ワカ、復帰戦で好投
現地2022年8月14日、レッドソックスはフェンウェイ・パークでヤンキース戦。この日は3ゲームシリーズの最終戦。Game1は延長10回でレッドソックスが3-2でサヨナラ勝利。Game2は、ヤンキースがセーフティー・スクイズを決めて、3-2のスコアで勝利。
1勝1敗で迎えたGame3でレッドソックスのマウンドに立ったのは、マイケル・ワカ(Michael Wacha)。2022年6月28日以来の復帰戦のマウンドとなりましたが、素晴らしい投球を見せました。まさにNasty!
Michael Wacha's return was pretty epic. pic.twitter.com/Hwv9QGGg4H
— Red Sox (@RedSox) August 15, 2022
右肩痛で離脱
マイケル・ワカは2022年6月28日のトロント戦で、5イニングを投げ、被安打7、失点4で降板。このゲームでは終盤にブルペンが失点し、5-6で敗れたものの、ワカはノー・ディシジョンで負けもつかず。
次の登板は、レイズ戦が予定されていましたが、現地2022年7月5日にスクラッチ(登板回避)。”heavy arm”ということで腕がとにかく疲れていて、思うようなスイングが出来ていない状況だったとのこと。本人曰く、”dead arm”だったと。
レッドソックスはその次のシリーズにヤンキースとの4連戦が控えていて、ワカの登板も期待されていましたが、やはり現地2022年7月7日にそれも登板回避を決定。7月5日に遡り、IL入りとなっていました。MRIも撮影した結果、傷めた箇所は特定されていませんが、ショルダー・イシューということになっていました。
7回を2ヒッター
この日のワカは両サイドに丁寧に投げ分けていました。甘いボールがほぼなかったです。初回からヤンキース打線に対し、とにかく攻めた印象でもあります。
4回2アウトまでパーフェクト・ゲーム。ミゲル・アンドゥハーにシングルを打たれ、さすがに大記録達成はなりませんでしたが、その他の安打は6回にアンドリュー・ベニンテンディにシングルを打たれたのみ。
ワカは7回を投げ、被安打2、スコアレス、BB1、SO9という内容。アーロン・ジャッジに対しても、SSゴロ、三振、三振と完璧に抑えました。
トミー・ファムが活躍
レッドソックスのリードオフはトミー・ファム。
初回、ファムがヤンキース先発のジェイムソン・タイヨンからリードオフ・ダブルを放ち、チャンスメイク。デバースの進塁打で3塁に進んだ後、ボガーツのSSゴロの間にホームイン。先制点のきっかけをつくりました。
ワカの好投になんとしても応えたい打線でしたが、ジェイムソン・タイヨンも好投。なかなか追加点を取れずにいました。
6回裏、イニングの先頭となったファムはRFへのシングルで出塁。タイヨンにプレッシャーをかけます。そして続くラファエル・デバースがRFへ2ランHR。
ファムをきっかけにして、ワカを援護することが出来ました。
ワカ降板後は、ライアン・ブレイジャー、ギャレット・ウィットロックがヤンキース打線をパーフェクトに抑え、レッドソックスが3-0のスコアで見事に勝利。
Barehanded beauty to end it! pic.twitter.com/MipC5ihXzU
— Red Sox (@RedSox) August 15, 2022
マイケル・ワカに7勝目がつき、このシリーズの勝ち越しを決めました。
レッドソックス、まだ希望をつなぐ
この日の勝利で57勝59敗としたレッドソックス。借金を抱え、プレオーフ敗退の可能性も高いことは事実ですが、現時点では確率的にまだ可能性は残っています。
【現地2022年8月14日終了後のWCスポット】
- ブルージェイズ:61-52
- マリナーズ:62-54
- レイズ:60-53
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- オリオールズ:59-55
- ツインズ:58-55
- ホワイトソックス:59-56
- レッドソックス:57-59
連勝と連敗が重なるようであれば、チャンスはあるものの、厳しい状況であることは確か。
7月にずるずると8勝19敗と負け続けたのが響いているのですが、大負けさえしなければなんとかチャンスはあるかもしれません。これからは自滅禁止ですね。
とにかく、今日はワカがいい投球を見せてくれて嬉しい限りです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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