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【MLB2026】ヤクルト・村上はホワイトソックスと2年契約で合意へ(更新あり)

ポスティング・ウィンドウ期限間近の合意

 現地2025年12月21日、村上宗隆選手がホワイトソックスと2年契約で合意に至りました。

 村上選手は今オフ、ポスティング・システムを利用してMLB入りを目指し、現地2025年11月8日からMLB30クラブとの交渉がスタート。その交渉ウィンドウは45日間であり、現地2025年12月22日(日本時間23日)がその期限となっていました。

こだわりよりも経験を優先?

 交渉の状況はなかなか見えてこなかったのですが、直近になってホワイトソックスが交渉のテーブルについていることが判明。スモール・マーケットの中地区でショート・タームという条件が見えてきました。

 ポスティング・システムは交渉が決裂した場合、元いた所属先に戻るというルールがあるのですが、村上選手が条件にこだわったのなら、ヤクルトへの復帰もあり得るぞと思っておりました。

 ただ、ご本人の考えはおそらくメジャーでのプレーを優先するのは間違いないところでしたので、後はホワイトソックス以外にどこが残っているのか興味深かったのですが、ホワイトソックスが契約、出場機会ともにベストだということでしょう。

契約内容(更新)

 現時点で判明している合意内容は下記の通り。

  • 2年/$34M(2026-2027)
    • サイニング・ボーナス:$1M
    • 2026:$16M | 2027:$17M
      • 2027年のサラリーは下記の2026年のアウォード受賞でベース・アップ
        • MVP 1位:+$1M | 2位-3位: +$0.5M | 4位-10位:+ $0.25M
        • ROY受賞:+ $0.25M
      • XX(B) FA(6年を経ずに契約終了でFAとなる)
      • 同意なしにマイナーへの降格は不可
      • 特典:通訳付き、日本と米国間の航空運賃の払い戻し(=クラブ持ち)

 なお、オプトアウトなどはありませんでした。ゆえにトレードでも成立しない限り、ホワイトソックスと契約を満了するような内容です。

YSへのリリースフィー(変更無し)

 リリース・フィーは契約総額に応じたレートを適用して計算され、もしも$34Mという額面通りなら、下記のレートが適用されます。

リリース・フィーの2番目の段階
 $25,000,001〜$50Mで契約した場合
-最初の$25Mに対して →20%
-$25Mを超える額に対して→17.5%

 つまり$25M x 20% = $5M 、$9M x 17.5% = $1.575Mで計$6.575Mがリリース・フィー。これを日本円に換算しますと、約JPY157/ USDで計算すれば、10億3千万円。これがホワイトソックスからヤクルトに支払われます。ただ、この後、契約総額で違う金額が出てくれば金額は代わりますので、もう少々お待ちください。

吉田、鈴木との契約の比較

 村上選手の契約は吉田正尚選手のレッドソックスとの5年/$90M (2023-27)に及ばず、また鈴木誠也選手とカブスとの5年/$85M (2022-26)を下回りました。

ドジャースが動いた形跡がない

 今回の期限ぎりぎりでの合意とショート・タームでの契約を見ると、NPBで2022年に56本塁打を放ち、三冠王にも輝いた村上選手に関心を持ったところは複数あれど(メッツ、レッドソックスなど)、いずれも消極的だったのが見て取れます。

 何より、筆者はドジャースがまるで動いた形跡がないのが1つの答えかな?などとも考えておりました。ドジャースはMLB未経験の山本投手と12年契約を結んだ眼力がありますから。そのドジャースが動かなかったのを見て、メッツも二の足を踏んだのかもしれません。レッドソックスの場合は、アレックス・ブレグマン、ひょっとしたら、ボー・ビシェットとの契約も視野に入れていたでしょうから消極的だったのでしょう。

 レッドソックスが日本選手に動くとすれば、2026年オフの阪神の佐藤選手かと思います。

三振率と93mph以上の打率がひっかかったか?

 村上選手に関しては、ポスティング当初からNPBでの過去3シーズンの三振率がいずれも28~29%台だったのが懸念材料とされていました。また、2025年は腹斜筋の痛みもあったのでしょうが、93mph以上の打率が.095 であることもそう見られておりました。2025年のMLBにおけるファストボールのアベレージ・ベロシティーは94.4mph。

そして守備に関してもそうで、メジャーの3Bは前へのゴロをベアハンドで処理というのがもう必須です。その点で村上選手の3Bはかなり疑問符がつけられており、守るなら1Bかと目されておりました。そして出場機会としてはDHが第一の候補になる点も。

 守備位置の制約もネックになったのかもしれません。

1年目をショーケースに

 上記のような懸念点はあるものの、村上​​選手は30本以上のホームラン、場合によっては40本近いホームランを打てる可能性を秘めているのは確か。

 バットスピードと打球速度はいずれもMLBトップクラスと見られ、パワーに加え、出塁率も高く、日本での通算OBPは.394を記録している点は評価されています。

 これはもう2026年を一つのショーケースとして、メジャーのベロシティーにも対応できるというところを見せるというのが良さそうです。メジャーは左のリリーバーも強烈に速いボールを投げる投手がいますから、その実績を積めば、次の契約ではメガディールになる可能性も。

ホワイトソックスでの出場機会

 ホワイトソックスは2024年シーズンにMLB記録となる121敗を記録。2025年も60勝102敗。2025年のチームSLGは.373とMLB 27位で明らかに長距離砲を必要としています。

 その期待に応えるべく、1Bでの出場機会となるとレニン・ソーサ(.264/.293/.434、OPS .727、HR 22、RBI 77)、ミゲル・バルガス(.234/.316/.401、OPS .717、HR 16、RBI 60)らとの争い。DHなら、ギャレット・クロシェとのトレードでレッドソックスから移籍したカイル・ティールとの争いになりそうです。

 どうなるでしょうか?注目ですね。

 いみじくも村上選手は前監督の高津さんのいたホワイトソックスに決まりました。これも不思議な縁を感じますね。

Just a moment...

 お読みいただき、ありがとうございました。

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