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【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み

実施したのはインターナル・ブレース手術

 現地2025年11月4日、パドレスからの公式の発表で、ダルビッシュ有投手が右肘UCLと屈筋腱の手術を実施したことが明らかとなりました。これはパドレスにとっては痛すぎるニュースです。

UCLとは

 UCLとはUlnar Collateral Ligament(アルナー・コラテラル・リガメント)のことで日本語では、尺骨側副靭帯(しゃっこつそくふくじんたい)と呼びます。

 腕の名称は肩から肘が上腕、肘から手にかけてが前腕です。 また前腕には2本の骨があり、外側(あるいは上側)の骨を橈骨(とうこつ)といい、内側(あるいは下側)の骨のことを尺骨と言います。

 UCLは上腕とその尺骨をつないでいるバンドの役割をしているの腱のこと。

屈筋腱とは

 屈筋腱は前腕の筋肉から指先までつながり、指を曲げる働きをする腱のことです。やはり肘の腱とも関連があるのは想像しやすいと思います。

2026年は全休となる見込み

 ダルビッシュ投手はそのUCLが損傷していた模様で、断裂には至っていたなかったと想像します。

 UCLの治療にはトミージョン手術(再建)、インターナル・ブレース(修復型)、PRP療法とありますが、今回、ダルビッシュ投手が実施したのはインターナル・ブレース手術と言われています。

 通常、トミー・ジョン手術だと復帰までリハビリも含めて18ヶ月を要すると見るのが一般的ですが、インターナル・ブレース手術ですとトミー・ジョン手術よりも復帰が早く、10から12ヶ月が1つの目安です。

 しかし、いずれにせよこの時期に手術を実施し、丸1年を要したとすればもはや2026年のシーズンオフになるので、2026年は全休となる見込みに。

キャリア2度目の大きな手術

 ダルビッシュ投手は2012年にメジャー・デビュー。29先発で191.1イニングを投げ、16勝9敗、ERA 3.90をマークしたという衝撃のデビュー・イヤーでした。2年目の2013年は色々なことにも慣れ、かなり集中できたシーズンになったようでこの時は、32先発で209.2イニングを投げ、13勝9敗、ERA 2.83をマーク。このイニング数でこのERA!3年目の2014年は22先発で144.1イニングを投げ、10勝7敗、ERA 3.06。そして2015年3月、トミー・ジョン手術を実施しました。

 今回で大きな手術は2度目となります。

2024-2025シーズン

 ダルビッシュ投手は2024年の4月から5月にかけて無双状態を演じました。4月30日から5月19日にかけては4試合連続でスコアレス投球を見せてくれました。ちょうど日米通算200勝を達成した時期です。

 ただ、2024年5月29日のマイアミ戦に登板した際に左鼠径部に張りが出たことで3イニングで降板。そのままIL入りとなりました。絶好調だっただけにかなり残念だったのですが、さらにその後、7月には家族を含めた個人的な事情でリストリクティッド・リスト入り。リストリクティッド・リストはあまり良い状態の時に使わないものなので、事情が心配されました。

 しかし、8月降板にはILに移管し、復帰準備を開始し、9月4日にようやく復帰いたしました。

 復帰後は、さすがパドレスのエースで、ポストシーズンにおいてもドジャースを苦しめました。ドジャースは2024年のチャンプ時にもっとも苦戦したのがこのパドレスとのNLDS。ドジャースはこの戦いを経たからこそ、チーム力がグンと上がったと言っていいでしょう。

カブス時代の2018年も右肘を痛める

 上記のリストリクティッド・リスト入りの時に、実は肘の状態も関係があったのかどうか?それは定かではありません。

 ダルビッシュ投手はレンジャーズ時代の2015年の1度目の手術以降の10シーズンで、何度か肘の痛みに悩まされておりました。カブス1年目がまさにそうでした。

 2017年にトレード・デッドラインでレンジャーズからドジャースに移籍したダルビッシュ投手はワールドシリーズでも奮闘。素晴らしい活躍を見せました。このアストロズとのワールドシリーズは後に(2019年オフ)アストロズのサイン・スティーリングが大問題になり、ドジャース・ファンにとっては奪われたチャンプということで因縁となったシリーズでもありました。

 2017年オフにFAとなったダルビッシュ投手は2018年からカブスに。このシーズンは怪我に悩まされ続けたシーズンで右肘痛、広背筋など痛め、8試合しか登板できませんでした。肘に至ってはMRIまで実施し、また手術かと心配されたほど。

 ただ、2019年以降は復活。2020年はサイ・ヤング賞2位となったのはご承知の通りです。

 2020年のシーズンオフにパドレスにトレード。

2025年も開幕はIL

 2025シーズンはスプリングトレーニング中に肘の炎症を起こして、15 Days ILを延長。6月には60 Days IL入りとなり、どうなるのかと思われましたが、7月7日に復帰。

 2025シーズンは15試合、72.0イニングで5勝5敗、ERA 5.38でした。

契約は2028年まで

 ダルビッシュ投手は2023年2月にパドレスと6年の契約延長にサイン。

  • 6 年/$108M (2023-28)
    • サイニング・ボーナス: $6M
    • 2023: $24M | 2024: $15M | 2025:$20M | 2026: $15M| 2027:$14M| 2028:$14M

  2025年を終えた時点で残り3年で$43M。2025年8月16日の誕生日で39歳となったダルビッシュ投手は41歳のシーズンまでの契約です。

 気になるのは、引退という二文字です。それに、2025年のシーズン前には日本ハムのエスコン・フィールドにも足を運び、NPBにも復帰したそうな空気が出ていました。ただ、パドレスとの契約がある以上それは難しそうです。

 果たしてパドレスとの契約を全うできるのか?ここも気になるところではあります。 

 まずは肘の完治を祈るばかりではあります。

パドレスのローテーション

 パドレスはニック・ピベッタとは4年/$55M (2025-28)でサインしていますから、まだコントロール下。その他、ランディー・バスケス、JP・シアーズ、2024年にトミー・ジョン手術を実施して復帰予定のジョー・マスグローブらが今のところ候補。ディラン・シーズとマイケル・キングはFAです。

 パドレスがこのオフシーズンにスターターのマーケットでどう動くかも見ものです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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