ロベルト・クレメンテ・デーのピッツバーグにて優勝を決める
現地2026年9月15日はロベルト・クレメンテ・デー。1972年12月23日にニカラグアで地震が発生。ロベルト・クレメンテは被災した人々に物資を届けるため同年12月31日にチャーター機に搭乗しますが、その飛行機が事故を起こし、38歳の若さで亡くなりました。MLBでは2002年から9月15日をロベルト・クレメンテ・デーとして彼を称える日としています。

この日、パイレーツの選手たちは全員がロベルト・クレメンテが背負った背番号21をつけ、ブルワーズの選手たちは通常の番号で胸に21番のパッチをつけてゲームに臨みました。
ミズが5回、7K
ブルワーズの先発は今季のサイ・ヤング賞レースをリードしていると言っていいジェイコブ・ミズロウスキー。この日も103mphを超える4シームで初回からロベルト・クレメンテ・デーでなんとしても勝っておきたいパイレーツ打線を圧倒。
しかし、1回裏2アウトからブライアン・レイノルズに3球目の92.3mphのスライダーをあわやHRかと思われた打球を打たれ、ヒヤリとしましたが、その後は同じスライダーで三振を奪いました。これで先制点を奪われていたらまた展開が変わっていたかもしれませんね。
2回以降はランナーを背負う投球が続いたジェイコブ・ミズロウスキーは、4回裏、1アウトから3連打を浴びましたが、無失点に。
これはパイレーツの走塁ミスにも助けられました。1アウトからニック・ゴンザレス、ライアン・オハーンが連打で出塁。ライアン・オハーンは3Bへの内野安打でした。つづくラファエル・フローレス・Jr.の打球は三遊間を抜けそうな当たり。これを3Bのデービッド・ハミルトンがダイブでグラブに当てたせいで打球コースが変わり、SSのジョーイ・オルティズも止められませんでした。打球は芝生まで転がり、これでパイレーツが1-1の同点に追いついたと思われたのですが、2塁ランナーのニック・ゴンザレスと3Bコーチが打球の行方を見失い、せっかくのホーム生還のチャンスを潰してしまいました。しかも1塁ランナーのライアン・オハーンは3塁への進塁を試みていてオーバー・ランでアウトに。
この後、スペンサー・ホルウィッツも倒れてパイレーツは絶好の同点のチャンスを逃してしまいます。
ミズロウスキーは5回を三者凡退に抑えたところで降板。被安打5、スコアレス、BB 1、SO 7という成績でした。
ブルワーズ、連打で6回に4得点
パイレーツの小刻みなリレーに3回までルイス・ララの犠牲フライによる1得点しか上げられな方ブルワーズですが、6回表にビッグ・イニングを作ります。
パイレーツ4番手のグレゴリー・ソトから先頭のブライス・トゥランが四球を選ぶと、ルイス・ララ、ジョーイ・オルティズのタイムリーなどで4得点をマーク。5-0と試合を優位に進めます。
8回裏にブラドン・ラウにソロHRを打たれて1点を失ったものの、最後はトレバー・メギルがなんとか抑えてブルワーズが5-1のスコアで勝利。これでマジック1としました。

カブスの結果待ち
試合後、ブルワーズはリグレーで行われていたブレーブス@カブス戦をモニターでチェック。
7回までは4-3とブレーブスが1点をリードした拮抗した展開だったのですが、ブルワーズのスタッフはシャンパンファイトの準備を余念なく行っていました。ブレーブスが9回表にドレイク・ボールドウィンの2ランHRで2点を追加し、6-3となったところでもう趨勢はほぼ決まりました。
最後のバッターのPCAが倒れたところを見届けたブルワーズがこの瞬間、マジックが0となり、地区優勝が決定したのでした。
4年連続で地区タイトル
これでブルワーズは地区4連覇を達成。NLセントラル4連覇は同地区が創設された1994年以来、ブルワーズが初です。また、ブルワーズは過去6年間で5回、過去9年間で6回の地区優勝を誇ります。
パット・マーフィー監督は5月にリグレー・フィールドへ乗り込み、カブスを3連戦スウィープし、首位に躍り出た時にこのチームで行けると思ったそうです。そして確信が深まったのは、8月にサンディエゴでのシリーズでパドレスにスウィープされ、あらゆる采配が裏目に出る苦境に立たされた後、強豪ドジャースを相手に4戦中3勝を挙げる見事な立ち直りを見せた時だったと言います。
ミズ&チューリオ
カブス、ドジャースのその両シリーズの勝利において、ジェイコブ・ミズロウスキーが登板。やはり今季は彼の圧倒的な存在感がブルワーズの4連覇を後押ししました。
そして攻撃の核となったのはやはりジャクソン・チューリオですね。本当に素晴らしい選手です。彼が打線をつなぎながら、しかも得点も上げるという良い働きを今季も見せてくれました。
なお、ファンからすると、ルイス・ララやジョーイ・オルティスといった選手たちも讃えたいようです。7月に昇格したばかりの新人ララ。そして正SSの座を失いながらも前を向き続け、後半戦に躍進したジョーイ・オルティズ。
彼らはこの日も打順の下位(7〜9番)からそれぞれ2打点を挙げ、ミズを援護。いい選手が次々に出てきます。
この後
シーズンにはまだ見どころが残されています。ブルワーズがドジャース、レイズ、ブレーブス、ヤンキースを抑えてメジャー全体での最高勝率(およびポストシーズン全試合でのホームフィールド・アドバンテージ)を獲得することが出来るか?という点。
そしてブルワーズ2025年に樹立したクラブ最多勝利記録(97勝)への到達です。今は94勝。これもクリアーしそうですね。
また、ナ・リーグ中地区のチームとしては2016年にカブスが103勝をマーク。今季はひょっとしたら、それ以来となるシーズン100勝達成の可能性もあります。ちなみに2016年はカブスが108年にわたるワールドシリーズ制覇の「空白期間」に終止符を打った年でもありました。
ブルワーズ1982年以来ワールドシリーズに進出しておらず、マリナーズ、パドレス、レイズ、ロッキーズと並び、未だワールドシリーズ制覇を果たしていないMLBの5球団の一つとなっています。
1982年のワールドシリーズではGm7で痛恨の敗北。今季はそれをクリアーするでしょうか!?
楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

コメント