スポンサーリンク

【MLB2021】大谷選手、32号!ナイトゲーム登板翌日のデーゲームでアーチ!底しれぬスタミナ

スタミナに驚くばかり

 本当にただただ、その体力に驚くばかりです。

 現地2021年7月7日、エンゼルスの大谷翔平選手が、レッドソックスとの3ゲームシリーズのGame3に2番DHで出場。またしてもHRを放ちました。

松井秀喜選手超え

 32号HRがそれまでの日本人MLBプレーヤーの中で最多HRとなっていた松井秀喜選手の31号を上回ったことはご承知の通りです。それをオールスター前に超えたとは!エンゼルスのチームの試合消化数86試合目、大谷選手の打者としての出場試合数81試合でやり遂げました。

2004年のこと

 松井選手が31号HRを放ったのは2004年シーズン。メジャー2年めのシーズンで、30才のとき。この頃はボールがなかなか飛ばなかったという時期で、そんな中で松井だからこそ、メジャーの強打者と並んで31本も打てたのだと驚いていたものです。このシーズンのHR1位はエイドリアン・ベルトレ(LAD)で48号。ア・リーグではレッドソックスのマニー・ラミレスが43本でタイトルを獲ったシーズンでもありました。

ナイトゲーム翌日のデーゲームでの偉業

 さて、大谷選手ですが、前日のGame2で先発し、4勝目を上げたのはご承知の通りです。

 Game2はナイト・ゲームでローカル時間で6:38PMにプレーボールとなり、試合時間は2時間54分。夜10時ごろにゲームが終了。

 先発で打席にも立ち、7イニングを投げたその翌日のGame3はデーゲーム!ファースト・ピッチは13時8分。

 ということは先発登板したゲームの終了から翌日のファースト・ピッチまで24時間が経っていないどころか、たった15時間しか経過していないのです。体のケアもあるでしょうから、前日にスタジアムを出たのはおそらく日付が変わってからでしょう。そこからたぶん5−6時間程度の睡眠しかとっていないのではないでしょうか?

 もちろん、両軍の選手全員がそうですが、ただ、先発登板した投手の翌日のスケジュールとしてはかなりハードすぎると思うのです。もう、底しれぬスタミナというしかありません。

 こんなこと、誰もできません。

第一打席でCF前シングル

 ゲームの方ですが、レッドソックス先発はエドゥアルド・ロドリゲス。2019年19勝の左腕です。2020年はCOVID-19の後遺症で苦しみ、シーズンをオプトアウト。今季復活を遂げ、ここのところようやく本来のE・ロッドの姿が見えてきたというところ。

 1回裏、エンゼルスはそのE・ロッドの立ち上がりを攻めます。リード・オフのデービッド・フレッチャーがまずCFへシングルで出塁。そして大谷選手。

 大谷選手はE・ロッドのシンカーをLF前に落とし、まずは1安打。エンゼルスはこれで1、3塁のチャンスを作り、当たっているジャレッド・ウォルシュ。ウォルシュの打球はヒット性ながらも2Bゴロ。この当たりでフレッチャーが還りまずは1点。

 つづくフィル・ゴセリンはファウルで3塁ランナーの大谷選手をかすめそうな打球を放ちつつ、CF前にポトリと落とし、これで大谷選手が生還。エンゼルスは4連打で2点を奪いました。

 芯に当たったのはウォルシュの打球だけでしたので、E・ロッドにすればちょっとアンラッキーだったかもしれません。

 5回表、レッドソックスはエンゼルス先発のアンドリュー・ヒーニーからボビー・ダルベックが大きな当たりのシングルを、さらにアレックス・ベルドゥーゴが3塁後方へのシングルを放ち、レッドソックスが2-2のタイスコアに持ち込みました。

32号HRは2度の自打球後

 5回裏、先頭は大谷選手。2ボール後、ファウルで粘りますが、2度も自打球に見舞われました。1度目は右足、2度めは左膝。かなり痛そうな表情を見せましたが、直後の7球目、インコースの難しいコースのチェンジアップに対応。これがRFスタンド中段に飛び込む今季第32号のソロHR。

 もはや危険というくらいのスイングで見事な当たりのHRを飛ばしたのでした。

ウォルシュがマルチHR

 エンゼルスはその直後、ジャレッド・ウォルシュにもソロHRが飛び出し、Back to Back HR。

 4-2とリードします。

 レッドソックスは6回表にクリスチャン・アローヨのタイムリーで1点を返し、4-3と1点差。しかし、エンゼルスは7回裏、ジャレッド・ウォルシュに2打席連続HRが出て5-3に。

