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【MLB2026移籍】パイレーツがレイズから3チームトレードでブランドン・ラウを獲得!ポール・スキーンズの援護策を実施!

大人数がスワップが敢行される!

 現地2025年12月19日、アストロズ、パイレーツ、レイズの間で計6名が移籍するブロック・バスタートレードが成立しました。

PITはポール・スキーンズの援護策を実施

 このトレードの筆頭はレイズのブランドン・ラウのパイレーツへの移籍です。

 パイレーツは2025年、チーム打率が.235とMLBワースト3位を記録。これではNLサイ・ヤング賞のポール・スキーンズも10敗を喫しても不思議ではないチーム成績ではあります。ポール・スキーンズのNLサイ・ヤング賞はMLBレジェンドから疑問符をつけられる有り様となりましたが、それを払拭すべく、レイズから強い2Bを補強して少しでもポール・スキーンズの実力に見合う援護を実施したいというところでしょう。

 このトレードで動くブランドン・ラウ以外の他の選手はメジャー・ロスターであるものの、ちょっと地味。しかし、さほど目立たない選手が案外シーズンで大化けすることもあり、振り返れば「あのときのトレードの!」ということもあるので、追ってみたいと思います。

3チームトレード概要

 このトレードに参加した3チームはパイレーツ、アストロズ、レイズ。順番に見て行きます。

パイレーツGet

From レイズ

  • ブランドン・ラウ(Brandon Lowe/31) 2B or OF | B/T: L./R
    • LOWEはNOWのように発音
  • ジェイク・マンガム(Jake Mangum/30) OF | B/T: Both/L
  • メイソン・モンゴメリー(Mason Montgomery/26) LHP

アストロズGet

From パイレーツ

  • マイク・バロウズ(Mike Burrows/26)RHP

レイズGet

From アストロズ

  • ジェイコブ・メルトン(Jacob Melton/25) OF | B/T: L./L
  • アンダーソン・ブリト(Anderson Brito/21) RHP

PITで期待されるブランドン・ラウ

 2026年は31歳になるブランドン・ラウは2018年のデビューから2025年まで過去8シーズン、レイズに在籍。

ちなみに、レイズには”Josh Lowe”という2026年に28歳になる右投げ左打ちのOFがおりますが、ファミリー・ネームは同じスペルで”Lowe”と書きますが、彼の場合、発音は「ロウ」。2025年にナショナルズからレッドソックスに移籍したナサニエル・ロウはそのジョシュ・ロウの兄です。この二人は今回のブランドン・ラウとは血縁関係はありません。

 2018年のデビュー・イヤーは8月5日からの出場となったため、2ヶ月間で43試合のみの出場に留まり、HR5、.233/.324/.450でフィニッシュしましたが、OBPも.300を超え、この短期間に6HRを放つなどパワーヒッターの片鱗は見せていました。

 2019年は82試合で、HR 17、RBI 51、270/.336/.514をマーク。短縮シーズンとなった2020年は60試合中、56試合に出場し、HR 14、RBI 37、.269/.362/.554ともはや大ブレーク寸前でした。

2021年に39HR

 そして2021年、149試合に出場したブランドン・ラウはHR 39を放ち、RBI 99をマーク。スラッシュラインも.247/.340/.523、OPS .863と大ブレークを果たしました。

デビューから現在まで通算157本塁打をマーク。主力2Bの中で彼を上回るのはマーカス・セミエンとホセ・アルトゥーベだけ。2018年から2025年までの期間でセミエンは193本塁打、アルトゥーベは171本塁打を放っています。

 ブランドン・ラウはこの間、 PA(打席数)が2995。同期間のマーカス・セミエンは5139、ホセ・アルトゥーベのPAは4385です。PA数はセミエンより 2144少なく、アルトゥーベより1390少ないです。いかにブランドン・ラウのパワーが際立っているかがよくわかると思います。

怪我が多い

 そんなパワー2Bのブランドン・ラウですが、欠点もあります。怪我が多いのです。シーズンで107試合以上出場できたのはわずか2回だけ。腰の問題は頻繁に発生し、右すねの骨の打撲、右上腕三頭筋の打撲、右膝蓋骨骨折、右腹斜筋の捻挫、左腹斜筋痛、左足首/足の腱炎など、ILで離脱することが非常に多かったのです。

