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【MLB2026】また初回に大炎上!ブライアン・ベイヨーがマイナーへオプションされる!初回のERAは16.88に!

稀に見る不可解な投球

 現地2026年6月4日、フェンウェイ・パークで行われたオリオールズ戦で、レッドソックスはブライアン・ベイヨー(Brayan Bello)を先発に起用。

 そのベイヨーがまたも初回に大量失点を喫しました。

 不思議なところはブライアン・ベイヨーは2回以降は立ち直るのです。そんな特性を活かして直近5試合のうち4試合はオープナーの2番手で登板。オープナーの2番手は通常、ロング・リリーフをします。ベイヨーはそれで結果を出していたのです。

 これで復調したかと思い、先発に回すと初回に炎上。

 この繰り返しにレッドソックスはついに決断。ブライアン・ベイヨーをトリプルAウースターにオプションすることに決定しました。こうするしかないですね。

初回に6失点

 この日の1回表も酷かったです。ブライアン・ベイヨーはリードオフのテイラー・ウォードに初球の96.7mphのシンカーをCFへ弾き返され、あわやHRかという当たりでこれが二塁打となって乱調のゴングが鳴ります。打たれたのは「ど」を何個もつけたくなるほどのど真ん中。そら、打たれます。

 つづくガナー・ヘンダーソンには散らそうと意識したのか、ボール先行でフルカウントから左足に死球。まるで惜しくない制球の死球で当てられたガナー・ヘンダーソンが気の毒でした。つづく3番のアドレー・ラッチマンには3球目の真ん中低めのボールゾーンのチェンジアップに対応され、これがタイムリーとなって、まず1失点。

 そしてノーアウト1、2塁で長打のあるピート・アロンゾを迎えるやばい状況に。しかし、ここでベイヨーはインローにシンカーを投じ、アロンゾを6-4-3のダブルプレーに仕留めて2アウトを奪います。
これは初回の中では唯一と言っていい最高のボールでした。ほんとに初回はこの1球しかいいボールはなかったです。

 ただ、この間に2塁ランナーのガナー・ヘンダーソンは3塁へ進塁。

 ブライアン・ベイヨーはここで安心したのか、つづくサミュエル・バサーヨにはシンカーとチェンジアップがいずれも低めに外れて四球。どれもハッキリとボールとわかり、打者にとってはたやすい四球でした。

 つづくレオディー・タベラスに対し、シンカーがインコースの甘いところに入り、ゴロでRF前に持って行かれ、ガナー・ヘンダーソンが生還して2失点目。これでバサーヨは三塁に進塁し、2アウト1、3塁。

 つづくコルトン・カウザーの打席でタベラスが2塁へ盗塁。またも2点が入るシチュエーションになります。そのコルトン・カウザーはこれも4球連続でハッキリとボールとわかる四球で2アウト満塁のピンチに。

 ここでバッテリーはコディー・メイヨーに対し、3球連続でスウィーパーを投じます。その3球目、ゾーン内に投じられたそれをメイヨーにしっかりと対応されてLFに2塁打を打たれ、2人の走者が生還して2失点。これでスコアは0-5。

 この後、2アウト2塁でジャクソン・ホリデーにはゾーン近辺にいいコマンドで制球するも、結局四球で出塁を許して2アウト1、2塁。

 この後、2巡目となったテイラー・ウォードに回り、ゾーン内に投じたスウィーパーに対応され、ゴロでCF前に到達するシングルとなり、コディー・メイヨーが生還してこの回、6失点目。

 さらにこの後、ガナー・ヘンダーソンが放った1Bゴロをウィルソン・コントレラスが処理するも、打球は投手との連携が出来ないところに転がり、コントレラスがヘンダーソンにタッチするもセーフ。これは非常に危ないプレーで、2025年の巨人時代の岡本選手のような肘を傷めかねないプレーでした。ウィルソン・コントレラスはこの後も出続けたので故障はなかったようです。

これで2アウト満塁という目も当てられない状況となりましたが、この後、アドレー・ラッチマンをABSチャレンジで三球三振に仕留めて3アウト。ようやく地獄のような1回表が終了しました。

 ブライアン・ベイヨーは嵐のような6失点でまたも試合を壊したのでした。1回表だけで42球。

2回以降はやはり別人

 そんなベイヨーですが、またも2回以降に別人に。2回から4回まで3イニング連続で三者凡退に斬って取り、なんとかイニングを稼ぎます。

 しかし、5回表、先頭のピート・アロンゾにシングルで出塁を許した後、サミュエル・バサーヨにRFに2塁打を打たれて1失点。

 つづくオスカー・タベラスはSSゴロで1アウトを奪うも、2Bランナーだったバサーヨは3塁へ進塁。

 そして1アウト3塁でコルトン・カウザーにRFへ犠牲フライを打たれて、3塁ランナーのバサーヨが生還して2失点目。

 2アウトランナー無しでコディー・メイヨーは三振に斬って取り、このイニングは2失点。スコアは0-8。この後、オフェンスはもはや気持ちが萎えて機能しませんでした。

 ブライアン・ベイヨーは5回で降板。108球を投げて被安打7、失点8、ER 8、BB3、HBP1、SO 4。このうち、初回は被安打5、失点6、ER 6、BB 3、HBP1でした。

