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【MLB2022FA】ハビアー・バイエスとタイガースの6年/140Mドルの契約について

アグレッシブ・タイガース、FAの注目SSの一人を獲得

 現地2021年12月6日、MLBはまだまだロックアウト中。本日の記事もロックアウト前に成立しながら、取り上げることが出来ていなかったディールについてその詳細を書いておきたいと思います。タイミングは遅きに失していますが、後日、案外有効になってきますので。

 本日はタイガースが決めたハビアー・バイエス(Javier Baez )とのディールについてです。

 メッツからFAとなったハビアー・バイエスは、エプラーGMの就任が早ければ、ひょっとしたら残っていたかもしれません。フランシスコ・リンドーアとのプエルトリコ出身の二遊間は半期で終わってしまいましたね。

バイエスのディール詳細

 ではハビアー・バイエスとタイガースのディールの詳細です。こちらは公式には現地2021年11月30日にサインしたことになっています。

  • 6年/$140M(2022-2027)
    • 支払い:
      • 2022: $20M/ 2023: $22M/ 2024: $25M / 2025: $25M/ 2026: $24M/ 2027: $24M
    • 2023シーズン終了後にオプトアウトあり
    • アウォード・ボーナス:MVPで$1M(2022&2023)/ MVPで$2M (2024-2027)
    • 限定的ノートレード条項あり(10クラブとのディールはブロック。詳細は公表されず)
    • AAV(Annual Average Value)は$23M

 2021年が調停のラストイヤーだったハビアー・バイエスは、カブスと調停を避けて$11.65M(2021)でサイン。さすがFAというか、今回のディールで倍のサラリーになりましたね。

 ちなみにハビアー・バイエスは2021年のトレードデッドラインでメッツに移籍した訳ですが、2021年7月31日時点でサラリーの残額は約$4M。この$4Mのほとんどをカブスが払いました。カブスが払ったのは$3.847M、メッツが負担したのは0.161Mです。

どうしてもSSが欲しかったタイガース

 タイガースのSSは2018年はホセ・イグレシアスが守り、2019年はジョーディー・マーサーが守りました。ここまではよかったのですが、リビルドに入り、SSをニコ・グッドラムに任せました。しかし、バットがとにかく湿っていました。2020年は打率が.184、2021年は.214。OBPも2年連続で2割台とMLBのSSとしては非常に厳しい数字を残しました。

 タイガースはルール5ドラフトに備えたロスター調整で、ニコ・グッドラムをマイナーへアウトライトとし、40manロスターを空けることにしました。

 よって、いいバットが欲しいというのは至極自然なことで、ピッチングのプロスペクトが羽ばたきつつある今、とにかく打てるSSをということでこのオフは非常に熱心でした。

コレアをやめてバイエスへ

 タイガースは早い段階からカルロス・コレアをマーク。現監督のA.J.ヒンチとのつながりもあり、熱心に口説いてはいました。しかし、マーカス・セミエン、コーリー・シーガーらも含めたFAのSSの動きが慌ただしくなり、カルロス・コレアからの感触も今ひとつだったことから、ハビアー・バイエスに絞りました。

ハビアー・バイエスのキャリア 

 ノールック・タッチでおなじみのハビアー・バイエス。カブス時代のキャリアはもうご承知の通りです。かんたんにキャリアの概略を。

 1992年12月1日生まれのハビアー・バイエスは、29才になったばかり。

 プエルトリコ出身なので、アマチュア・ドラフトの対象で、2011年にカブスから1巡目指名(全体9位)で指名を受け、プロ入り。

 デビューは2014年で21才の時です。開幕ロスターにも入り、この年は主に2Bとして出場。デビュー時、カブスのSSにはスターリン・カストロがおりました。バリバリのSSとして出ていた頃ですね。

 ハビアー・バイエスは2015年はほとんどがマイナー。9月に入り、ようやくコールアップされるという状況でした。

 エブリデーSSのスターリン・カストロが2015年12月にヤンキースへトレード。ちょうどポジションを空けるようなトレードでした。そしてSSに入ったのはアディソン・ラッセル。

 カブスがワールドシリーズを制した2016年はアディソン・ラッセルがSS、2Bにはユーティリティーのベン・ゾブリストという布陣。ハビアー・バイエスはゲーム展開などで2B、SS、1B.、LFなどを守るようなバックアップ的存在でした。それでも142試合に出場し、450打席を経験。打率.273、OBP .314、SLG .423、HR 14をマーク。なお、ポストシーズンではNLCSでMVPを獲得。

 2017年には2BとSSをほぼ同じ割合で守ることに。この頃からカブスにとって欠かせない存在に。

2018年にRBIタイトル

 2018年には160試合に出場。打率.290、OBP .326、SLG .554、HR 34をマーク。RBI 111でタイトルを獲りました。

 2018年10月はじめ、エブリデーSSのアデイィソン・ラッセルがDVが原因で40試合のサスペンションに。これにともない、2019年はハビアー・バイエスがSSに就くようになりました。

 アディソン・ラッセルのその後の凋落はご承知の通りです。このDVの一件でせっかくの大チャンスを逃してしまいましたね。

 後日談になりますが、2021年7月、ナショナルズに在籍していたスターリン・カストロはDVで30試合のサスペンションに。スターリン・カストロもこのオフはFAですが、DVの件で次の契約はかなり厳しい状態です。偶然になりますが、カブスのSSが2代続けてDVでサスペンション処分をくだされたということに。

 2021年のハビアー・バイエスはカブス、メッツを併せて138試合に出場。打率.265、OBP .319、SLG .494、HR 31、RBI 87、OPS .813、OPS +が117。

 アウォードやスタッツはご覧の通りです。

  • NL オールスター出場:2度 (2018 & 2019)
  • 2016 NLCS MVP
  • NL ゴールドグラブ賞受賞:1度 (2020/SS)
  • NL シルバースラッガー賞受賞:1度 (2018/2B)
  • NL RBI タイトル:111 (2018)
  • 20HR以上のシーズン: 4度 (2017-2019、2021)
  • 30HR以上のシーズン: 2度 (2018 & 2021)
  • 100 RBI 以上のシーズン: 1度 (2018)
  • 100 Runs以上のシーズン: 1度 (2018)
  • 2016年にカブスでワールドシリーズ制覇

 E・ロッド、タッカー・バーンハートを獲得したタイガース。このオフはロックアウト後にまだ獲得に走ると思われます。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

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