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【MLB 2021】ロイヤルズ、噂のエドワード・オリバレスが昇格後も好調

ロイヤルズに強力な攻撃力がプラス

 現地2021年6月1日、カンザスシティ・ロイヤルズは、パイレーツとの2Game シリーズの2戦目に10-5のスコアで勝利。アンドリュー・ベニンテンディのグランドスラムが飛び出しましたね!

 アンドリュー・ベニンテンディはこのゲームが終了した時点で打率が.291で、HRは5本。ベニンテンディが上昇機運の中、シーズンデビューしたばかりのSSのアダルベルト・モンデシーがハムストリングスをやってしまいました。ただ、ILには入っておらず、数日間の様子見でなんとかなりそうではあります。

 シーズンにフルメンバーが揃うことはなかなか難しいですね。しかし、ロイヤルズには強力な攻撃力が加わりました。それが噂のエドワード・オリバレス(Edward Olivares)です。

噂のエドワード・オリバレス

 エドワード・オリバレスは現地5月30日にビッグリーグに昇格となり、その日のツインズとのナイトゲームでシーズン・デビュー。

 現地2021年6月1日時点で昇格後、3試合連続で出場し、好調を維持しています。

マイナーで打率.393

 そのエドワード・オリバレスですが、すごい触れ込みでメジャーに上がってきました。

 2021年の開幕はメジャーのアクティブ・ロスターに入れず、トレーニング・サイトにアサインされていたのですが、5月のトリプルA開幕後は猛打爆発。

 20試合に出場し、81打数32安打で、打率.395、OBP .473、SLG .695をマーク。OPSは1.127で、二塁打が4本、HRが5本でRBIは16。そして盗塁も7を決めていたというセンセーショナルな活躍を見せていたのでした。

昇格後、3試合で打率.364

 そして、30日のツインズ戦、31日、1日のパイレーツ戦で3試合連続で先発出場。30日のパイレーツ戦では即マルチ安打、31日と1日もそれぞれ1安打ずつ放ち、3試合の合計は11打数4安打で打率.364、OBP .417、SLG .364。長打はまだですが、盗塁を1つ決めています。

 トリプルAででの勢いをそのまま持ち込んだような活躍を見せています。

エドワード・オリバレスとは

 そのエドワード・オリバレスですが、1996年3月6日生まれの24才。ベネズエラ出身で、2014年7月にブルージェイズとアマチュアFAとしてサイン。18才でした。

 プレーヤーの詳細は、下記の移籍記事に書かせていただいています。

 一応、簡単に記しますと、以下の通りです。

ローゼンタールのトレードでKCRへ

 2018年1月、ブルージェイズがパドレスからヤンガービス・ソラルテを獲得したトレードでパドレスに移籍。

 2020年7月25日にパドレスでメジャー・デビュー。

 現地2020年8月29日、トレード・デッドラインまで残り3日となったところで、クローザーが不安定であったサンディエゴ・パドレスとロイヤルズとの間でトレードが成立。

 上記のリンクの通り、トレバー・ローゼンタールがパドレスに移籍したトレードでロイヤルズに入ってきたのがエドワード・アルバレスでした。

打撃開眼か!?

 打撃の成績いかんにより、出場機会が上下することの多い外野手の市場の中にあって、エドワード・オリバレスが果たしてどこまで数値を上げていくかはかなり未知数ではありました。

 2020年のエドワード・オリバレスの成績は打率.240。お世辞にも打つ選手ではありませんでした。一応、パドレスとロイヤルズの成績に分けてみると、パドレスでは打率.176で、ロイヤルズ移籍後は打率.274と移籍後の方が成績はよかったです。

 そんなエドワード・オリバレスが開幕後、目を疑うような素晴らしい成績を上げていたことはロイヤルズのベースボール・オペレーションも嬉しい誤算だったでしょう。

 この成績をどこまで継続できるか、注目していきたいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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