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【MLB2026】ロッキーズのチェイス・ドーランダーが右肘のインターナル・ブレース手術を実施

ロッキーズ期待の右腕が長期離脱へ

 現地2026年6月23日、コロラド・ロッキーズの監督、ウォーレン・シェーファー(Warren Schaeffer )は、チームの将来を担うチェイス・ドーランダー(Chase Dollander)が右肘のインターナル・ブレース手術を22日に実施したことを明らかにしました。

一旦は楽観しされたが、結局手術へ

 チェイス・ドーランダーは現地2026年5月14日に行われたパイレーツ戦で怪我を発症。この日は明らかにおかしく全く精彩を欠いた投球で、初回から4本の長短打を浴びて3失点、2イニング目も先頭のエンディー・ロドリゲスに二塁打を浴び、つづくジャレッド・トリオーロに四球を出したところでトレーナーがマウンドに訪れて降板となりました。

 翌5月15日には右肘の捻挫ということで15Day ILに入り、当初は楽観的な見立てもありました。しかし、状況に改善もなく、より精密な検査を実施したところ、右肘尺側側副靭帯(UCL)のダメージが判明。ロッキーズはドーランダーを6月12日付けで60 Days ILに移管。この時点でもう手術は決まっておりました。後は手法の問題に。

 そして公表はされておりませんが、おそらくUCLは断裂までには至っていなかったと思われ、修復型でインターナル・ブレイス手術が選択され、現地22日に実施されたということでした。

TJよりは復帰は早い

 インターナル・ブレース手術とトミー・ジョン手術の違いなどは大谷選手が手術を実施した記事をご覧下さい。要は修復型がインターナル・ブレースで、再建型がトミー・ジョン手術。両者には色々と違いがありますが、決定的な違いは復帰時期に約6か月ほどの差があることで、復帰はインターナル・ブレース手術の方が早いです。

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 双方のタイムスケジュールはこのような感じ。「プライオメトリック期間」とは馴染ませる期間のこと。インターナル・ブレース手術の場合は復帰は約1年後と見られています(トミー・ジョン手術なら1年半が目安)。

主なタイムフレームTJ
(トミージョン)
IB
(インターナル・ブレース)
プライオメトリック段階3ヶ月半~5ヶ月12~14週間
(2.8ヶ月〜3.3ヶ月)
投球練習開始5~5.5ヶ月14~16週間
(3.22ヶ月)
ブルペン10~10.5ヶ月24週間(5.52ヶ月)
ライブBP
試合形式
12~13ヶ月30~33週(~7カ月)
投球への平均復帰期間:11~14ヶ月6.7ヶ月 – 9ヶ月
TJとインターナルブレースの復帰への道筋の比較

2027年夏には復帰出来るか?

 この手術により、チェイス・ドランダーの2026シーズンの終了が決まり、順調に行けば2027シーズンの前半戦を終える頃に復帰できる見込みです。 ロッキーズとしても将来のエース候補ですから、慎重に判断していくと思われ、場合によってはもう少しずれ込む可能性もあります。

2023年の全体9位

​​ 2001年10月26日生まれのチェイス・ドーランダーは現時点で24歳。テネシー大学出身で現在ジャイアンツで監督を務めているトニー・ヴィテロがヘッドコーチを務めていた時の選手です。

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 2022年には金属バットのNCAAで10勝0敗、ERA 2.39を記録したドーランダーは2023年ドラフトの再注目選手の一人となり、同年のドラフトで全体9位でロッキーズから指名を受けてプロ入り。

 クアーズ・フィールドがホームのコロラドからの指名で本人を含めた関係者全員は複雑に感じたところもあったかもしれません。

1年目はクアーズで苦戦

 ドラフト翌年の2024年はハイAとダブルAを併せて118.0イニングを投げ、ERA 2.59をマーク。1年間やっていく体力をつけるシーズンでもありました。

 そして2025年4月6日にメジャー・デビュー。そのデビュー戦でアスレチックスを相手に5.0イニングで4失点で初勝利をマークし、4月30日にはクリス・セールとの投げ合いを制するなどいい滑り出しを見せました。

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 ただ、このルーキーイヤーは98.0 IPでERAは6.53。特にクアーズ・フィールドで苦戦し、ホームでのERAは9.98で被本塁打は12本。ロードではERAは3.86でHRは6本でした。HRレートは4.1%、SOレートは18.6%。

 しかし、2年目となった今季、ロッキーズはシーズン序盤にドランダーをオープナーの後ろで起用。怪我の直前にローテーションに回しておりました。ドランダーは5月2日のアトランタ戦で6失点するなど、何度か不調な試合もあったものの、コロラドの先発投手陣の中では明らかに最高の投手でした。彼の4シームとシンカーはともに98~99mphを記録し、Whuffレート(空振り率)は12%。

 前年の経験をしっかりと踏まえ、かなり対策をしてきたとも言え、離脱するまでの成績は44.0イニングを投げ、ERA 3.89、SOレートは24.9%。そしてクアーズでのERAも4.60と大幅にダウンさせておりました。

コロラド、痛い柱を失う

 2025年のコロラドは119敗で、2024年にホワイトソックスが記録したメジャー・ワーストの121敗がすぐそこに迫るほど低迷しました。また、2018年の地区2位を最後にポストシーズンに進出しておらず、2022年から4年連続で最下位、2023年からは3年連続で100敗以上を記録しています。

 今オフはフロントオフィスも一新。オーナー側があまり資金を出さない中、それでも出来る補強を実施し、2025年よりはかなりいい戦いぶりを見せております。

 それでも現時点でMLBワーストの勝率で今季もなんとか最下位を免れ、そして100敗を阻止出来るか?というところです。ジャイアンツが予想以上に苦戦していることからジャイアンツとの最下位争いとなっています。

 ロッキーズの先発投手陣は9イニングあたりERA 5.88とリーグワーストを記録。SOレートも16.2%とMLBワーストだ。

 クアーズ・フィールドだけでなくロードでも同様に不振でもあります。

 そんな中、ドランダーの離脱は痛すぎるとしか言いようがありません。

 カイル・フリーランド、菅野智之投手、マイケル・ローレンツェン、そして負傷中のホセ・キンタナは、いずれも今オフはFAとなる可能性が高いです。

 右腕のライアン・フェルトナーはまだ調定ステータスで2027年の開幕ローテーション入りが見込まれる唯一の投手だ。

 ドーランダーが長期離脱は来季のローテーションにも大きく影響していると言った具合です。フロントオフィスは面白い人材が入っていますので、なんとかいい成績を残してもらいたいですね。

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  そしてドーランダーの素晴らしいファスト・ボールが早く見られることを祈るばかりです。

  お読みいただき、ありがとうございました。

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