NL勝率1位のブルワーズが登場!
現地2026年10月3日、いよいよナ・リーグ勝率1位のミルウォーキー・ブルワーズがポストシーズンに登場してきました。
相手はNLワイルドカードでカブスの「らしさ」を封じて連勝して勝ち上がったサンディエゴ・パドレス。
試合開始前から高レベルの展開が期待されたこのカードは予想通りの素晴らしいゲームとなりました。
ロスター
パドレスは投手11人、野手15人の編成です。これは投手を多く登録しておく傾向のある短期決戦では異例と言っていいでしょう。投手力にかなりの自信がある現れです。ウォーカー・ビューラーがロスター入りしていますが、パタニティー・リーブで数日離れ、おそらくGm3から復帰。ビューラーのところに、ランディー・バスケスが入ります。
ブルワーズは投手13人の登録。右膝、腹斜筋、鼠径部と全身を傷めていたSSのジョーイ・オルティズ、体調不良であったアンドリュー・ボーンが入っております。パドレスのブルペンは非常に強いですが、ブルワーズもブルペンは強力です。
スターティング・ラインナップ
パドレスはロビー・レイが先発。やはりフェルナンド・タティス・Jr.がリードオフに入っているのは相手からすると脅威ですね。
ブルワーズはジェイコブ・ミズロウスキーが先発です。キーマンのジャクソン・チューリオはパドレスも相当警戒していることでしょう。
ミズロウスキーが4回を6K
やはり注目はジェイコブ・ミズロウスキーとパドレスの上位打線の対決です。
ミズロウスキーは現地2026年9月27日のレギュラーシーズン最終戦に登板し、そこから中5日での登板となります。
タティスに105mph
ジェイコブ・ミズロウスキーは1回表、フェルナンド・タティス・Jr.にいきなり、104.8m,ph、104.6mphの4シームを投じ、またも度肝を抜く投球。タティスには4球を投じて最後はカーブで三振。
2番のダスティン・ハリスを打ち取った後、3番のマニー・マチャードには8球を要し、最後は2ベースを打たれて出塁を許しましたが、タイ・フランスを100mph投球とカーブのミックスで三振を奪い、スコアレスで立ち上がりました。
ミズ、力み過ぎ
ただ、先制点を許しのはミズロウスキーで、2回表1アウトから3連続シングルを許して1点を与えると、1アウト1、3塁でジェイク・クロネンワースの内野ゴロの間にも1点を失い、2回表に2失点。ちょっと力みすぎましたね。
ただ、3回、4回は三者凡退に打ち取り、この日は4回で降板。球数は88球でちょっとリズムが悪いイニングが続きました。被安打4、失点2、ER 2、BB 1、SO 6でした。
ジャクソン・チューリオの2ランHRで追いつく
2点の先制を許したブルワーズでしたが、3回裏、先頭のギャレット・ミッチェルがSS内野安打で出塁すると、1アウト後にジャクソン・チューリオがロビー・レイの86.6mphのスライダーを左中間スタンドに放り込み、すかさず2-2の同点に持ち込みます。さすがにチューリオでしたね。
ブルワーズが3度のピンチを凌ぐ
ピンチその1(5回表)
ブルワーズは5回表にアントニオ・センゼテラを2番手で起用。センザテラはタティスを抑えたのは良かったものの、ダスティン・ハリスに1B内野ゴロで出塁を許します。そしてハリスはすかさず2塁への盗塁を試みますが、これをウィリアム・コントレラスが盗塁を阻止し、2アウトまで漕ぎ着けます。
ところがセンザテラはマニー・マチャードには四球、タイ・フランスには2塁内野安打を許してまたもピンチを作ります。パット・マーフィー監督はここで投手交代。ブルワーズのブルペンのキーマン、アーロン・アシュビーをマウンドに送ります。そのアシュビーはすぐにワイルドピッチを投じ、ピンチを拡げますが、ジャクソン・メリルをCFフライに打ち取り、無失点。アーロン・アシュビーは7回1アウトまで投げ、1.2イニングをパーフェクトに抑える好投を見せました。
ピンチその2(7回表)
アシュビーの次にマウンドに上がったのはアブナー・ウリーべ。そのウリーべもパドレス上位打線に対するということでかなり力んでおりました。タティスとマチャードにシングルを許し、タイ・フランスに死球を与え、2アウト満塁としたところでマーフィー監督は交代を決断。DLホールがマウンドに上がりました。 そのホールは大ピンチでしたが、ジャクソン・メリルのタイミングをずらしてLFフライに仕留めて、ピンチを脱出します。
勝ち越し!
ピンチの後の7回裏、ブルワーズは2アウトからウィリアム・コントレラスが勝ち越しHRを放ち、3-2とします。この後もシングルが2本続きましたが、あと1本が出ずに追加点とはならず。
ピンチその3(8回表)
8回表、DLホールは先頭のザンダー・ボガーツを歩かせ、1アウト後もルイス・カンプサーノに死球を出し、ピンチを迎えます。この後、オースティン・ヘイズをRFフライに打ち取り、2アウトとなったところで、マーフィー監督はトレバー・メギルにスイッチ。メギルはタティス・Jr.から三振を奪い、このイニングも凌ぎました。
パドレス、逆転HRが幻に
ゲームは3-2のスコアのまま9回表に。ブルワーズはメギルが9回も登板。メギルは先頭のダスティン・ハリスにRF前シングルを許し、先頭打者を出してしまいます。
この後、マニー・マチャードから三振を奪い、1アウトとなり、この後事件が発生。
つづくバッターのタイ・フランスは2球目の98.9mphのベルト付近の4シームを捉え、打球は49度の角度でLF方向へ。これは逆転2ランHRかと思いましたが、打球はウォーニング・ゾーンのところでジャクソン・チューリオのグラブの中に。これでブルワーズは2アウトを奪いました。
このプレーにパドレスがチャレンジを要求。打球が天井に当たっているではないか?とのクレームでした。実際にVTRを見ると、打球は確かに天井の鉄骨に当たって落下しており、これがもし当たっていなければ、反射後の落下地点から考えておそらくスタンドインで2ランHR。
レビューにて判断を任せたところ、判定は覆らずにHRに。
グランド・ルール(アメリカン・ファミリー・フィールド)
実はアメリカン・ファミリー・フィールドのグランドルールでは、屋根についてこう書かれてあります。
- フェア地域の上空にある屋根、屋根のトラス、または屋根のケーブルに打球が当たった場合:インプレー
- 野手が捕球すれば打者はアウトとなり、走者は自己責任で進塁できる。
- ファウル地域の上空にある屋根、屋根のトラス、または屋根のケーブルに打球が当たった場合:ボール・デッド(=ファウルに)

つまり、これは東京ドームと同じで、落下した打球をキャッチすれば、アウトに。なお、東京ドームとの違いは、ファウルテリトリーの扱いにあり、アメリカン・ファミリー・フィールドではファウルの上空の屋根に当たれば、即ボールデッドでファウルに。東京ドームは落下した打球をキャッチすれば、アウトになるところです。
ブルワーズは命拾いしたのですが、メギルはこの後、ジャクソン・メリルを打ち取ってゲームセット。
ブルワーズが粘りに粘って、パドレスを交わし続け、Gm1をものにしました。

Gm2
Gm2はブルワーズがローガン・ヘンダーソン、パドレスはNLWC Gm1で好投したマイケル・キングです。
またもレベルの高い試合になりそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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