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【MLB移籍/FA】2023シーズンに向けたクオリファイング・オファー(QO)の金額が決定!19.65 Mドルに

2022-2023年のクオリファイング・オファー

 現地2022年10月15日、2022年のワールドシリーズ終了後からスタートするクオリファイング・オファーについて、今オフの金額が出ましたので、記しておきたいと思います。ポストシーズンのゲームを追いかけていて書ききれておりませんでしたので、ここであらためて。

クオリファイング・オファーとは? 

 クオリファイング・オファー(以下QO)の制度については前年の記事に詳細をまとめておりすので、ぜひこちらをご参照ください。

CBA交渉で撤廃にならず

 2021年から2022年にかけて行われた新CBA交渉では、このQOも議題に上がりました。当初は撤廃される方向で、ドラフト補償もなしということで話が進んでいたのですが、結局は残ることに。その団体交渉では現状の設定の金額を変える程度しか進みませんでしたね。QOをはじめ、インターナショナル・ドラフト、贅沢税の基準額、また調停資格前の選手のサラリーの設定など大規模な改革に関する議論はまた持ち越しになりました。

2022-23は金額がアップ!19.65Mドルに

 今オフに提示されるクオリファイング・オファーの金額は、$19.65Mに決定しました。

 この金額はトップ125選手の年俸の平均値により算出されます。今季は $1.25 Mも上がりました。

  • 2022年11月(For 2023): $19.65M
  • 2021年11月(For 2022): $18.4M
  • 2020年11月(For 2021): $18.9M
  • 2019年11月 (For 2020) : $17.8M
  • 2018年11月 (For 2019): $17.9M
  • 2017年11月(For 2018): $17.4M
  • 2016年11月(For 2017): $17.2M
  • 2015年11月(For 2016): $15.8M
  • 2014年11月(For 2015): $15.3M
  • 2013年11月(For 2014): $14.1M
  • 2012年11月(For 2013): $13.3M

対象選手

 ワールドシリーズ後にFAとなり、クオリファイングオファーを受け取ることが予想される選手のリストと対象選手の要件は下記になります。

  • 過去にQOの提示なし(=1度オファーを受けたら、2度めのQOはない)
  • シーズン全期間を通して所属球団にいること。(移籍してきた人は対象外)

 つまり、開幕から継続して同じチームに所属し、これまで一度もクオリファイングオファーを受けたことがないFAにのみ適用されると考えます。

  • アーロン・ジャッジ(ヤンキース/OF)
  • ジェイコブ・デグロム(メッツ/RHP)
  • エドウィン・ディアス(メッツ/RHP)
  • クリス・バシット(メッツ/RHP)
  • ブランドン・ニモ(メッツ/OF)
  • ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
  • ダンスビー・スワンソン(ブレーブス)
  • トレイ・ターナー(ドジャース)
  • ウィルソン・コントレラス(カブス)
  • カルロス・ロドン(ジャイアンツ)

 クオリファイングオファーはワールドシリーズ終了後5日目まで提示可能で、選手はその後1週間以内に承諾するかどうか返信する必要があります。

ボガーツとロドンはオプトアウトの行使次第

 ほとんどが2022シーズン終了時にMLS6.000年のFA資格を満たすことになった選手です。特殊なケースを2つほどピックアップします。

ザンダー・ボガーツ

 レッドソックスのザンダー・ボガーツは2022年1月の時点でMLSが8.042。FA資格を満たした時点で下記契約を結んでいました。そして2022シーズン終了後のオプトアウトの条項が入っているため、それを行使すればという条件付きになりますが、対象になっています。レッドソックスに残れば、QOはまた次の契約が切れる機会にということになります。

 現契約にサインしたのは2019年4月1日。

  • 6年/$120M (2020-25) + 2026 オプション
    • @ $20M/年 x 6年.
    • 2026年は:$20M オプション
      • ボガーツが2025シーズンに535 PA(plate appearances)を達成、且つ 2025シーズン終了時にヘルシーであるならクラブ側が行使(べスティング・オプションのようなもの)
    • 2022シーズン終了後にオプトアウトあり

カルロス・ロドン

 カルロス・ロドンは2022年3月のロックアウト終了直後にジャイアンツと下記の契約を締結。2年契約で、2023年も残っているではないか?と思ってしまうのですが、実はオプトアウト条項が入っていたのです。それが2022年に110イニングを投げればという条件でした。今季は大きな怪我もなく178.0IPを達成。条件をクリアーということでオプトアウト可。ちなみにロドンの178.0 IPはキャリアハイです。

  • 2年/$44M (2022-23)
    • $21.5M(2022)/$22.5M(2023)
    • 2022年に110イニングを投げれば、オプトアウトできる

 ロドンもオプトアウトしなければ、現契約の2023年が終わった後にまたQOをもらうことは可能。

資格があるのに対象外の選手

 なお、FAの資格はあるが、QOの対象外の選手は、ご覧の通り。

  • ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス/1B) :過去に提示済み
  • カルロス・コレア(ツインズ/SS):オプトアウトするという噂。しかし、過去に提示済み
  • ノア・シンダーガード(フィリーズ/RHP) :過去に提示済み、そしてTDLで移籍

 QOを受けた選手が他クラブとメジャー契約を結んだ場合、前所属クラブは1巡目終了時またはコンプラウンドB終了時にその補償としてドラフト指名権を受け取ることができます。詳細は新契約の金額、選手を失うクラブがレベニュー・シェアリングを受けているかどうか、また贅沢税の基準額を超えているかどうかによって変わってきます。

 QOは2012年シーズン終了後に始まり、過去110件のオファーがありましたが、そのうち受諾されたのは8ケースのみ。2021年11月は、14人がQOを提示され、受諾したのはジャイアンツのブランドン・ベルトだけでした。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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