スポンサーリンク

【MLB2025】大谷、マルチHRでメジャー通算250号を達成!ドジャースはSFGに大勝!

ドジャース、久々の快勝

 ここのところあまりすっきり勝っていなかったドジャースは直前のシリーズでライバルのパドレスにシリーズを勝ち越したものの、その前のカージナルス、メッツとのシリーズには負け越しておりました。前日のジャイアンツとの同地区の首位攻防戦では山本投手を擁して2-6で初戦を落としたドジャース。

 現地2025年6月14日のGm2では久々にドジャースらしいすっきりとした勝ち方となりました。とにかく初回からの猛攻がすごかったですね。そしてベテランのカーショウもいい仕事をしました。

MLB Gameday: Giants 5, Dodgers 11 Final Score (06/14/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

大谷が24/25号HRを放ち、通算250号!

 ドジャースは1回表に先発のクレイトン・カーショウが先頭打者に粘られた上で四球を出し、あまりいい入りではありませんでしたが、それでもウィリー・アダムスをSSフライに打ち取り落ち着いたカーショウは続くエリオット・ラモスを6-4-3のダブルプレーに斬って取り、結果、3人で打ち取り上場のスタートに。

 そして迎えた1回裏、ジャイアンツ先発のランデン・ループ(Landen Roupp)から大谷選手がリードオフHRを放ち、先制。変化球が散らばり、4球目に甘いところに来たところを打った瞬間それとわかるHRでした。第24号は打ち出し速度110.3mph、距離419 ft、角度27度で右中間スタンドに飛び込みました。

ドジャース、1、2回に6得点

 1回裏は大谷選手のHRのみで終わったドジャースでしたが、2回裏には2連続四球で制球の定まらないランデン・ループを攻め、まずはアンディー・パヘスがタイムリー・シングルを放ち1点を追加。

 この後、ノーアウト1、2塁でマイケル・コンフォートが2点タイムリー・ダブルを放ち、追加点。

 さらに大谷選手の申告敬遠もあり、1アウト満塁でムーキー・ベッツの打席に。ムーキーは3球目の92.5mphの甘いシンカーをLFへ弾き返し、グランドスラムか!という当たりを放ちましたが、これがわずかにウォールまで届かず、それでも2点タイムリー・ダブルとなり、2点を追加。このイニング5得点と一気に試合を優位に進める展開に持ち込みました。

 ドジャースは3回裏にはウィル・スミスの犠牲フライで1点を追加して7-0のスコアに。

6回裏に25号

 そして6回裏、ジャイアンツは3番手のトリスタン・ベックにスイッチ。そしてイニング先頭の大谷選手が、フルカウントからの6球目、77.7mphの抜いたカーブに対応し、これをまたしても右中間スタンドに放り込みました。

 第25号は打ち出し速度101.2mph、飛距離384ft、角度26度。このソロHRで8-0としたドジャースはテオスカー・ヘルナンデスにも2ランHRが出て10-0とします。

大谷は8シーズン目で250号を達成

 大谷選手のシーズンごとのHR数の推移です。ついでに安打数とピッチングとの関連も入れております。

SeasonAgeTeamLgGHRHPitcher
201823LAAAL104229310先発
201924LAAAL10618110リハビリ
202025LAAAL447292先発
202126LAAAL1554613823先発
202227LAAAL1573416028先発
202328LAAAL1354415123先発
202429LADNL15954197打者専念
202530LADNL692580
8Yrs92925095886先発
大谷選手のシーズン(打撃)ごとのHR推移と二刀流との兼ね合い(現地2025年6月14日時点)

 メジャー8シーズン目、そして929試合での250号到達となりました。

アレックス・ロドリゲスを抜く!

 なお、大谷選手はアレックス・ロドリゲスの977試合より早く、250号を達成したことになりました。

最速はジャッジ、しかし8年目は大谷選手が上回る見込み

 MLB史上最速の250号達成はヤンキースのアーロン・ジャッジで810試合目での達成。これはもうダントツで早いです。

 すでにキャリア341HRを放っているアーロン・ジャッジですが、8シーズン目の2023シーズンを終えた時点では257HR。大谷選手は今季が8シーズン目ですから、ある意味でジャッジよりも早くHRを量産しているとも言えますね。

 打者ONLYとなったときの大谷選手は手がつけられないということでもあります。2025年は投手の復帰も予定されていますから、それでHRのペースがどうなるのかも見ものです。

マルチHRは3度目、1番打者のHR数でも記録

 そして大谷選手のマルチHRゲームはこの日でシーズン3度目。

 ドジャースはこの日で今季71試合目を迎えましたが、大谷選手の打順はすべてリードオフ。1番の打順で、チームの開幕から71試合目で25本のHRを放ったのはMLB最多タイです。

 これまでは1996年のブレイディ・アンダーソン(オリオールズ)がチームの開幕から71試合目でやはり25本のHRを放っていました。ブレイディ・アンダーソンの場合は71試合の間に2試合ほど違う打順を打ったのですが、その試合ではHRが出なかったので1番打順オンリーで25HRを記録。

 また打順にこだわらず、チームの開幕から71試合目でのドジャース内での最多HRで行くと、2000年のゲーリー・シェフィールドと並ぶ記録となっています。ゲイリー・シェフィールドの場合は主に3番を打つ機会が多かったです。

