ミズ、コロラドでも関係なし!
現地2026年6月6日、クアーズ・フィールドで行われたブルワーズ@ロッキーズ戦で、ジェイコブ・ミズロウスキーが登板。
少なくとも2008年の計測システム導入以来、MLBの先発として最も速い球を投げる投手として認定されていいミズロウスキーは、バッター・フレンドリーのクアーズ・フィールドでも関係無し。
もう圧倒的な投球を見せ、7勝目をマークしました。後で触れますが、ミズロウスキーの豪速球が頭を直撃するという怖いシーンもありました。
ミズ、3回に103.7mph
24歳の豪速球投手、ジェイコブ・ミズロウスキーは初回から4シームは101mph以上を連発。コマンドも素晴らしく三者凡退の立ち上がりでした。
1、2回に援護点をもらったミズロウスキー。2回裏、ちょっとしたアクシデントが襲います。1アウトからトロイ・ジョンソンが放った93.8mphの打球速度のカムバッカーが1バウンドしましたが、ミズロウスキーの左ふくらはぎをヒット。これが内野安打となってこの日、初ヒットを許しました。
この後、トレーナーがマウンドにかけつけましたが、ミズロウスキーは問題ないということでそのまま続投。つづくエジキエル・トーバーを6-4-3のダブルプレーに仕留め、無失点で切り抜けます。
3回裏、ミズロウスキーはカイル・カロスに対し、103.7mphの速球を投げ込みました。これは2008年の投球計測システム導入後、先発投手が記録した最速球となりました。
5回に1失点
順調に飛ばしていたミズロウスキーは5回裏に失点。2アウトからSSのジョーイ・オルティズのスローイング・エラーで出塁を許し、カイル・カロスにRFへの2塁打を許し、これで1点を返されます。なお、エラーによる出塁の失点ですので、これはERにはならず。
その後はブレット・サリバンを三振に仕留め、このイニングを凌ぎます。
6回にタイラー・フリーマンの頭部に死球
そしてちょっと怖いシーンがありました。6回裏、ミズロウスキーは先頭のジェイク・マッカーシーに内野安打を許してランナーを背負います。さらにこの後、タイラー・フリーマンの打席でワイルドピッチを投じ、マッカーシーは2塁へ進塁。
スコアリングポジションにランナーを背負い気負いが出たのか、ミズロウスキーはフリーマンへの3球目、カット・ボールが抜けてしまい、これが右打席のフリーマンの頭部を直撃します。
さすがに6イニング目となり、球速はやや落ちており、しかもカットボールでしたが、それでも98.2 mphを計測。これが頭部に当たったのですからかなり心配になりましたが、フリーマンは自力で歩き、このままゲームから退きました。
試合後のクラブハウスでも普通に過ごしていたようですが、頭部は時間差で症状が出たりするので、慎重に過ごしてもらいたいですね。
この後、ミズロウスキーは明らかに動揺しました。マウンドの後ろでしゃがみ込み、落ち着きを取り戻そうとします。
試合後のコメントでは「もちろん、あんなことはしたくなかった。グリップを失ってしまったんです。…(そして)マウンドの後ろに立って、彼のために少しでも祈ろうとしていました」と。
なお、ミズロウスキーは頭部への死球はこれが初めて。
その後、集中力を取り戻したミズロウスキーはTJ・ラムズフィールドをフライアウトに打ち取り1アウト。つづくハンター・グッドマンには四球を与えて満塁としましたが、トロイ・ジョンストンをフライアウト、エジキエル・トバーをゴロアウトに打ち取り、ピンチを切り抜けました。
7回、降板拒否
7回表に3点の追加点をもらったミズロウスキー。その流れを決定させるべく、7回裏のマウンドにも上がりました。
先頭のエドゥアルド・ジュリエンを三振に打ち取ったミズロウスキーでしたが、つづくカイル・カロスに四球。さらに、ブレット・サリバンにはシングルヒットを許し、1アウト1、3塁のピンチを迎えます。
91球を投げ終えたミズロウスキーは、捕手のウィリアム・コントレラスに「ノー」と繰り返し言い、マウンドに近づかせないようにしました。
そして、ミズロウスキーはベンチの方を向き、パット・マーフィー監督と視線を交わします。言葉は交わされなかったものの、二人の意思疎通は明白でした。
試合後、パット・マーフィー監督は「彼は『俺はこれをやりたい、ここにいたい』と言っていたんだ」と語りました。蒔いた種に対して打線の中軸に回ったからと逃げたくなかったようです。
なお、ミズロウスキーの頭には現時点で戦力ダウンとなっているブルペンのことも頭にあり、ここで大きな負担はかけさせたくなかったようです。
続投を決断したマーフィー監督の判断は正しく、ミズロウスキーはジェイク・マッカーシーとスターリン・トンプソンを三振に打ち取り、無失点でこのイニングを降板。そしてこの日はこれでお役御免となりました。最後の投球は101.3mphを記録。
ミズの100phログ
この日のミズロウスキーは7イニングで98球を投じ、被安打4、失点1、ER 0、BB 3、HBP 、SO 8という成績だった。98球のうち52球が100mph以上を計測。
これは投球計測開始以降、5月25日の57球に次ぐ2位の記録。さらに101mph以上の球数も45球と新記録を樹立しました。
彼が計測した100mph投球のログです。
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- 101.2 mphFour-Seam Fastball (Bot 7)
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- 101.7 mphFour-Seam Fastball (Bot 7)
- 101.3 mphFour-Seam Fastball (Bot 7)
7回で101mph超えとは本当にわけがわからないすごさですね。ちなみに4シームが初めて100mphを切ったのは5回裏のトロイ・ジョンソンへの初球でそれでも98mphを計測しました。
ゲームの方は7-1でブルワーズが勝利です。

直近7試合のERAは0.20
ジェイコブ・ミズロウスキーは直近7試合の先発登板でERA 0.20を記録。これは、ERAが公式記録となった1913年以降、7試合におけるERAとしては3番目に低い記録。これより低い記録は、マウンドの高さが現在の高さに下げられる前年の1969年に記録されたボブ・ギブソンの0.14とドン・ドライスデールの0.15のみ。
ミズロウスキーの快投はまだまだ続きますね。なお、ミズロウスキーのシーズンERA1.50は現時点でクリストファー・サンチェスの1.46に次いで2位。
大谷選手のERAは0.74ですが、規定投球回数にわずかに届かず、ランキングに入っておりません。次の登板で、また規定投球回数を超えれば良いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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