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【MLB2026】ガーディアンズのパーカー・メシックがニア・ノーヒッター!惜しくも45年ぶりの大記録を逃がす

25歳の左腕が躍動!

 現地2026年4月16日、オリオールズ@ガーディアンズ戦でガーディアンズ先発の25歳左腕のパーカー・メシック(Parker Messick)が快投を演じ、8回までノーヒット・ノーランを継続。9回のマウンドにも上がりましたが、惜しくも大記録とはなりませんでした。

メシック、6種の球種で快投

 立ち上がり、タイラー・メシックはオリオールズのリードオフで、これまでエンゼルスにいて今季からオリオールズでプレーしているテイラー・ウォードにボール先行となり、フルカウントから四球を与えて先頭打者に出塁を許しました。

 しかし、立ち上がりの不安を感じさせたのはプレーボール後のウォードへの2球くらい。その後は、捕手のオースティン・ヘッジスも 「彼は素晴らしい球威を持っていて、どの球も完璧に投げ切る。彼は6種類の球種を操り、右打者にも左打者にもすべて投げ分けている。打つのはただでさえ難しいのに、あれだけの球種、あれだけのスピード、あれだけの変化球を完璧に投げこなさなければならないとなると、今夜のような試合になるのも当然だ」と語らせるほど、オリオールズ打線を翻弄。

 投球フォームからしてファストボールの強さを感じさせるメシックはこの日の序盤の4シームのほとんどは95mph前後を記録。打者には数字以上に速く見えたかもしれません。

 武器はチェンジアップですが、同じブレーキのあるボールとしてナックル・カーブも投げ、ナックル・カーブが投げられれば当然、スライダーもいいものを持っており、左打者には時折シンカーも使用。幅といい、奥行きといいもう素晴らしいの一言の投球でした。

 この日はフォーシーム(43球)、チェンジアップ(29球)、スライダー(15球)、カーブ(13球)、カッター(10球)、シンカー(2球)を駆使。

 特に威力を発揮した変化球はチェンジアップで、オリオールズ打線から18個の空振りの奪い、この日奪った三振9個のうち、フィニッシュはいずれもこのチェンジアップ。

 1回以来のランナーを許したのは6回で先頭のレオディ・タベラスに四球を与えたものの、その後はブレイズ・アレクサンダーから三振を奪い、テイラー・ウォードをダブルプレーに打ち取ってこのイニングも無失点に。

味方も援護

 ガーディアンズ打線は1回裏にホセ・ラミレスがオリオールズ先発のシェーン・バズから2ランHRを放ち、2点を先制。5回裏にはスティーブン・クワンが6回裏にはジョージ・バレラがそれぞれタイムリーを放ち、計4点を援護。

 さらに守備でも幾度となくメシックを助け、3回表には、スティーブン・クワンがCFフェンスに激突しながらも、ウォードの長打を好捕。

 8回表には、ホセ・ラミレスが3塁後方のネット​​際でフライを好捕。メシックを援護します。

9回にノーヒッターが崩れる

 6回の一番しんどいところを乗り切ったメシックは7回表、8回表をそれぞれ三者凡退に。プログレッシブ・フィールドの雰囲気は終盤にかけて期待感でますます盛り上がって行き、メシックは、騒音でキャップに仕込んだピッチコムの音が聞こえなかったため、グローブで耳を覆わなければならなかったほど。

 そして迎えた9回表、先頭のレオディ・タベラスに投じた初球のカットボールがほぼど真ん中に入ってしまい、これをゴロでRF前に運ばれてついに安打を許してしまいました。惜しかったですね。

 この後、メシックはブレイズ・アレクサンダーから2ストライクを奪いながらもCF前にラインドライブの安打を許し、球数も112球を数えたこともあり、ここで降板。結果は8.0イニングで被安打2、BB 2、SO 9。

 この後、リリーフでマウンドに上がったケイド・スミスが満塁のピンチを作り、2点を奪われ、この2失点はパーカー・メシックが出したランナーだったため、メシックにER 2がつきました。

 ケイド・スミスはこの後をしっかりと抑えて、ガーディアンズが4-2のスコアでオリオールズを破りました。

45年ぶりの記録とならず

 さて、もしもパーカー・メシックがノーヒット・ノーランを達成していたなら、ガーディアンズにとっては1981年5月15日にレン・バーカー(Len Barker)が完全試合を達成して以来45年ぶりのノーヒット・ノーランでした。

 また、ガーディアンズではレン・バーカーのパーフェクト・ゲーム以来、4人の投手が9回までノーヒットノーランのチャンスを掴み続けました。

 メシックの他に、ギャビン・ウィリアムズが2025年8月6日にメッツ戦で8.1まで継続。さらに、カルロス・カラスコは2015年7月1日のレイズ戦で8.2イニングで後一人というところまで継続。もう少し古くはジョン・ファレルが1989年5月4日のロイヤルズ戦で8回までノーヒット・ノーランを維持しました。ジョン・ファレルは後にレッドソックスの監督になった人ですね。2013年に上原さんがゲーム・クローズした年にワールドシリーズ・チャンプとなっています。

パーカー・メシックとは 

 パーカー・メシックは、フロリダ州立大学出身で、2022年のアマチュアドラフト2巡目でクリーブランド・ガーディアンズに指名されてプロ入り。2025年のフューチャーズゲームではALで登板し、その1か月後の8月20日、Dバックス戦でメジャー・デビュー。デビュー戦では6.2イニングを投げ、1失点と抑えたものの、9回裏に同点に追いつかれて、10回裏に逆転負けを喫したため、勝利はつきませんでした。

 2025年は計7試合に先発登板し、3勝1敗、ERA 2.72、39.2イニングでSO 38といい数字は残しておりました。

 2026年シーズンも好調なスタートを切っており、このゲームも含めて4試合に登板し、うち3試合で勝利投手に。ガーディアンズにとってはまさに勝てる投手というふうになっています。

 また内容も素晴らしく、対戦相手はドジャース、カブス、ブレーブス、オリオールズ。いずれもプレーオフ進出が期待される強豪チームとの対戦で、計25.2イニングを投げ、ERA 1.05、SO 25、BBはわずか7つです。

 試合後、記者にクラブ史上45年ぶりのノーヒット・ノーランを逃したことについて「ベストを尽くしましたよ。次はきっとできるでしょう」と冗談ぽく語りました。

 メシック、素晴らしい投手ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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