T-モバイル・ホームランダービー2026
現地2026年6月18日、MLBは現地2026年7月13日にフィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークで開催されるからT-モバイル・ホームランダービーに昨年までとは違う方式を採用することを発表。
2015年から続いてきたタイマー制を廃止し、スイング数に基づくフォーマットに戻すということになりました。
なお、2014年などは7アウト制で、7回未達であれば終了というような方式でした。
新フォーマット
ダービーに出場する選手は例年通り8名。
これまでの時間制限のあるラウンドでホームランを狙うのではなく、各ラウンド開始時に決められたスイング数で競います。第1ラウンドは20スイング、第2ラウンドは15スイング、そして最終ラウンドも15スイングです。
【HRダービーフォーマット】
- タイマーなし、アウトなし
- 第1ラウンド:20スイング
- 第2ラウンド:15スイング
- 決勝:15スイング
- ホームランになったかどうかに関わらず、すべてのスイングがスイング数でHRがカウントされます。
- ただし、ラウンド最後のスイングでホームランを打った選手は、アウトにならない限りスイングを続けることができます。
- 2024年と2025年と同様に、8人の打者全員が第1ラウンドの1つのプールにエントリー。
- 第1ラウンドのホームラン数上位4名が準決勝に進出し、第1ラウンドのホームラン数に基づいてシード順位が決定され、1位対4位、2位対3位で直接対決を行い、決勝進出者2名を決定。
- タイブレーカー:同数となった場合の決定は、
- ホームランの飛距離で決定(第1ラウンド)
- 3スイング制(第2ラウンドと第3ラウンド)
この新しいスイング制は、2015年以前のホームランダービーの方式に近いものです。当時は、各ラウンド開始時に選手は決められた数の「アウト」を与えられ、アウトがなくなるまでにできるだけ多くのホームランを打つことを目指し、ホームラン以外のスイングもすべてカウントされていました。
タイマー制はきつかった
昨年までのHRダービーはもう見ている方がしんどくなるというか、選手が気の毒で仕方ないような方式でした。こちらは2021年のHRダービーで疲れ果てる大谷選手。

2015年にどうしてタイマー制となったか?
そもそも2015年にどうしてタイマー制になったかというと、HRダービーなのにHR数が少なくなったという背景がありました。下記は7アウト制だった2014年の結果です。第1ラウンドのヤジエル・プイーグに至っては0で、優勝したヨアニス・セスペデスでも最終的に28本。
(2014 HRダービー)
| Player | Team | 1R | 2R | Semi | Finals | Total |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Y・セスペデス | OAK | 3 (2) | 9 | 7 | 9 | 28 |
| T・フレイジャー | CIN | 2 (1) | 6 | 1 | 1 | 10 |
| J・バティスタ | TOR | 10 | bye | 4 | – | 14 |
| A・ジョーンズ | BAL | 4 | 3 | – | – | 7 |
| G・スタントン | MIA | 6 | bye | 0 | – | 6 |
| T・トゥロウィツキー | COR | 4 | 2 | – | – | 6 |
| J・ドナルドソン | OAK | 3 (1) | – | – | – | 3 |
| J・モーノー | COR | 2 (0) | – | – | – | 2 |
| B・ドージャー | MIN | 2 | – | – | – | 2 |
| Y・プイーグ | LAD | 0 | – | – | – | 0 |
一方、タイマー制の最後の大会となった2025年のダービーの結果はご覧の通り。
(2025年HRダービー結果)
| Player | Team | 1R | Semi | Finals |
|---|---|---|---|---|
| M・オルソン | ATL | 15 | – | – |
| C・ロリー | SEA | 17 | 19 | 18 |
| J・チザム | NYY | 3 | – | – |
| B・バクストン | MIN | 20 | 7 | – |
| O・クルーズ | PIT | 21 | 13 | – |
| J・カミネロ | TB | 21 | 8 | 15 |
| B・ルッカー | ATH | 17 | – | – |
| J・ウッド | WAS | 16 | – | – |
第1ラウンドの数を見てもその差は歴然で、もはやこの時点で2014年のセスペデスのトータル数28本に迫る勢いです。ダービーを制したカル・ロリーのファイナルまでのトータルはなんと54本!ジュニオール・カミネロも44本を記録しました。

華々しくHRが飛び交うという意味ではタイマー制は成功・・・しかし、あまりにも選手に負担がかかり過ぎ、敬遠する選手が続出する事態となったのでした。
今回のスイング数制はファイナルまでタイブレーク無しで行ったとして50スイング。ラウンドの最後のスイングがHRになった場合に続ける分やタイブレークの3スイングを入れても+20スイングも行かないのではないか?と思います。総スイング数でかなり減りますので、少しは選手の負担も軽減されるのかと。
なお、この大会はまたもやNetflixでライブ配信されます。WBCに引き続き、またも。

シュワーバーは出る?
そしてフィラデルフィアでの開催ということで、カイル・シュワーバーの参加もあるでしょうか?あるいはブライス・ハーパーも??
そう言えば、2025年のオールスター本戦は9回に決着がつかず、スイング・オフというHRダービーで決着がつきましたね。それを決めたのはカイル・シュワーバーでした。

お読みいただき、ありがとうございました。

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