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【MLBルールチェンジ2020】ロスター人数、二刀流、3バッターミニマムなど知っておくべき重要な5つの変更点!

MLB2020新ルール

 こんにちは。

 現地2019年11月16日、MLBとMLBPA(選手会)は双方の交渉の末、2020シーズンから適用されるルールについて合意に至ったことを発表しました。この合意は30クラブは追認したことにもなります。

2020-2021シーズンまで有効

 下記の合意は2020シーズンから2021シーズンまで向こう2年間有効です。

2020変更点

 上の貼り付けは左ページは2019年に有効になった事項が書かれており、2020年の変更点は右ページです。

 注目すべき変更点

 変更点は大きくわけるとロスター人数、3バッターミニマム、投手のILを15日に変更の3点。

 もう少し細かく注意すべきポイントを挙げると以下の5点。

  1. RSとPSのロスターが26人に
  2. 9月は40人から28人に
  3. 二刀流の指定と指定以外の選手がマウンドに上がれないが、例外もある点(それが二刀流である点と6点差の大勝・大敗のケース)
  4. 3バッターミニマム
  5. 投手のIL日数が15日が最低

 以下は上の埋め込みの文面を和訳してまとめたものです。

  1. 【アクティブロスターの人数】
    • Opening -8/31まで及びポストシーズン中のロスター人数:25人だったところを26人に変更
      • 同期間の投手の最大の登録人数は13人。
    • アクティブロスターのミニマムを24人から25人に変更。
    • ダブルヘッダー時は26人と認めていたものを27人に変更
    • 9月のロスターは40人から28人に変更
      • 同期間の投手の最大登録人数は14人。
    • クラブは選手のアクティブ・ロスター登録の前に、ピッチャーかポジション・プレーヤーかを定めなければならない。
    • その指定はレギュラー・シーズンだけでなくポストシーズンまで有効で、変更は不可。
    • 以下の場合を除き、レギュラー・シーズン、ポストシーズンに関わらず、投手として指定された者以外はマウンドで投げてはいけない。
      • 【投げて良し】「Two-Way player」と指定された選手。この指定は現シーズンもしくは前のシーズンにおいて以下の数字を満たしたもののことを言う。
        • 投手として20イニング
        • ポジション・プレーヤーあるいはDHとして20試合に出場。DHの場合はその20試合で3打席(PA)が必要。
      • 【投げて良し】以下のゲームであれば9回、もしくは延長のイニングで投手以外でも投げてよし。
        • 6点差以上で勝っている、あるいは負けている場合。
  2. 【3バッターミニマム】先発投手、あるいはリリーフ投手は少なくとも3人のバッターと対戦するか、もしくはそのイニングを終了させるまで投げなければならない。
    • 例外として、怪我など肉体的に不可となった場合は除く。
  3. 【投手のIL日数変更】投手のILのミニマム期間を10日から15日に変更へ(ポジション・プレーヤーの10日は変更なし)
  4. 【チャレンジ時間の短縮】監督はリプレーチャレンジするかどうか決める時間を20秒以内に決めなければいけない。2019年までは30秒であった。

2018年オフからつづく変更点の推移

2019以前提案内容2019
導入
2020
導入
計測なし20秒ピッチクロックNO2022
まで延期
制限なし3バッターミニマムNOYES
現状25人・ロスターを25人から26人
(投手を13人に)
※2020:投手の人数は
規定なし
・9月は40人から28人に
NOYES
9回で6度
延長は
1度/1回
マウンドビジット制限
5度/9イニングで
YESYES
4度
→5度
ローカル
:2:05

全米放送
:2:35
(放送とも関連)
イニング間のインターバル

・2:05→2:00(ローカル)
・2:25(2019)→2:00(全米)
・一律1:55に(→持ち越し)
STで
試験
YES
7/31・Nonウェーバートレード
期限をASG休み前に
NO未決
8/31・8月末のトレード期限
=廃止に。7末にまとめる
YES済み
なし・ASG ‘Election Day’
Formatの採用。
(各ポジション上位3名
から最多得票がスターター)
YES済み
景品・ASG HRダービー
勝者に100万ドル
YES済み
無制限・投手、野手、2-wayで登録
・野手の登板は9回以降
or 7点差以上なら6回から可
(2020:点数は6点で9回からに)
NOYES
サイズの
規定あり
マウンドを低くNO未決