 ここ10試合ほど出なかった中でもう25本というのも改めて考えると、えげつないお話ですね。

クレイトン・カーショウが7回を3ヒッター

 このゲームを安心させたのは打線だけではなくて先発のクレイトン・カーショウもそうでした。

 カーショウはジャイアンツ打線を7イニングで被安打3、BBは立ち上がりに出した1個のみで、5つの三振を奪いました。87mphほどのファストボールはキレがよく、ジャイアンツ打線を翻弄しました。

また最後はキケが投げる

 8回はマイケル・コペックが登板し、荒れ球でしたがパーフェクトに抑え、2奪三振。

 ジャイアンツは8回に野手を登板させ、ミゲル・ロハスが一発を放ち、11得点めを上げたドジャースは9回のマウンドにまたしてもキケを投入。2アウトまですんなり奪い、メジャー初奪三振も記録したキケでしたが、その後は制球が定まらず、ケイシー・シュミットにグランドスラムを打たれるなど5失点。最後はアンソニー・バンダの助けを借りました。

 ドジャースはこれで1勝1敗。このシリーズは、勝ち越しておきたいところです。(訂正しました。すみません。当初4ゲームシリーズと書いておりましたが、3ゲームシリーズの誤りです。失礼しました。次のパドレス戦がホームでの4ゲームシリーズです。訂正します)

 (追記です)

 現地2025年6月15日のジャイアンツとのGm3ではドジャースは5回裏にパヘスの3ランHRなどで逆転。ジャイアンツはすごく早いタイミングでライアン・ウォーカーを出して来ましたが、結果的に裏目になりました。最後は1点差まで詰め寄られましたが、ドジャースが5-4で競り勝ち、シリーズ勝ち越しを決めました。

MLB Gameday: Giants 4, Dodgers 5 Final Score (06/15/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBオールスター2025】9回で同点!前例のないスウィング・オフ(HRダービー)で決着へ!MVPはカイル・シュワーバー
【MLB2025】20年前の予言的中!オールスターHRダービーを制したのはカル・ロリー!513ftのO・クルーズも退ける!
【MLBドラフト2025】全体1位は高校生SSのイーライ・ウィリッツに決定(ナッツが指名)
【MLB2025】投手・大谷が5度目の登板でさらなる凄み!ドジャースは連敗を7でストップ!
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、100球ジャストでキャリア初のシャットアウト勝利!試合時間は2時間8分!!
【MLBプロスペクト】2025フューチャーズ・ゲームはスイッチ投手も登板!MVPはドジャースのホスエ・デポーラに決定!
【MLB2025】大谷がジャイアンツ戦で海に32号HRを放つも、ドジャースは追撃及ばず7連敗!
【MLB2025】ブレグマンと吉田が戻ったレッドソックスが逆転で8連勝!セダン・ラファエラがサヨナラ2ランHR!
【MLB2025】PCAが4-3、2本塁打、3RBIと大爆発!ASG前に25-25を達成!
【MLB2025】吉田がシーズン・デビュー戦で3安打!レッドソックスは6連勝!
【MLB2025】ヤンキース、DJ・ルメイヒューをDFAに
【MLB2025】大谷がミズロウスキーから31号リードオフHR!しかし、ドジャースは完全に封じられ、5連敗
【MLB2025】ダルビッシュ投手が手応えのある復帰登板!4回途中5奪三振!
【MLB2025】オールスターのピッチャー、リザーブが発表され、ロスターが決定!
【MLB2025】大谷、バースデー登板で2回3K!しかし、ドジャースはアストロズに連敗
【MLB2025】マリナーズのカル・ロリーが34、35号の2HRs!オールスター前にキャリアハイ!
【MLB2025】オールスターのスターターが発表される!タイガースから3名!PCA、ジェイコブ・ウィルソンなど若いメンバーも!
【MLB2025】クレイトン・カーショウがキャリア通算3,000奪三振を達成!歴代SOランク20位に!
【MLB2025】大谷が7月1日時点で30号HR!ドジャースは山本も好投し、CWSを圧倒!
【MLB2025】フューチャーズ・ゲームのロスターが発表される!タイガースのホスエ・ブリセーニョらが選出される
【MLB2025】タリク・スクーバルが圧巻の7回13K! 8年ぶりに行われたコメリカでのサンデー・ナイト・ゲームを盛り上げる!
【MLB2025】6月終盤で打率.340!A’sのルーキー、ジェイコブ・ウィルソンが天才ぶりを発揮中
【MLB2025】大谷、3度目は2イニングに登板して101.7mphを計測!KCはパスカンティーノらがセス・ルーゴを援護!
【MLB2025】大谷がリードオフ29号と同点トリプルを放つ!KCはボビー・ウィットとマイケル・ガルシアが躍動するも、一歩及ばず
【MLB2025】レッズがパドレスを圧倒!ニック・マルチネスがニア・NO-NO、スペンサー・スティールが3HR!
【MLB2025】ASGのNLDH(Phase1)に選出された大谷が28号HR!カーショウは3000Kまであと3つ!
【MLB2025】今永が復帰戦で5回1ヒッターの好投!チームメイトから大歓迎される!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーのヒートは続く!ポール・スキーンズとの初対決を制す
【MLB2025】大谷が27号2ランHR!日米通算300号HRに到達!LADはCOLの追い上げを交わす
【MLB2025】デビュー即5者連続K!レッズのチェイス・バーンズがNYY戦で実力を見せる!
タイトルとURLをコピーしました