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【MLB ”Extension” 2019】BOSがクリス・セールと5年145Mドル、2020年から2024年までの契約延長に合意

ローテの柱を確保!ベッツへの影響は?

現地2019年3月22日、ボストン・レッドソックスの動きが活発化してきました。

スプリングトレーニングではキンブレルのような絶対的クローザーがいないせいか、腕の振りきりにやや不満の残るブルペン陣の強化ではなく、ゲームメイクの根幹を握る先発ローテーションの安定的確保に踏み切りました。

クリス・セールと5年$145Mで契約延長です。

C・セールの契約延長の内容

クリス・セールは2019年3月30日で30才になります。

今回の延長に至るまでの流れ

MLSは2019年1月時点で8.061年。延長前までは2020年にFAとなる予定でした。

BOS移籍前の契約

クリス・セールのレッドソックス在籍前の状況を簡単に整理してみますと、2013年3月7日に、当時在籍していたホワイトソックスと5年3,250万ドルで延長に合意。これは2017年までの契約で、実支払額とは違う、贅沢税に関係する年平均で、ざっと650万ドル。

2016年12月にBOSへ

その契約が効いている最中の2016年12月に、レッドソックスに移籍。レッドソックスにとっては”スーパー”がつくほどのプロスペクトだった、ヨアン・モンカダ、マイケル・コペックらを放出してのトレードでした。

2017年12月に1年$12.5M

2017年終了後の11月に、レッドソックスからクラブオプションを行使され、残留。この時の契約が1年、1,250万ドル(2018年)。

2018年10月に1年にM

そしてWS制覇に輝いた2018年オフの10月30日、前年同様にクラブオプションを行使され、残留。1年1,500万ドルがその時の契約です。

よって、2019年のサラリーは1,500万ドルで今シーズンを迎えようとしていたのでした。

当然、2019年オフにFAとなりますので、流出を防ぐべく早めの対応策として契約延長で囲い込もうというのが延長の背景です。

今回の契約の内容

上述の通り、今回の延長は2020年から2024年までの5年間を1億4,500万ドルで契約しました。

2020年以降の支払いの内訳はこのような金額です。

ボーナスとオプション

上記に加えて、下記のようなインセンティブとオプションが設定されています。

  1. 2022年終了後にオプトアウトが選択可
  2. 2020年-2024年はフル・ノートレード条項
  3. 先発試合数によるインセンティブ
  4. サイヤング得票によるインセンティブ
  5. 2024年終了後に2025年の契約をどうするか、ベスティング・オプションを設定

1は、セール側の意思で途中契約解除が可能という内容。詳しくは出ておりませんが、その場合はその年までのサラリーでということになると思います。

2は、上記期間に勝手にトレードを出さないでくださいという条項。

3と4の詳細は不明ですが、達成したシーズンには最高で200万ドルまでのインセンティブが設定されています。

ベスティング・オプションで2025年に$20M

ベスティング・オプションとして2025年に2,000万ドルで契約する内容も組まれていますが、その達成項目が下記です。

  • 2024シーズンがサイ・ヤング賞得票で10位以内
  • 2023シーズンと2024シーズンのサイ・ヤング賞の順位次第では2,500万ドルで契約できる。

このような内容となっています。2024年でクリス・セールは35才のシーズンですので、かなりハードルの高い内容ですが、これもやる気につながればというところですね。以上が契約の中身です。

贅沢税対策

契約の総額を年平均で出すという贅沢税の算出ルールに則って、レッドソックスはちょっとテクニカルなことをしました。

2020年からの5年1億4,500万ドルの計算だと、年平均だと2,900万ドル。

2019年の1,500万ドルを足したとすると、6年1億6,000万ドルですので、年平均で2,667万ドルに。ちょっと減りました。

そして、2025年のベスティングオプションの2,000万ドルを加味すると、7年1億8,000万ドルとなり、年平均が2,571万ドルに。実に2,900万ドルから329万ドルを減額したことになります。こうすることによって、セールの年平均額を下げて、贅沢税対策を施したのでした。