 レッドソックスは8回表に、ボガーツのタイムリー二塁打で1点を返し、4-5と1点差にまで縮めましたが、最後はライセル・イグレシアスがパーフェクトに抑えて、ゲームセット。エンゼルスが5−4で勝利し、このシリーズを2勝1敗で勝ち越しました。

エンゼルス、チームOPSはレッドソックスを上回る 

 このシリーズはエンゼルスはレッドソックスに苦労すると思っていたのですが、むしろのびのびとやって勝ち越しました。

 チームの打席成績を見ると、エンゼルスはOPS .762でMLB30クラブ中3位。レッドソックスを上回っています。

 チーム打率はエンゼルス、レッドソックスともに.258ですが、レッドソックスがそれ以降の桁でやや上回り、レッドソックスが3位でエンゼルスが4位。 

 エンゼルス、トラウトとアップトンとレンドンがいない中、フレッチャー、大谷、ウォルシュらが活躍し打撃成績はかなり上がってきました。

 次のマリナーズ3連戦をどう戦うか?というところですね。

レッドソックス、久々の休日へ

 エンゼルスとの3ゲームシリーズを終え、現地8日、レッドソックスは久々のOFFです。前回のOFFは6月21日で、16連戦を終えました。成績は11勝5敗。

 オールスター前までの次の3試合はフィリーズとフェンウェイ・パークで対戦です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024FA】最後の有力FA、ジョーダン・モンゴメリーはDバックスに決定!1年/25Mドル保証+オプションで合意
【MLB2024】トラウトの400HR、翔平の200 HRなど、2024シーズンに到達しそうなマイルストーン一覧!
【MLB2024】ロッキーズが22才のSS、エジキエル・トーバーと7年の契約延長
【MLB】賭博などの不正行為を規定したMLBルール21とは?
【MLBプロスペクト2024】オリオールズがジャクソン・ホリデー、ヘストン・キャースタッドの開幕マイナーを決定
【MLB2024】壮絶な打撃戦となった海外開幕2戦目はパドレスが勝利!山本投手はデビュー戦で苦戦
【MLB2024FA】レンジャーズがマイケル・ローレンツェンと1年契約で合意
【MLB2024】ドジャース、パドレスとの海外開幕戦に勝利!大谷選手は5-2、ダルビッシュ投手も好投
【MLBルールチェンジ2024】ピッチクロックの変更、走路、マウンド・ビジット回数に変更あり
【MLB2024FA】ついに決定!ブレイク・スネルはジャイアンツと2年契約
【MLB2024】ナッツのスティーブン・ストラスバーグは未だ40manロスター。今後の動向は?
【MLBプロスペクト2024】タイガースのジャクソン・ジョーブが噂以上の完成度!
【MLB2024FA】パイレーツがマイケル・A・テイラーと1年で合意
【MLB2024】アスレチックスがJ.D.デービスと1年契約でサイン
【MLB2024FA】ブレーブスがアダム・デュバルと1年契約でサイン
【MLBトレード2024】ホワイトソックスのディラン・シーズを獲得したのはパドレス!
【MLB2024】ゲリット・コールもエルボー・イシュー!開幕ILへ
【MLB2024】マイアミのエドワード・カブレラがショルダー・イシューを発症
【MLB2024】ウェーバーにかけられたJ.D.デービス、サラリーの大半を失う可能性あり!(追記あり)
【MLB2024FA】ブルージェイズがカナダ出身の大スター、ジョーイ・ボットとマイナー契約で合意
【MLB2024FA】マリナーズがライン・スタネックと1年契約で合意! ブルペンがさらに厚くなる!
【MLB2024】レッドソックスがブライアン・ベイヨーと6年/55Mドルで延長契約
【MLB Injury 2024】ルーカス・ジオリトのUCL部分断裂がレッドソックスに与える影響(追記あり)
【MLB2024FA】ナショナルズがエディー・ロザリオを獲得!2021 NLCS MVP受賞者
【MLB2024】フィリーズがザック・ウィーラーと3年の延長契約!AAVは史上4番目の42Mドル!
【MLB2024】Dバックスがエルビス・アンドラスを獲得!
【MLB2024】ロナルド・アクーニャ・Jr.が右膝半月板に炎症を抱える!2023年にNL MVP、40HR/70 SBの快挙
【MLB2024FA】ジャイアンツがマット・チャップマンを獲得
【MLBプロスペクト2024】パイレーツ、ポール・スキーンズがいきなりの102mph投球
【祝】ドジャースの大谷翔平選手が結婚を発表
タイトルとURLをコピーしました