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【MLB2023】エンゼルス、今度はロッキーズからマイク・ムスターカスをトレードで獲得!

25点ゲーム終了後すぐに成立

 現地2023年6月24日、エンゼルスがまたしても動きました。

 今度は対戦相手のロッキーズからベテラン内野手のマイク・ムスターカスを獲得。エンゼルスはロッキーズとの3ゲームシリーズのGame2で歴史的な大量得点で勝利を収めましたが、試合終了から数時間後、ディールを決めてしまいました。

トレード概要

 トレードは1:1。

エンゼルスGet

  • マイク・ムスターカス(Mike Moustakas / 34)INF/右投げ左打ち

ロッキーズGet

 コナー・バンスコヨックの表記は、ドジャースの現打撃コーチのロバート・バンスコヨック(Robert Van Scoyoc)の表記に倣いました。今後、変えるかもしれません。

 エンゼルスはマイク・ムスターカスのロスターを空けるため、内野手でロッキーズとのGame2にエドゥアルド・エスコバーと交代して3Bとして出場したケビン・パードロ(Padlo)をDFAとしました。

今季のムース

 マイク・ムスターカスは2019年12月にレッズと4 年/$64M (2020-23) + 2024年 $20Mクラブ・オプション($4Mバイアウト)でサイン。2023年のサラリーは$18Mでした。

 ところが、2021年と2022年の成績が2年連続で打率.200前半と低迷。2022年12月22日にレッズからDFAとなり、年明け2023年1月3日にリリースされました。この時点でレッズは2023年のサラリー$18Mと2024年のバイアウトの$4Mを負うことになっています。

 2023年3月にロッキーズとマイナー契約を結び、ロッキーズはリーグミニマムの$0.72Mの支払いで良いことになっていました。

 キャリア生活の崖っぷちに立たされたムスターカスでしたが、スプリング・トレーニングで、打率.350、OBP .366、SLG .600、HR 2、二塁打 4、RBI 9と結果を出し、見事に開幕ロスターの座を手に入れました。

 ロッキーズでは、C.J.クロンとライアン・マクマホンをカバーする3Bと1Bのバックアップというポジション。

 今季はロッキーズで47試合に出場し、115-31、打率.270、OBP .360、SLG .435、HR 4、二塁打 7、RBI 17と良い結果を出し、復活を遂げた形になっていました。

元ロイヤルズのWS選手

 マイク・ムスターカスは、2015年にロイヤルズがワールドシリーズを制覇した時の3B。

 2017年のレギュラーシーズンで38HRをマークし、オフにFA。ロイヤルズからの$17.4Mクオリファイング・オファーを拒否し、勇んでFA市場に打ってたものの、この都市のFA市場というのが稀に見るスローペースでなかなか契約が決まらず、結局、開幕が見え始めた2018年3月半ばにロイヤルズと1年/$6.5M (2018) + 2019 $15Mミューチュアル・オプション、$1Mバイアウトデサイン。QOより低いサラリーで契約せざるを得なかったのでした。

 2018年のトレードデッドラインでブルワーズに移籍。

2018年は計28HRを放ち、オフに再びFA市場に出ましたが、やはり2月まで残り、結局、$10Mでブルワーズと再契約したのでした。

 2019年にはオールスターにも出場。2019年12月にレッズと上述の4 年/$64M (2020-23) + 2024年 $20Mクラブ・オプション($4Mバイアウト)でサインしたのでした。

 レッズで成績が低迷したのはかかとの怪我、右大腿二頭筋のハリ、ふくらはぎのハリ、さらにCOVID-ILなど、次から次に怪我に見舞われたのが大きかったです。

ムースのエンゼルスでの役割

 マイク・ムスターカスは2019年から20年にかけて2Bとして出場した時期もありましたが、それ以降は3B、1B、DHでの出場がメイン。 エンゼルスでは1Bとして起用される見込みです。ジェイク・ラムは5月にトリプルAにオプションされ、ジャレッド・ウォルシュは25日にトリプルAにオプションされています。

 3Bのアンソニー・レンドンは、現在死球を受けた影響でIL中。 レンドンがいない間、3Bは先日メッツからトレードで獲得したスイッチヒッターのエドゥアルド・エスコバーが入り、レンドンが戻ってくればエスコバーはブランドン・ドゥルーリーとレンドンのバックアップ・ロールになるかと。ルイス・レンヒーフォも立場的に危うい感じになります。1Bはマイク・ムスターカス、あるいはブランドン・ドゥルーリーで回すかと。

ロッキーズ、TDLで選手が大きく動きそう

 ロッキーズとしては、マイク・ムスターカスはトレードデッドラインで動かす予定だったと思いますが、前倒しになってしまいました。このトレードデッドラインでは、チャーリー・ブラックモン、ランダル・グリチャック、ジュリクソン・プロファー、C.J.クロン、ピアース・ジョンソン、ブレント・スーター、ブラッド・ハンドなど動きそうな候補がたくさんおります。

ロッキーズが受け取ったプロスペクト

 ロッキーズへ移籍するバン・スコヨックは2018年にアイオワの高校からエンゼルスに11巡目で指名されてプロ入り。2022年の秋にはAFL(アリゾナ・フォール・リーグ)でもプレー。

 2023年はクラスAプラスで、11先発し、4勝3敗、ERA2.76。BB9は3.6、SO9は8.1をマークしています。

ウィル・マイヤーズもいたが

 1Bなら先日、レッズをDFAになったウィル・マイヤーズもいました。本業はOFではありますが。

 彼の不調はおそらく怪我。慌ててムースに飛びつく必要があったのか?とも思います。結果、プロスペクトを出したわけですし。ウィル・マイヤーズの選択肢もあったのでは?とも思います。ちょうどILから復帰したばかりでしたし、これから調子も上がりそうではありましたので。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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