破竹の勢いで勝ち続け、元気がなくなったカージナルスから2位の座を奪い、首位争いに参加。

ラスト3試合を前にゲーム差1.0という状況になっていたのでした(現地2019年9月26日時点のスタンディング

もはやモチベーションがなくなってしまったかと思われたカブスですが、なんと最後の3連戦のGame1(Score)とGame2(Score)でカージナルスに連勝。

終盤のファンの楽しみを奪ったカブスが、最後の最後にナ・リーグを面白くしているのでした。

現地2019年9月28日、161試合目のゲームのリキャップです。

ブルワーズ、痛恨の連敗

そして2位ブルワーズは、最後のロッキーズとの3連戦で、カージナルスが敗れ自軍が勝てば首位に並ぶという状況だったにもかかわらず、Game1とGame2で連敗。

とくに161試合目のGame2は勝ちゲームを逃げ切れませんでした。

161試合目:ブルワーズ、逃げ切れず

このゲームは非常に良いゲームでした。バッター・ブレンドリーのクアーズ・フィールドでの開催ゆえに派手な打撃戦も想像できましたが、ふたをあけみると投手戦に。

両チームともになかなか得点が入らない中、ブルワーズは5回表にエリック・テームズのソロHRで1点を先制。

ロレンゾ・ケインの2つの好プレー

そんな緊迫した状況の中、ブルワーズCFのロレンゾ・ケインが素晴らしいプレーを2つ見せました。

1つ目は、ブルワーズが1−0とリードした6回裏、2アウトランナー1塁の状況でヨナサン・ダザが放った右中間への長打性の当たりをロレンゾ・ケインがスライディング気味にチャッチ。ロッキーズの反撃の芽を摘みました。

2つ目は7回裏。直前の7回表にブルワーズはオーランド・アルシアのタイムリー2塁打で2点目を追加していました。

その裏、ロッキーズは1アウト後にダニエル・マーフィーがシングルで出塁。直後、ギャレット・ハンプソンが放った当たりはCF後方へ、HRを確信するようなするどい打球が襲います。

誰もが同点HRと思った時、ロレンゾ・ケインがこれをリーピング・キャッチ。まさしくホームラン・ロビングと言っていい味方のピンチを救うプレーでした。

ここで同点になってしまうという状況といい、このプレーは神がかったスーパー・プレーだったと言っていいと思います。

ブルワーズ、ヘイダーで逃げ切れず

2−0でブルワーズがリードして終盤を迎えましたが、8回裏、ロッキーズはドリュー・ポメランツからイアン・デズモンドがHRを放ち、2−1と1点差に追い上げます。

そして9回裏、ブルワーズは満を持してクローザーのジョシュ・ヘイダーをマウンドに上げて逃げ切りを図るも、なんと2アウトからサム・ヒリアードに高めのボールを上から叩かれ、これがコロラド特有の落ちてこない打球となりそのままレフトスタンドへイン。土壇場で2−2のタイに持ち込まれたのでした。

そして延長10回、この回からマウンドに上がったマット・アルバーツから先頭のトレバー・ストーリーがライトポール際ギリギリに入るHRを放ち、これでロッキーズが3−2とサヨナラ勝利をおさめたのでした。

ブルワーズ、気をつけるべきHRで敗戦となり、これでせっかくのチャンスも2連敗。

ブルワーズ、優勝へはタイブレーカーの1チャンスを残すのみとなりました。

ブルワーズ、最終戦にケインなし

2つのビッグ・プレーをしたロレンゾ・ケインですが、9回表に3点目を奪おうと1塁からホームへ激走した際に捕手と交錯。左足首を痛め、ゲームから退きました。

おそらく捻挫と思われますが、この怪我でブルワーズは162試合目はロレンゾ・ケインなしで戦わざるを得なくなりました。

ブルワーズはクリスチャン・イェリッチを自打球による膝の皿の骨折で9月10日に欠き、ライアン・ブラウンもふくらはぎ痛でサイドラインに。そして今回のロレンゾ・ケインと大事な選手を欠く満身創痍の状態です。

WC枠で勝率でナッツと並んだ場合は?

仮にブルワーズが2位になった場合、ワイルドカードでナショナルズと当たる訳ですが、162試合で双方が勝率で並んだ場合、ホームフィールドアドバンテージは直接対決の勝敗で決まります。

今季のブルワーズVSナショナルズの対戦は4勝2敗でブルワーズが勝ち越しています。

ナショナルズの先発はシャーザーの予定ですから、ハードな戦いになりそうです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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