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【MLB2021】フィリーズ、レンジャー・スアレスの97球シャットアウトでPSへ前進

Great Pitch !

 現地2021年9月25日、フィリーズの左腕、レンジャー・スアレス(Ranger Suárez)が素晴らしい投球を披露。パイレーツ打線を相手に、97球シャットアウト勝利を演じました!

 前日、24日にブレーブスのマックス・フリードが98球シャットアウト勝利を演じましたが、NLイーストで競り合う2クラブから2日連続で素晴らしい投球が続いたことになりました。ともに左腕。

もはや孝行息子

 26才で、メジャー4シーズン目となるレンジャー・スアレス。ベネズエラ出身の左腕は、フィリーズにとって非常に価値のある勝利をもたらしました。

ブルペンを救う勝利

 実はこのゲームではフィリーズはブルペンに大きな問題を抱えていたのです。もしも起用するなら、左腕のホセ・アルバラードただ一人。後は、出してみないとわからないメンバーでした。

 その主要な問題は以下の投手達でした。

アーチー・ブラッドリーが10 Day IL

 もっとも大きなインパクトはアーチー・ブラッドリー。今季53試合登板の重要なセットアップロールの右腕が19日(日)に10 Day IL。右腹斜筋痛です。これは時薬が必要なことから、今レギュラーシーズンの復帰は厳しい状況。

その他ブルペン

 そのほかにも、活躍した投手でILが2人。

  • サム・クーンロッド(40試合に登板):親指痛
  • コナー・ブログドン(54試合に登板):右鼠径そけい部痛でIL中。28日にマイナーでリハビリ登板予定

 さらに、この日以前の登板の事情により起用できない投手が以下の2人。

  • ヘクター・ネリス(クローザー):前日24日に41球=要休養
  • イアン・ケネディー(10SV):直近4日で82球=要休養

 そして何よりレンジャー・スアレス自身が今季38試合中、11先発ということでもともとはブルペンの人でもあります

敵将もチェンジアップを絶賛

 そのレンジャー・スアレスは初回から絶妙なスピードでパイレーツ打線を翻弄。4シームは91-93mphほどしか出ないのですが、シンカー、スライダー、そしてチェンジアップとこの組み合わせがバツグンでした。

パイレーツ、術中にハマる

 序盤はゾーンばかりで無駄球が無し!2回表に先頭の筒香選手にシングルを打たれましたが、どこ吹く風という具合に簡単に後続を打ち取り、パイレーツにはノーチャンスでした。

 おそらく打者にとってはLow-90mphで、しかもコントロールが良くてゾーンに来る!ということで「これは打てる!」と思い、打ち気を抑えることができなかったのでしょう。ところが、打ちに行くと、チェンジアップで狂わされて、「あれ!?」と打ち取られる。

 パイレーツ打線は初回は7球、2回は6球、3回は11球と完全に術中にハマりました。バッテリーを組んだリアルミュートは楽しくて仕方なかったことでしょう。

 試合後、パイレーツのデレク・シェルトン監督は、敗因を聞かれて「チェンジアップ」と答え、「とにかくチェンジアップが素晴らしかった」と讃えるほどの出来栄えでした。

ハーパーが34号

 パイレーツ先発はウィル・クロウ。なかなかいい投手ですね。

  フィリーズ打線は3回にウィル・クロウを捉えました。

マット・ビアリングがMLB初HR

 まずはリードオフで起用されているマット・ビアリングが、先制のソロHR。25才のルーキーのメジャー初HRです。

 さらに、ジーン・セグラが凡退した後、ブライス・ハーパーがCFへ今季34号のソロHR。

 フィリーズは2−0とリード。

 フィリーズは5回にもブラッド・ミラーにタイムリーシングルが出て、3点目。

 この日のレンジャー・スアレスにはこれで十分でした。シングルヒットを打たれても、ダブルプレーに打ち取りまったく危なげない投球。8回表には三者連続三振。素晴らしい投球でした。

 ゲームは3-0のまま終了。

• Box score

フィリーズ、地区優勝一択

 さて、この勝利で81勝74敗としたフィリーズですが、首位のブレーブスがパドレスに勝ちましたのでゲーム差は1.5のまま。

 ナ・リーグのワイルドカードはご覧の通り。だいぶ前から情勢はわかっていたのですが、NLウェストがレベルが高すぎ、尚且つNLイーストは星のつぶしあいをしていたことから、NLイーストからプレーオフに出場するには地区優勝するしかありません。

 一応、ワイルドカードはご覧の通り。

【NLワイルドカード】現地9/25終了時点

  1. ドジャース: 99-56
  2. カージナルス: 86-69
  3. フィリーズ: 81-74 (WC枠までのGame差 5.0) E#3
  4. レッズ: 80-75 (WC枠までのGame差 6.0) E#2

 ブレーブスが力のあるパドレスと対戦している間は、フィリーズはパイレーツに負けるわけにはいきません。

 そして、現地28日(火曜)から天王山のPHI@ATLの3連戦。フィリーズはここにすべてをかけます。

 なお、ブレーブスとは1.0ゲームの差ではなく、1.5差というのが効いてきそうです。2連勝してこの0.5差を逆に利用できるかどうか。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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