変更点の概要

1. ロスター人数を26人に

 こちらは運用は問題ないはずですが、影響としてはトリプルAとアクティブの間を行き交うレベルの選手がメジャーでプレーする機会が減る可能性が高いことから、そういった選手は厳しいかもしれません。

2. 9月のロスターを40人から28人に

 今までは9月になるとロスターが40人まで拡大したわけですが、その悪運用の例としては、9月のゲームはピッチャーパレードとも言うようなショートイニング・リレーのゲームになることが多々ありました。

 2019年の場合は前年から用いられ始めたオープナーがより浸透した背景もあり、ショートイニングに抵抗がなくなったということもあるでしょう。

 ただ、MLB側としては時短の観点から投手交代の頻度を減らしたい思惑もありそうです。

 気になる点としては今まではセプテンバーコールアップで経験を積むプロスペクトが多かったので、これからこの人数が限られてしまうという点は否めません。

3. “2 Way”の指定

 これもPace of Playの余波ですが、ピッチャー登録以外はマウンドに上がれなくなりました。しかし、例外として”2 way”登録の選手と、6点差以上の大敗・大勝時は9回と延長に限っては登板OKということになりました。

 これはポジション・プレーヤーがマウンドに上がるケースが増えているという背景もあります。

4. 3バッターミニマム

 ついに問題の項目が施行されることになりました。最低でも打者3人に対するか、イニング途中での登板の場合、打者3人かもしくはイニング終了まで対峙しないといけなくなりました。

 これは選手会側がよく認めたなとも思います。

 1アウト後に、打者2人を打ち取ってチェンジとなれば3人という条件を満たさなくてもOK。あるいは2アウトで登板して打者一人を打ち取れば同じく3人未満でもOK。

 問題は今までと同じワンポイントのつもりで登板して、その打者に打たれてしまった場合です。点数が入れはすぐに交代できたところをさらに打者2人に投げないといけなくなり、場合によっては炎上してゲームを壊しかねません。

 あと、ワンポイント・リリーバーが行き場が無くなりますね。

投手が守備につけるのか?

 追記です。野手は原則、マウンドに上がれないという規定ではあるのですが、では投手が守備につくことはどうなのか?

 制度の目的は投手交代の時間の節約にあるので、おそらくそれは出来るのでしょう。また投手が代打に出るのもいいのでしょう。時間に関係ありませんので。

今までのような1ポイント起用が無くなる

 ただ、2018年や2019年にも実際にあったような左バッター、右バッター、左バッターという流れで打順が組まれている場合、これまでなら左バッターには左投手を当て、右バッターの時には右投手を挟むことができていました。そして最初の左バッターに投げた左投手が1塁につき、次の左バッターの時に再びマウンドへということが出来ていました。

 しかし、新しい制度だと2019年にレイズがやったような1人投げて、1塁の守備につき、再びマウンドへという運用は不可能になりました。

限定的な1ポイントならありか

 もし1ポイントを使えるとしたら、リリーバーがヒットを打たれようがとにかく3人と対戦。仮にイニングのはじめから投げて、三振、ヒット、三振で2アウトとなり、3つめのアウトを取りたい時に1ポイント的な形で別のリリーバーをマウンドに送ることは出来るでしょう。

”2Way”の登録がやや増える 

 投手として20イニング、打者として20試合という縛りはつきますが、その能力のある選手は2way登録するはずですので、二刀流の人数が増えるのは面白いところです。

 1ポイント用の投手が”2way”登録するかと思われたのですが、これは20-20の制約があることと、上記の通り、イニングの途中で守備につく1ポイント起用がもう不可能なので、リリーバーでの”2way”登録はほとんどないと推測します。

5. 投手のILのMINIMUMを10日から15日へ

 これは投手が軽い故障をした時、1回もしくは2回ほどローテーションを飛ばしたい時に便利かもしれません。しかし、現状は2017年に一度15日から10日に変更していたのです。それによって投手の故障が多くなったのかどうかその因果関係は明らかではありません。

 変更の意図が今ひとつよくわかりませんが、メリットを挙げるとすれば、より回復の時間が増やせることでしょうか。

 なお、ポジション・プレーヤーの場合は10dayILはまだ有効です。

 以上、2020年からのルール変更でした。

 大谷選手にも当てはまるポイントがあったため、なかなか興味深い内容でした。とにかく3バッターミニマムだけは今後も問題になるではないか?と思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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