レイズとのWヘッダーをスウィープ
現地2026年7月17日、いよいよ全クラブの後半戦がスタートしました。ただ、この日はクリーブランドで行われる予定だったパイレーツ@ガーディアンズ戦のみが例のカナダのワイルド・ファイヤー(山火事)の影響でスモークが立ち込め、お客さんにも影響が出るということで中止になりました。この埋め合わせは現地2026年7月19日(日)にダブルヘッダーが組まれることになりました。
さて、オールスター前に9連勝を達成していたレッドソックス。後半戦最初は同地区ライバルで分が悪いレイズとのシリーズです。ここで本物かどうかが試されるという意味合いのあるシリーズでもありました。
もともと3ゲームシリーズであったこのシリーズですが、5月9日のゲームが雨で流れたため、この日はダブルヘッダーとなり、Gm1でその埋め合わせが行われました。ゆえにいきなりレイズとの4ゲームシリーズで後半戦がスタートです!
Gm1:BOS、猛打爆発で10-0で圧勝

ローカル時間で1:35PMに始まったGm1は平日昼間にもかかわらず、36,774名の観客が詰めかけました。調子が良いと余計にお客さんの入りも良いですね。
ジェイク・ベネットがまた好投
レッドソックスの後半戦のオープニングは25歳の左腕、ジェイク・ベネット(Jake Bennett )に委ねられました。レイズは31歳の右腕、グリフィン・ジャックス(Griffin Jax)が先発。
レイズは今オールスターで先発のニック・マルチネス、ドリュー・ラスムッセン、そしてリリーバーのブライアン・ベイカーと3人の投手が選ばれ、いずれも登板。この日はニック・マルチネス、ドリュー・ラスムッセンは2試合とも登板を回避しました。


レッドソックスのジェイク・ベネットはもともとはナショナルズの2巡目指名の投手でしたが、2025年12月にルイス・ペラルズというマイナーの投手同士のトレードでレッドソックスに移籍。
今季は5月1日のアストロズ戦でメジャー・デビューして即勝利投手に。この後、4戦に登板して3敗を喫しましたが、6月27日のヤンキース戦から3戦連続で好投。直近3戦のERAは1.29とたちまち好投を続けるローテーションの一角に入りました。
4シームのアベレージは91-93mphほどですが、MAXで96-97mphの強さを発揮することもあり、使い分けています。カーブも77mph、80mph中盤と2つの速度レンジがあり、スウィーパーも77mphから80mph中盤と幅が広くそして、80mph後半のチェンジアップ、80mph後半から90mph前半のシンカーと多彩。打てそうに思えて、ズバッとくる、あるいはきれいに抜かれるので直近3戦はこのあたりが成功しています。見ていて安心の投球をしています。
この日もベネットは安定した投球を披露。1、2回は四球で1人のランナーを出しただけ。味方が先制した後もリズムよく投げ込み、バックも守りやすいようで攻守を連発しました。
6回表に先頭のニック・フォルテスに死球を与え、先頭打者を出してしまいますが、この後も落ち着いて投げ、レイズ打線を6.0 IPで被安打1、スコアレス、BB 1、HBP 1、SO 3に抑える好投。
投手コーチのアンドリュー・ベイリーは完全に彼の才能を開花させました。いい仕事をしましたね。
吉田がHRを含む3安打!
そしてこの日もGm1はウィルソン・コントレラスがサスペンションの影響でゲームにはでませんでしたが、5番DHの吉田選手が猛打爆発。
2回裏は4番に入ったケイレブ・ダービンがシングルで出塁すると、5番吉田選手がシフトを敷いて空いていた3塁線に2塁打を放ち、ノーアウト2、3塁とチャンスメイク。この後、ジャレン・デュランの犠牲フライとカルロス・ナルバエスのタイムリーでレッドソックスが2点を先制。
4回裏の第2打席では先頭打者で打席に立ち、初球のアウトハイのシンカーをRFのペスキー・ポール際にソロHRを放ち、スコアは3-0に。吉田選手は4号HRです。
そして6回裏の第3打席では先頭のケイレブ・ダービンが死球で出塁した後、すかさずCFへ強い当たりのシングルを放って、1、3塁の展開にし、チャンスメイクしました。
この後、ロミー・ゴンザレスが四球を選んで満塁とした後、ジャレン・デュランが2点タイムリーを放ってスコアは5-0に。グリフィン・ジャックスはここで降板。
2連続スクイズ!
さらにレッドソックスはノーアウト1、3塁でカルロス・ナルバエスがセイフティー・スクイズを行い、キャッチャー前に転がった打球をレイズが処理をミスし、6-0。
つづくバッターは台湾のチェン・ツェンチー。ヘルメットをかぶった見た目がデバースによく似ているSSですが、このチェンがBack to Backでセイフティー・スクイズを実行。これが3塁線に絶妙に転がる当たりとなり、フェア判定でデュランが生還してスコアは7-0。
この後はセダン・ラファエラ、ケイレブ・ダービンにタイムリーが出てこのイニング6得点でスコアは9-0。
7回裏にはカルロス・ナルバエスにソロHRが出てスコアは10-0。
レッドソックスは7回表から2番手でアレックス・ガンボア(Alec Gamboa)が登板。彼が残り3イニングを投げ、被安打2、スコアレス、BB 0、SO1と好投。
Gm1を10-0で勝ち、10連勝を達成し、借金も1になりました。
Gm2:2番手以降、6人がスコアレス・リレー
迎えたGm2はレッドソックスはブルペン・ゲーム。23歳の左腕、エドゥアルド・リベラがマウンドに。リベラはもう見た目も投げ方もテキスト・ブックは明らかにレンジャー・スアレスで、一瞬、レンジャー・スアレスがマウンドに上がっているのか?と思えたほど。
レイズは右腕のメイソン・イングラート(Mason Englert)が登板。
レッドソックスはウィルソン・コントレラスがついに先発で復帰。オールスターのHRダービーにも出場しておりましたが、体調は万全。これでサスペンションを消化です。DHは吉田選手、ロミー・ゴンザレスがベンチスタートとなりました。

