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【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命

41歳、元パドレスのリリーバー

 現地2025年11月6日、サンディエゴ・パドレスは2026年からの新監督にOBでまだ41歳と若いクレイグ・スタメンを任命したと発表しました。すでにオフィシャルです。

 こんなに早く決まったのか!という意味とOBのラインでしたか!という両方の意味で驚かされました。

マイク・シルト監督の辞任

 パドレスは2025シーズンもドジャースとの熾烈なライバル争いを演じてきたのはご承知の通りです。ドジャースは東京開幕からカブスに連勝してスタートし、本土開幕後も順調に飛ばしていましたが、4月半ばに一度リズムが崩れ、2週間ほど2位に甘んじたものの、5月からは大谷選手のチャージも始まり、再び首位に。オールスター前の7月3日には2位との差が最大9.0ゲームと拡がり、圧倒しておりました。

 ところが、ローテーションに怪我人が続出して関係で、シーズン前半からリリーバーを酷使してきたこともあり、ドジャースは後半戦にチャージが効かない状態に。

 そんなドジャースをひたひたと追ってきたのがパドレス。一時期はジャイアンツとDバックスから圧を受けたものの、ドジャースとのマッチアップにふさわしいのは俺達だと言わんばかりにラッシュをかけ、リリーバーの良さと打線とのバランスの良さでドジャースを猛追。

 この両クラブは6月には大谷選手への故意四球(本当はそうだっただろうなという)もあり、一時期はかなりヒートアップ。

 これ以降かどうか正確な時期はわかりませんが、第1打席で相手監督に挨拶する大谷選手がマイク・シルトだけには挨拶しなくなりました。

 そんなパドレスも終盤はさすがに息切れの感が見られ、ドジャースと同じタイミングで負けたりと差を縮めることができず。そもそものシーズンのスケジュールも9月に直接対決が組まれていなかったのもパドレスとしては響きました。

 90勝72敗と素晴らしい成績を残しポストシーズンに進出したパドレスでしたが、NLWCシリーズでカブスに敗れて敗退。シーズンが終了しました。

2年の延長が決まっていたが辞任 

 マイク・シルト監督はカージナルスの監督を解任された後、2022年からパドレスのプレーヤー・ディベロップメント、暫定の3Bコーチに就いた後、2023年11月に2年契約(2024-25)でパドレスの監督に就任。この2年間はいずれもドジャースに敗れて2位。ライバルを相手に大いに健闘しました。

 そして2024年11月には2026-2027年の2年間の契約延長にサイン。契約では2026年も指揮を執ることになっていたのです。

 ところが、ポストシーズン敗退後間もなく、パドレスはシルト監督の辞任を発表。報道によると、シルト監督とクラブの職員との関係も非常に悪化していたと言います。 そして突如の監督探しが始まり、この日、クレイグ・スタメンに代わったという流れです。

A.J.プレラーは新監督を「理想的な人物」と紹介

 パドレスのPOBO(President of Baseball Operations)のA.J.プレラーはプレスリリースで「クレイグは10年近くにわたり、私たちの組織において重要な存在でした。彼は組織に関する深い知識を持ち、監督としてふさわしい生来のリーダーシップを備えています。選手としても、引退後も、クレイグは周囲の人々を鼓舞する能力を発揮してきました。彼の強い意志、競争心、そして人々をまとめ上げる才能は、パドレスを率いるのに理想的な人物であることを示しています」とコメントしています。

候補

 シルト監督の辞任後、後任候補としてはライアン・フラハーティ、ルーベン・ニエブラ、アルバート・プホルス、ニック・ハンドリーという名前が挙がっていました。この中にクレイグ・スタメンの名前は上がっていなかったのですが、「4人目」としてベールに包んでいたようです。ということはかなり筆頭候補だったことが考えられます。

クレイグ・スタメンとは

 クレイグ・スタメンは1984年3月9日生まれの41歳で、2026年の開幕時は42歳。選手としては2005年のアマチュア・ドラフトでナショナルズの12巡目として指名されてプロ入り。

 デビューは2009年で25歳の時です。デビュー後から2年は先発として起用されていましたが、2011年にリリーバーにシフトし始め、2012年からリリーバーとして本格稼働。ナショナルズで7シーズン在籍した後、2015年に屈筋腱を損傷。手術となり、2015シーズンと2016シーズンの大半を休むこととなりました。

 2016年のオフにFAとしてパドレスとサイン。2017年からパドレスで投げ始め、2022年までプレーしました。パドレス移籍後はリリーバーとしてフル稼働し、特に2018年、2019年の活躍が凄まじく、2018年は73試合でERAが2.73、2019年は76試合でERA3.29をマークし、一時期は現ドジャースのカービー・イェーツと名コンビを組むほど。

コーチ経験なし 

 今回の監督就任は驚きを持って迎えられた理由に、スタメンは監督経験はおろか、コーチ経験すら全くなかった点にあります。

 ただ、2024年1月からパドレスで彼を選手育成部門のスタッフとして迎え入れていました。

 ということはクラブ内で相当評判が良かったと推察されます。それはクラブ側の人間関係だけでなく選手からも。

 パドレスはA.J.プレラーが2014年にGMに就任し、しばらくはリビルド(再建)の期間がありました。2020年にそのリビルドが完了し、ジェイス・ティングラーを監督に迎えましたが、2021年はティングラーがチーム内の信頼を失ったという報道もあり、期待外れの結果に終わりました。

 その後もボブ・メルビンそしてマイク・シルトなど感情がもつれて別れるケースが続いており、指揮官の座は結構不安定。

 今回の人事が安定政権になるのか、見ものですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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