実支払いは増える要素が満載ではあります。

レッドソックスの主要選手の契約

2018年は本当に強かったレッドソックスは、やはりそれなりに選手への報酬も膨らんでおりました。主要な選手の契約をまとめておきたいと思います。

  • デービッド・プライス(SP):2015年12月に、2016年から2022年まで7年$217Mで契約。3年目経過の2018年10月にプレーヤーオプションを行使。2019年のサラリーは$31Mです。2020年から2022年までは$32M。FAは2022年終了後。年平均のサラリーは$31Mになります。
  • ネイサン・イオバルディ(SP):2018年12月に4年$68Mで契約。年平均で$17Mです。2022年終了後にFA。
  • リック・ポーセロ(SP):2015年4月に4年$82.5Mで延長。年平均で$20.625M、2019シーズン終了後にFA。今季は30才のシーズンです。
  • J.D. マルチネス(DH/OF): 2018年2月に5年$110Mで契約。年平均で$22M。2022年終了後にFA。
  • ザンダー・ボガーツ(SS):MLS 5.02年。2019年1月に1年$12Mで合意。2018年は$7.05Mでしたので、上がりましたね。2019シーズン終了後にFA。
  • ジャッキー・ブラッドリー・Jr.(CF):MLS 4.125年で、2019年1月に1年$8.55Mで調停を避け契約。FAは2021終了後。
  • アンドリュー・ベニンテンディ(OF):2020年から3年間調停資格。サラリーはまだ$0.71M。
  • ムーキー・ベッツ(RF):MLS4.07年。2019年1月に1年$20Mで合意。FAは2021終了後。

2021年終了後のオフは、かなり忙しくなりそうです。今のカブスのエプスタインGMの動きは参考になりそうです。

レッドソックスの贅沢税の状況

2018年終了後の40manの額は$239,481,745 で30クラブでトップ。

2019年の基準額は $206M。

現地2019年3月22日時点で、ロスター33人が決まっていて、25manの総計が、$203.67M(セールの増額分を入れなければ)、まだ未決の人のサラリーなどを考慮すると、ざっと$222.9Mくらいになっているであろうというところです。

403 Forbidden

実に重さを感じてしまうレッドソックスです。

一応、ざっと贅沢税で計算されるAAVを出しておきます。

  1. デービッド・プライス:$31M
  2. クリス・セール:$25.71M ←入れました。
  3. J.D.マルチネス:$22M
  4. リック・ポーセロ:$20.625M
  5. ムーキー・ベッツ:$20M
  6. ネイサン・イオバルディ:$17M
  7. ダスティン・ペドロイア:$13.75M
  8. ザンダー・ボガーツ:$12M
  9. ジャッキー・ブラッドリー・Jr.:$8.55M
  10. ミッチ・モアランド:$6.5M
  11. スティーブン・ピアース:$6.25
  12. エドゥアルド・ヌネス:$5M
  13. エドゥアルド・ロドリゲス:$4.3M
  14. ブロック・ホルト:$3.575M
  15. クリスチャン・バスケス:$$4.51667M
  16. サンディー・レオン:$2.475M
  17. タイラー・ソーンバーグ:$1.75M
  18. マット・バーンズ:$1.6M
  19. ヒース・ハンブリ−:$1.3125M
  20. ブランドン・ワークマン:$1.15M
  21. ブレイク・スワイハート:$0.91M
  22. アンドリュー・ベニンテンディ:$0.7175M
  23. ラファエル・デバース:$0.6145M
  24. ヘクター・ベラスケス:$0.57M
  25. ブライアン・ジョンソン:$0.555M

上の金額の合計額は約$212.4M(端数処理)。上記とは若干数字が違いますが、目安としてはこのような額です。

支払いの発生しているサラリー

80試合サスペンションのスティーブン・ライトは、40manに入れば、贅沢税に加算されます。$1.375M。

そして未だに払い続けているという点で、BOSファンから忌み嫌われている、パブロ・サンドバルは、$18.445M。桁を間違えているのではないか?と見直したのですが、合っています。

繰り延べ、Deferredサラリーということで、マニー・ラミレスは$2Mほどまだ残っております。

レッドソックスはかなり支払い額が膨らんできていますので、ベッツへのオファーは苦労しそうです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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