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【MLB2023】ドジャースのトニー・ゴンソリンが、トミー・ジョン手術へ!

復帰は2025シーズン

 現地2023年8月28日、ロサンゼルス・ドジャースは、右腕のトニー・ゴンソリン(Tony Gonsolin)がトミー・ジョン手術を受けると発表。手術は早急に行われ、8月31日(金)に執刀される予定です。

 トニー・ゴンソリンは、8月19日付けで前腕部の炎症として15 Day ILに入っていましたが、この時点で今季は投げないということが決定していました。ドジャースは27日付けで60 Day ILに移し、28日に手術の日が決定したという流れです。

 投手のトミー・ジョン手術はゆとりのあるスケジュールで約18ヶ月(1年半)がかかります。最低でも14ヶ月はかかるでしょうから、この時点から計算して2024シーズンは全休となる見込みで、復帰は2025シーズンになる見込みです。

契約内容 

 トニー・ゴンソリンは、1994年5月14日生まれで、現地2023年8月28日時点で29才。

 メジャー・デビューは2019年6月で25才の時。2023年1月時点のMLSは2.152で、通常であれば、今オフに調停となりますが、トニー・ゴンソリンはスーパー2適用選手だったのです。

スーパー2適用選手

 トニー・ゴンソリンは2022年に大躍進し、16勝1敗、ERA 2.14をマーク

 その活躍もあり、2023年冬にスーパー2適用選手となり、調停を避けて以下の契約でサインしました。

  • 2年/$6.65M (2023-24)
    • 2023年1月にサイン
    • $3.25M(2023)、$3.4M(2024)
    • パフォーマンス・ボーナス
      • 最大で+$3M
        • 1先発で1ポイント、3.1イニング以上のリリーフで1ポイント
        • 14, 16, 18, 20, 24, 28 ポイントごとに$0.5Mプラス
    • その他、アウォード・ボーナスもあり

スーパー2とは

MLS 3.000 (=3年)で、調停資格を得ることが出来ますが、ある一定の条件さえ満たせば、MLSが3.000未満であっても調停資格を得ることができる制度のこと。

その条件とは・・・

  • MLSタイムが2年以上3年未満の選手の中で、サービスタイムの数字で上位22%にいること
  • 通常、MLSタイムが2年と130日以上あるプレーヤーに適用されます。特定の締切日は年ごとに変わります。

2年130日、つまりMLSで「2.130」で、スーパー2を適用できるかどうかが分かれると考えられています。

 トニー・ゴンソリンは今季20先発していますから、20ポイントとなり、+$2M。2024年は計$5.4Mのサラリーです。

 ドジャースはかなり損をしそうですが、トニー・ゴンソリンは2025年と2026年も調停資格ですから、現契約が切れれば、2025年はその調整を入れると思われます。もしくは期待値込みの契約にするか?ですが。

2022シーズンに16勝1敗

 トニー・ゴンソリンと言えばやはり2022シーズンの圧倒的な活躍が思い出されます。

 シーズン前、ドジャースはジャスティン・メイをトミー・ジョン手術のリハビリで欠き、さらには6月にはウォーカー・ビューラーも肘の故障で離脱。ウォーカー・ビューラーはシーズンに入ってピリっとしなかったものの、一旦は4月25日にシャットアウト勝利を決めるなど復調の兆しを見せたのですが、5月半ばから不調が顕著となり、ついには6月に入って、ショートイニングでのノックアウトが続き、IL入り。結局、トミー・ジョン手術となりました。

 クレイトン・カーショウも5月に離脱するなど、フリオ・ウリアス1人の負担になるか?と思われた時に救世主となったのが、トニー・ゴンソリンとタイラー・アンダーソンでした。

 トニー・ゴンソリンは4月からローテションを守り続け、オールスター前の7月7日には11勝0敗!この時のERAは1.62です。

 スライダーとスプリットが抜群に良かったのです。オールスター後も勝ち続けたトニー・ゴンソリンは、8月23日時点で16勝1敗をマーク。

 しかし、8月下旬に前腕の故障でILへ。これがなくてフル・シーズンで稼働していればサイ・ヤング賞も見えるほどの活躍でした。

 プレーオフを見据えて10月3日に復帰したものの、ポストシーズンではパドレスとのNLDSに先発するも、2回途中でノックアウトとなったのでした。

【YOUTUBE】https://youtu.be/6DoF61WYs2Y?si=BLfsOAucJg3Rm5a1

肩と肘の故障が続いていた 

 トニー・ゴンソリンは5年間のMLBキャリアにおいて、肩と肘の故障を繰り返してきました。2021年にも、早い時期に肩の炎症で数ヶ月を棒に振り、シーズン成績は15試合、13先発で4勝1敗、ERA 3.23。

 上述の2022年は、130.1イニングを投げて16勝1敗、ERA 2.14で輝かしい成績を残すも、後半は離脱。

 そして復帰が危ぶまれた2023年は開幕はIL。ただ、この時は肩ではなく、足首の捻挫での離脱ではありました。4月下旬に復帰して、ここまで20試合に先発。103.0イニングで8勝5敗、ERA 4.98。

 よく、保たせていたというのが正直な感想で。やがて大きな手術が必要になるだろうことは予想は出来ていました。

ドジャースのローテション

 これでドジャースは、期待された先発投手トップ5として、フリオ・ウリアス、クレイトン・カーショウ、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、ノア・シンダーガードが挙げられてましたが、ダスティン・メイとトニー・ゴンソリンの2人を前腕部の故障で欠くことに。

 ノア・シンダーガードはガーディアンズに移籍するも、ガーディアンズからDFAとなりました。

 朗報としてはウォーカー・ビューラーが9月に復帰する予定です。ただし、術後ですからショートイニングということに。

 層の厚いドジャースはルーキーのボビー・ミラーがローテーションの一角を占める活躍で、すでに8勝3敗をマーク。そのほかにも現時点ではILですが、マイケル・グローブのプロスペクト達もいます。

 そしてトレードデッドラインで獲得したランス・リンもいるので現状では回っております。

シーズン後にローテションを整備

 クレイトン・カーショウは1年契約なので今オフに再びFAに。ドジャースはおそらく再契約するでしょうが、近年のパフォーマンスをどう評価するか?というところです。

 そしてフリオ・ウリアスはシーズン終了後にFA。今季は苦戦しているものの、左のローテションということで市場ではかなり人気が出そうです。

 ほかにランス・リンは、来季は$18Mクラブ・オプションでバイアウトは$1M。オプションを行使するかどうかはやはり市場とのバランスで判断というところでしょう。

 トップ・プロスペクト達にもチャンスはもチャンスは拡げられそうです。

 大谷選手がUCLを傷めたことで、ドジャースがどう出るか?も見ものです。

 トニー・ゴンソリンはとにかくしっかり治してもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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