BOS、初回に逆転
立ち上がり、エドゥアルド・リベラは2アウトまでスムーズに奪うもこの後は四球も絡んで2失点されるという展開で、これで連勝もストップするか?と思われました。
ところが、レッドソックスは1回裏、好調のアンソニー・シーグラーがポップアウトで倒れるも、2番のセダン・ラファエラがLFへ二塁打を放ってチャンスメイク。そして3番RFのウィリャー・アブレイユが右中間に2ランHRを放って2-2の同点に。
そして次打者のウィルソン・コントレラスはBack to Backで左中間にソロHRを放ち、レッドソックスが初回の失点をひっくり返す攻撃で3-2とリードしました。
2回表は落ち着いていたエドゥアルド・リベラですが、3回表に1アウトからジュニオール・カミネロにソロHRを打たれ、スコアは3-3の同点に。ジュニオール・カミネロはオールスターで死球を受けましたが、大事に至らず良かったですね。
W・アブレイユが2打席連続HR
3-3に追いつかれた直後の3回裏、レッドソックスは先頭のウィリャー・アブレイユが右中間にソロHRを放ち、4-3とすぐに勝ち越しに成功。
さらにレッドソックスは4回裏、2アウトからチェン・ツェンチーが四球を選び、チャンスメイク。この後、アンソニー・シーグラーがRFへタイムリー・ダブルを放ってチェン・ツェン・チーを迎え入れ、スコアは5-3。
2番手以降がスコアレス・リレー
弱い時期にはリリーバーの誰かがかならず炎上していたレッドソックス。しかし、今は違います。
3回途中にザック・ワイザートが引き継ぎ、2安打を許すもスコアレスで抑えて味方に流れを引き寄せました。ザック・ワイザートは炎上することが多かったのですが、少し捻りを弱めたようでこれでコントロール・ミスが減ったようです。これもアンドリュー・ベイリーがケアした結果かと思います。
その後はジョバンニ・モランが2イニングをパーフェクト・リレー。これも大きかったですね。そして安心感のある剛腕のタイソン・ゲレーロが1回をスコアレスに、この後はギャレット・ウィットロックが1イニングをしっかりと抑え、弱い時期に炎上することが多かったジャスティン・スレイトゥンもここのところは好投を連発し、この日もほぼ完璧な投球。
最後はオールスターにも出たアロルディス・チャップマンが締めてゲームセット。
5-3のスコアでレッドソックスが勝利。レイズとのダブルヘッダーをスウィープし、これでシーズン成績は48勝48敗でついに借金を返済。5割に復帰。ALイーストでも3位に浮上、ALワイルド・カードでもゲーム差無しの4位に浮上しました。
投手からリズムを作ったレッドソックス。吉田選手のボールも上がってきて、オフェンスのオプションは増えるばかりですので、このままいい勝ち方を継続してもらいたいですね。
なお、Gm2で吉田選手は捉えた当たりもあったものの、3-0でした。
お読みいただき、ありがとうございました。

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