フリーウェイ・シリーズ
現地2026年6月5日、今季2度めのフリーウェイ・シリーズがスタート。前回のエンゼル・スタジアムでのシリーズはドジャースが3戦で計31得点を上げて圧勝。
力の差は歴然としているこのカードではありますが、この日、エンゼルスは切り札的存在のリード・デトマーズを先発に起用。
LAAはリード・デトマーズが先発
2026年1月時点でMLSが 3.159と調定ステータスに入っているデトマーズ。今季のサラリーは1年/$2.625M (2026)と安価なので、トレード・デッドラインでもエンゼルスはまだ手放しませんね。これがもっと高額ならサラリーシェッド(削減)に向けて動くのですが。この惜しい人材が報われることを祈るばかりですが、そのデトマーズは今日も彼らしい切れのあるボールを投げ、素晴らしい投球を披露。ドジャース打線を苦しめました。



LADは佐々木朗希投手が先発
一方、ドジャースは佐々木朗希投手が先発。佐々木投手は5月半ばから好調で、それまではマイナー落ちの危機に瀕しており4月末時点のERAは6.35。チーム事情の先発不足からメジャーに残ることになった佐々木投手はこの機に徐々に復調。前回のフィリーズ戦においてはパワフルな打線を相手に6回途中1失点と好投。ERAも5月末には4.59にダウンさせています。
そしてこの日はさらに安定した投球を披露し、首脳陣からの信頼も勝ち取りました。まるで昨年のシーズン終盤にリリーフとして大いに頼りにされたあの信頼感を得たような状態となっています。


投手戦!
ゲームの方はいい投手戦になりました。

佐々木は7回、2ヒッター、10K
佐々木投手は初回から98-99mphをコンスタントに計測。ザック・ネトー、マイク・トラウトの1、2番を塁に出すどころか、制球もしっかりと決まり抑え込み、トラウトからは三振を奪取。3番のウェイド・メックラーの初球には100.4mphを計測し、スプリットで空振り三振に。スプリットも制球できておりました。
そんな佐々木投手は4回までノーヒット投球。捉えられた打球もありましたが、味方守備がしっかりと守り、援護しました。
初ヒットを許したのは5回表で1アウトからニック・マドリガルに甘く入ったスライダーを叩かれ、LFへの二塁打を許しました。しかし、このイニングも後続を断って無失点。
6回表には先頭のザック・ネトーにLFへシングルを許すも、トラウト、メックラーから三振を奪い、ジョー・アデルもサンティアゴ・エスピナルの攻守で無失点で切り抜けます。
佐々木投手は7回のマウンドにも上がり、三者凡退に仕留めてここで降板。98球で被安打2、スコアレス、BB 2、SO 10をマークし、見事にゲームメイクしました。惜しむらくはスコアレスの状況で降板して勝利投手になれなかった点です。
リード・デトマーズは6回2ヒッター
そもそもの相手打線から考えるとハードルが高かったのはリード・デトマーズの方。デトマーズは1回裏、元チームメイトの大谷選手から4球で三振を奪う上々の立ち上がりで、3番のフレディー・フリーマンには四球を与えるも、初回を無失点で切り抜けます。
2回裏は7球でドジャースの攻撃を退け、3回裏も大谷選手から2個目の三振を奪うなどスコアレス投球を継続。
4回裏は1アウトからフレディー・フリーマンにCFへのシングルを許し、ムーキー・ベッツには四球を与え、1アウト1、2塁でカイル・タッカーを迎える場面となりましたが、スライダーと4シームで幅を使った投球を見せて1Bゴロに抑えて2アウト。ランナーが進塁し、2アウト1、3塁でウィル・スミスの打席を迎えますが、見逃し三振で3アウト。最大のピンチを脱出しました。
5回裏は三者凡退。6回裏、大谷選手から始まるターンでしたが、デトマーズは大谷選手をLFフライに抑えて1アウト。この後、アンディー・パヘスにはシングルで出塁を許すも盗塁死で2アウト。そしてフレディー・フリーマンからは三振を奪い、3アウト。
リード・デトマーズは6回で降板。ドジャース打線が相手でしたので91球を費やしましたが、被安打2、スコアレス、BB 2、SO 6の好投を見せ、ゲームメイクしました。
LAA、シルセス、バックマンが好投
リード・デトマーズが降板したということで、これはドジャースがもう勝ちパターンになると思ったのですが、カート・スズキ監督は7回裏にERA 1.66のチェイス・シルセスを投入。デトマーズの好投に報いるように勝ちに行きます。
そのシルセスは四球を1つ出すも、ムーキー・ベッツ、カイル・タッカーのターンを無失点に抑え、流れを渡しません。
エンゼルスはさらに8回裏にサム・バックマンを投入。ERA 2.15のやはり勝ちパターンの投手です。バックマンは1アウトからアレックス・コールに死球を与え、ランナーを置いた状況で大谷選手を迎えましたが、99.5mphのシンカーでLFライナーに抑え込み2アウト。最後はアンディー・パヘスから三振を奪い、見事にスコアレスを継続。
この2人のリレーは見事でしたね。
F・フリーマンがサヨナラHR
佐々木投手降板後はドジャース・ブルペンも好投。8回表はエドガルド・エンリケスが三者連続三振。9回表は直近でやや調子を落としつつあるタナー・スコットが1アウトからジョー・アデルにシングルで出塁を許し、ドノバン・ウォルトンの送りバントで2アウト2塁のピンチを作ります。
ロバーツ監督はここでブレイク・トライネンにスイッチ。トライネンはオズワルド・ペラーザを1球で1塁ゴロに仕留めてピンチを脱出。
ゲームはスコアレスのまま9回裏へ。
9回裏、エンゼルスはカービー・イェーツをマウンドに送ります。元ドジャースですね。ドジャースはフレディー・フリーマンからの攻撃。フレディー・フリーマンはスプリットが来るタイミングを読みつつ、フルカウントまで持って行き、6球目、4シームがアウトハイに来たところを長い腕を伸ばして仕留めました。打球はCFへ。
このフレディー・フリーマンの今季10号のソロHRでドジャースが投手戦を制し、1-0で勝利。
勝利投手は1球でピンチを脱出したブレイク・トライネンとなりました。
いいゲームでした。エンゼルスにとっては久々に締まったゲームとなりました。本当にここは守備と細かいところをしっかりとやれば打線もいいですし、結構強いはずなのですが、今季も苦戦していますね。スズキ監督は頑張ってもらいたいですね。
大谷選手は今日は完璧に抑えられ、久々の無安打となっています。
お読みいただき、ありがとうございました。

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