 また、パワーヒッターゆえに打率は低め、SOレートも常にたかったのですが、2023年以降、SOレートは27%前後を記録。これはMLB平均の22.7%を大きく上回ります。

 それもで2023年まではBBレートが11%前後を記録し、OBPの高さはそれで補っていた部分もありました。しかし、2024年は7.8%、2025年は6.9%とこれも低下。

 このあたりが心配の種でもあります。

 それでも彼の加入は貧打で泣くパイレーツ打線にとって大きな武器になるのは間違いないです。2025年の2Bはニック・ゴンザレスをメインにアダム・フレイジャーと分け合っていましたが、二人合わせて8HRでした。よって、ブランドン・ラウの加入がポール・スキーンズの勝利数を増やすことも期待されます。

(PIT)ジェイク・マンガム/OF

 他の選手も簡単なプロフィールを。パイレーツがレイズから獲得したジェイク・マンガムは2026年に30歳となる左投げ両打ちのOF。

 2025年に29歳でデビューを果たし、レイズで118試合に出場。.296/.330/.368と好成績をマーク。HRは3本と明らかに安打量産系の選手ですが、この高い打率はパイレーツにとって良い刺激になりそうです。レイズではLF、CF、RFの順で多く守りましたが、ジャック・スウィンスキー、元レッドソックスのプロスペクトのニック・ヨーク、ブライアン・レイノルズとポジションを争うことになりそうです。場合によってはCFのオニール・クルーズとポジションを分けることも。また、ブライアン・レイノルズはDHでも期待されているので、OFのユーティリティー性から言っても使い勝手の良い選手です。

(PIT)メイソン・モンゴメリー/LHP

 左腕のメイソン・モンゴメリーは6月の誕生日で26歳になります。2024年にレイズでデビューし、2025年はリリーフとして57試合に登板。46.0 IPでERA 5.67。2025年はSOレートが30.1%と平均を大きく上回ったものの、BBレートが12.9%でこちらも平均を大きく上回りました。HRレートは2.9%とほぼ平均。力のある左打者が多い中、制球力が高まればかなり化けそうです。4シームのアベレージが98.7mphと目の覚めるような剛球を投じます。

(HOU)マイク・バロウズ/RHP

 アストロズが獲得したマイク・バロウズは26歳の右腕でスターターです。パイレーツで2024年にデビューし、1試合みに登板。2025年は23試合で19試合に先発。96.0 IPで2勝4敗、ERA 3.94とまずまず健闘。4シームのアベレージは95.5mphで先発ですから、まずまずのベロシティーがあります。チェンジアップ、スライダー、カーブ、シンカーと投じ、ハマれば面白い投手です。2025年はSOレートが24.1%、BBレートが7.7%とこちらもまずまず。HRレートは3.2%と平均の3.0%を超えています。アストロズはフランバー・バルデスがFAですから、先発の頭数を増やしたいという背景がありました。

(TB)ジェイコブ・メルトン/OF

 ゲームで使ってきた選手を3人も放出したレイズは、まずアストロズから即戦力になりうるOFのジェイコブ・メルトンをゲット。左投げ左打ちのOFです。

ドラフトはアストロズの2022年の2巡目ですから、かなり期待されて入った選手。2025年にデビューし、32試合に出場。メジャー初年度は.157/.234/.186、OPS .419とほろ苦デビューでした。しかし、トリプルAでは計2シーズンで.271/.347/.468、HR 11を記録。SBも23を数え、スピードとある程度のパワーを兼ね備えたいい選手でもあります。ジェイク・マンガムの抜けた穴を補いそうです。

(TB)アンダーソン・ブリト/RHP

 レイズが獲得した2人目のアンダーソン・ブリトは21歳の右腕でスターターとして精進中という投手。ベネズエラ出身でプロとしての経験は浅く、ダブルAレベルに到達していません。

 これまで三振を奪う能力は高いものの、コントロールにはまだ課題が残り、2024年と2025年のマイナーリーグでは103イニングを投げ、ERA 2.36、BBレートは11.7%、SOレートは35%を記録。荒れ球系の投手ではありますが、コントロールをよくするきっかけをつかめば案外デビューは早いかもしれません。

 以上です。

 パイレーツ、ブランドン・ラウの獲得でまずはオフェンスの1ピースを獲得。しかし、まだ不十分です。これからどう動くのか、見ものですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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