NLWCS_Gm2でもその存在感を発揮
現地2026年9月30日、パドレスはカブスをペトコ・パークに迎え、NLワイルドカード・シリーズのGm2を戦い、4-1のスコアで勝利して同シリーズを2連勝とし、見事にNLDSへの進出を決めました。

NLWCS Gm2の展開
このゲームの先発はパドレスがニック・ピベッタ、カブスがケビン・ゴーズマン。
先制はパドレス
先制したのはパドレスで、2回裏に先頭のタイ・フランスが2塁打で出塁してチャンスを作ると、つづくジャクソン・メリルが3Bへの内野安打で出塁してノーアウト2、3塁。ここでザンダー・ボガーツがRFへしぶとくタイムリーを放って1点を先制すると、新鋭イーサン・サラスもCFへ犠牲フライを放ってジャクソン・メリルを還して2点目をゲット。2-0とします。
シーズン中、ほとんどILだったピベッタ
ニック・ピベッタは1、2回をパーフェクト。レギュラー・シーズン中は右肘の炎症で4月13日から15 Days ILに入り、6月には60 Days ILに移管。復帰したのは9月7日で、約5ヶ月間離脱し、シーズン成績は34.2 IPでERA 2.86だったので、投球のスタミナが心配されました。
3回表に四球とシングルでランナーを背負う投球を見せましたが、ここは後続を断ち切って無失点。
ただ、4回表についにピンチを招きます。この辺りが心配された投球のスタミナ面です。先頭のマイケル・ブッシュを打ち取ったのはさすがのピベッタでしたが、つづく鈴木選手にCFへ痛烈なシングルを打たれてランナーを背負うと、イアン・ハップには四球を出し、1アウト1、2塁のピンチ。
ここでニコ・ホーナーに得意のカットボールをCFに運ばれて鈴木選手が生還してカブスが1点を返します(CHC 1,SD 2)。なおも1アウト1、2塁となったところで、クレイグ・スタメン監督はもう早めに決断。ここで登場したのがブラッグレー・ロドリゲス(Bradgley Rodriguez)です。
ブラッグレー・ロドリゲスが流れを止める
ブラッグレー・ロドリゲスは代わりばな、マット・ショーを97-99mphの4シームで三球三振に仕留めます。いずれもスイングを奪っての投球。
つづくカーソン・ケリーには98.6mphの4シームが抜けて死球を与え、2アウト満塁とピンチを拡げてしまいましたが、つづくダンスビー・スワンソンを99.3 mphの4シームでCFフライに打ち取り、ピンチを脱出。
その投げっぷりの良さでカブスに傾きかけた流れをせき止めました。
その直後の4回裏、パドレスはギャビン・シーツに2ランHRが飛び出し、追加点(CHC 1,SD 4)。
ブラッグレー・ロドリゲスは味方が追加点を上げた直後の5回表にも登板。
PCAには一転して90mph前後のチェンジアップを投じてRFライナーに打ち取ると、アレックス・ブレグマンには90mphのチェンジアップと98mphの4シームのミックスでCFフライに打ち取り2アウト。マイケル・ブッシュには四球を出して出塁を許すも、つづく鈴木誠也選手は99.1mphの4シームで2球で追い込み、最後は91.8mphのチェンジアップで三振を奪いました。
流れを止めて、追加点を呼び込み、そしてその流れをキープするべく、直後のイニングをしっかり抑えるというもはやリリーバーの鑑のような投球をしたのでした。
その後、パドレスはジェイソン・アダムが1イニング、エイドリアン・モレホンが2.0イニングを抑え、最後はメイソン・ミラーが締め、4-1のスコアのまま勝利。
2連勝として、2戦先勝のワイルドカード・シリーズを勝ち抜き、見事にNLDSへの進出を決めました。
パドレスのブルペンは強い!
クレイグ・スタメン監督はブルペンの使い所を心得ていて、ゲームの流れを決める重要なところをブラッグレー・ロドリゲスに任せ、そして最後はメイソン・ミラーが締める。他に左対策で、エイドリアン・モレホン、そして絶好調の松井裕樹投手がおり、元レイズの経験豊富なジェイソン・アダムもいる・・・パドレスのブルペンは非常に強いです。
なんと言っても筆者はブラッグレー・ロドリゲスがすごいと思うのです。
ブラッグレー・ロドリゲスとは
ブラッグレー・ロドリゲスは、2003年11月16日生まれの22歳。ベネズエラのペタレ生まれで、2021年1月、インターナショナルFAとしてパドレスとマイナー契約しました。
サイン翌年の2022年に右肘を傷め、トミー・ジョン手術を行います。したがって2022年から2023年の2年間はマイナーでの登板はありません。
2023-24年の年またぎで行われるベネズエラ・ウィンター・リーグでようやくマウンドに復帰。20イニングでERA 5.40。
2024年は20歳のシーズンでしたが、クラスAで開幕を迎えると、ハイA、そしてダブルAと昇格。この年は3つのレベルを併せてERA 2.64をマークし、SO9は11.0、BB9は4.5を記録。
2025年はダブルAでスタートし、5月31日に1日だけメジャーに昇格し、デビューを果たします。1.2 IPをスコアレス。この登板の後、パドレスは彼を一旦、トリプルAにオプションします。マイナー降格後に7 Days ILに入り、どうやら上腕二頭筋に張りを覚えたようです。
その後、9月にメジャーに復帰。2025年は7.2 IPでERA 1.17。
2026年は開幕メジャーとなり、68試合、74.0 IPでERA 2.19、SO9が9.9、BB9が2.4を記録。
マイナー時代からSO9は10前後をキープし、課題であったコントールも年々修正し、BB9は毎年改善。
ブラッグレー・ロドリゲスの投球スタイルは常時98~101 mphを記録するエリート級のファストボール(4シーム/シンカー)を武器とし、代名詞とも言える決め球の80 mph台後半の極めて効果的なチェンジアップを組み合わせます。この日の投球パターンと同じですね。
マウンド上で巻き込み型の度付きメガネをかけるという独特なスタイルと、元スター・クローザーのフランシスコ・ロドリゲス(愛称:K・ロッド)に例えられ、「ミニ・K-ロッド」という愛称で呼ばれています。
パドレス、PCAを封じる
パドレスはこのワイルドカード・シリーズの2試合で、PCAを完全に封じました。2試合で計8打席、AB 7、H 0、SO 4。Gm1に至っては3三振。
もちろん、対策はしてきたのでしょうが、ここまできれいにハマるとは?という感じです。
NLDSではMILと
パドレスは10月3日からブルワーズとのNLDSがスタート。Gm1ではブルワーズはミズこと、ジェイコブ・ミズロウスキーが登板します!パドレスは未定。
ちなみに、同じチーム間の出来事ではありませんが、2018年に下記のようなプレーがありました。ドジャースのユニフォームを着ていますが、マニー・マチャードです。ブルワーズのヘスス・アギラルが1塁ベース上で足を故意に踏まれたことでベンチ・クリアーに。マチャードは後に罰金となりました。
ともにレギュラー・シーズンで何度も当たっていますから、選手間ではもう何もないとは思いますが・・・。2018年から残っているブルワーズのメンバーはブランドン・ウッドラフ(NLDSでロスターには入らないと思われます)とクリスチャン・イェリッチくらいです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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