カージナルス、JJ・ウェザーホルトを次の中心選手に据える
カージナルスがルーキーのJJ・ウェザーホルト(JJ Wetherholt)との延長契約のニュースが出てきたのは現地2026年7月10日のこと。こちらはこの日にサインしたとの報道がありました。
そして現地2026年7月13日、その延長契約の中身が明らかになりました。

契約内容
両者の延長契約内容はご覧の通りです。延長契約は2027シーズンからスタート。
ちなみに、ルーキー・イヤーの今季のサラリーはCBA(2022-26)のメジャー最低年俸に規定されている2026年のレート通り、$0.78Mです。
- 8年/$112.5M (2027-34)
- サイニング・ボーナス:$2M(Nov/15/26に支払い)
- サラリー:
- 2027:$2.5M| 2028:$4M | 2029:$7.5M | 2030:$12.5M | 2031:$17M | 2032:$20M| 2033:$22M|2034:$25M
- 2032-34 受賞実績に応じて最大$20M増額される可能性あり:
- MVP受賞:各シーズンで$5M追加
- MVP投票2〜5位:各シーズンで$2.5M追加
- MVP投票6〜10位:翌シーズンに$0.5M追加
- オールスター選出:翌シーズンに$0.25M追加
- トレード・アサインメント・ボーナス:$2M
FA後3年は支配下
例に漏れず、最初の2年ほどは一桁($1Mから$9Mの間)でスタートし、徐々にエスカレーションしていく方式です。
現時点でメジャー1年目を経験しているウェザーホルトは、本来なら調停までの3年間はメジャー最低年俸に近い額で移行するところを、今回の延長契約により2シーズン目から$1M超え。2027年は$2.5M、2028年は$4M。これは若い選手にとっては大変ありがたい設定でもあります。
ただ、チームへの貢献度、WARなどを見るとこういった若いプレーヤーがベテランよりも稼働率が高いことも多く、オーナー観点からするとかなり安上がりとも言えます。
また、今回の延長契約はオプションなどはなく、アウォードボーナスでベース・サラリーがアップする条項が入っております。
順調に行けばJJ・ウェザーホルトは2031年終了後にFAとなりますが、2032年から2034年までの3年間をカバーしているので、FA資格満了後の3年間はカージナルスは管理下に置くという契約です。
カージナルス史上最大の延長契約
カージナルスは2019年にポール・ゴールドシュミットと$130M、2010年にマット・ホリデイ$120Mの延長契約を結びましたが、今回のJJ・ウェザーホルトの延長契約はこれらに次ぐ規模となりました。
MLSが1年未満の選手を対象とした近年の契約延長は、ケビン・マクゴニグルはタイガースと8 年/$150M (2027-34)、コナー・グリフィンはパイレーツと9年/$140M (2026-34)、ローマン・アンソニーはレッドソックスと8年/$130M (2026-33) + 2034 $30M クラブオプションでサインしていますが、それらをやや下回る契約となりました。
ポジションを空けたカージナルス
2024年のドラフトで全体7位指名を受けたJJ・ウェザーホルトは現時点で23歳で、早くからクラブ内で将来を担う重要な選手と目されてきました。
彼はドラフト・イヤーと2025年シーズンを通じてマイナーリーグを駆け上がり、Pre-2026ではトップ・プロスペクト・ランクで5位にランクイン。

カージナルスは彼を2026年の開幕ロースターに加える意図が明白でもありました。ノーラン・アレナド、ブレンダン・ドノバンといった主力をトレードで放出。これにより2Bのポジションが空き、ウェザーホルトはその期待に応えています。
期待に応える活躍
これまでに395打席に立ち、SOレートは15.4%、BBレートは9.6%。これらはいずれもリーグ平均よりも良い数値となっており、HRは13本を記録。打率.267、OBP.362、SLG.411。
wRC+は118(リーグ平均的な打者より+18%優れている)をマーク。盗塁は9回試みて一度も失敗しておらず、守備では、2BとしてDRS(Defensive Runs Saved)は12、OAA(Outs Above Average)は16を記録。これらの数字はいずれも、MLBの2Bの中でトップ・クラスの数字。
走攻守にわたってチームに貢献しております。
ハイム・ブルームがPOBOをなったカージナルス。今季はリビルド・イヤーでシーズンをどうやって乗り切るのだろうと心配になるほどでしたが、いざシーズンが始まれば、かつてのプロスペクトだったジョーダン・ウォーカーが覚醒。爆肩SSのメイシン・ウィンそしてアレク・バールソンも大いに機能。そしてJJ・ウェザーホルトが怪我で離脱していたラース・ヌートバーのリードオフのポジションをしっかりとカバー。大健闘しております。
これからまだライニエル・ロドリゲス、リアム・ドイル、ジュランジェロ・セインチェといったプロスペクト達も控えています。
カージナルスは、ウェザーホルトを中核に据えた明るい未来が待っていると確信している・・・今回のJJ・ウェザーホルトの延長契約はこういったカージナルスの編成の大きな骨組みも見える内容でもあります。
お読みいただき、ありがとうございました。

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