 先にゲームの結果ですが、レッドソックスは2番手以降は無失点でリレー。オフェンス面ではウィルソン・コントレラスが6回裏にタイムリー、9回裏にソロHRを放って2得点。

MLB Gameday: Orioles 8, Red Sox 2 Final Score (06/04/2026)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf…

 ゲームは8-2のスコアでオリオールズが勝利しました。ベイヨーの初回の6失点が無ければという試合になりました。

ベイヨーの初回大崩れのログ

 ブライアン・ベイヨーはこの日で今季12試合目。最初の6試合はいずれも先発でこの間、1勝4敗でERA 9.12。

 5月に入ってからはオープナーの2番手として2試合に登板し、結果を出していたのです。そして一度、5月17日のブレーブス戦に初回からスタートさせたの初回の3失点を含む計7失点で大炎上。

 再びリリーバーとして登板して2試合は結果を出したので、この日、先発に戻したところ今度は初回の6失点を含む計8失点で大炎上したのでした。

DateOppo1回の失点2回以降の失点失点計
3/31@HOU15回までに5失点
4/6MIL04回に4失点4
4/18@DET14回に3失点4
4/24@BAL42回〜4回に4失点
4/29@TOR03回〜4回に4失点4
5/17@ATL32回〜5回で4失点7
6/4BAL65回に2失点8

初回のERAは16.88 

 ベイヨーのシーズンERAは61イニングを投げて6.34。イニング別では初回のERAはなんと16.88、2回は3.75、3回は4.50、4回は再び跳ね上がり8.71で5回は7.04、6回は1.80・・・というふうになっています。

 今季のSOレートはキャリア最低の15.6%。

オープナー2番手でいい結果は出ていたが

 初回の乱調への対策としてレッドソックスはベイヨーの前に左腕のオープナーを起用することでこの問題を回避しようと試みて、その際のベイヨーはいい結果を出していました。

 4試合で計25.1イニングを投げてERAは0.71。

 ベイヨーの結果だけ見れば良いのですが、このオープナーにも問題があって、先発で起用したジョバニ・モラン、タイラー・サマニエゴはいずれの試合でも少なくとも1失点を許していて、その時点でオープナーの価値は下がり、実際の試合結果も1勝3敗。ベイヨーさえよければ良いという問題でもないのです。

最大の問題は対左打者

 この不可解な投球をするブライアン・ベイヨーの最大の問題は、左打者への対策を見出せていない点にあります。

 下記はその比較。右打者に対しても好調とは言えませんが、左打者に対する数字はかなりひどいです。これはベイヨーのキャリア初期にも見られた課題でもありました。

SplitH2BHRBBSOSO/WBAOBPSLGOPS
vs RHB33727233.29.300.339.418.757
vs LHB457817211.24.317.387.535.922

マイナーで調整は正解

 ベイヨーはリリーフとしての登板と先発登板でのパフォーマンスの著しい違いについて問われ、不快感を示しています。

「まず第一に、この『リリーフか先発か』なんてくだらない話は止めてほしい。だって、僕が先発として好調な時は誰もそんなこと言わないのに、今、先発として不調なシーズンを送っているからって、みんながくだらないことを言いたがるんだ。まずはその話をやめて、良いことに集中すべきだ。確かに、先発としては不調なシーズンだけど、状況は良くなっていくと信じている」と。

 このコメントを見る限りマイナー行きは当然かと思いました。誰でも結果を厳しく詰められるのは嫌なものですが、何でしょうか?彼の場合、結果を真摯に受け止めているようには思えないのです。そういう選手は成長しない傾向にあります。

 「体調は最高だ。何も問題はない。だから、投球の精度が足りないと感じている」とも答えており、故障がない点は幸いでした。実際、今季の4シームは98mphを頻繁に超えています。

 彼は正直な青年のように思いますから、コメントも割と額面通りにとらえて良いように思います。そしておそらくプライドも高い。それがあるからメジャーでやっていけているのでしょうけど、ただ、ピッチングに関しては課題が歴然とあるのですから、そこを技術者のように取り組んで改善してもらいたいものです。レッドソックスはコーチ陣も多彩ですから、誰かが導いてくれるでしょう。

ベイヨーの穴

 ベイヨーが不在となった穴は4日にパイレーツから金銭トレードで獲得した左腕のジョー・ラ・ソーサ(Joe La Sorsa)が、5日からニューヨークで行われるヤンキースとのシリーズ初戦でベイヨーの代わりに先発ロースター入りする線が濃厚。

 なお、その場合、40人ロースターの枠を空ける必要があります。

 また、左腕のジェイク・ベネットはトリプルAでERA 1.60を記録していることからロスター調整で彼も昇格するかもしれません。

 ギャレット・クロシェットは、軽度の広背筋の肉離れで離脱していますが、今後3週間以内に復帰しない場合、60 Days ILに移される可能性があります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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