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【MLB2021】好調 ! 筒香選手が3号HR!その裏でグレゴリー・ポランコがアウトライト・ウェーバーに(追記あり2)

筒香選手、ここにきて好調!

 ピッツバーグ・パイレーツの筒香選手が好調です。

 現地2021年8月23日、PNCパークで行われたダイヤモンドバックス戦で3号HRを放ちました!

代打で登場!逆転勝利を呼び込むHR!

 この日、Dバックス先発は右腕のウンベルト・メヒア(Humberto Mejía)。筒香選手はベンチ・スタートでした。

 パイレーツの先発は今季3勝7敗のウィル・クロウ(Wil Crowe)。ウィル・クロウは2回表に、ドールトン・バーショに先制ソロHRを許した後、5回表には2本のタイムリーを浴びて4失点。6回を終えて、スコアは2-5とパイレーツが3点を追いかける展開でした。 

95.7mphの4シームをHR

 筒香選手が登場したのは7回裏のイニングの先頭として。ちょうど投手のチャド・クールの打順になったので、代打で登場しました。チャド・クールは先発要員ですが、COVID-19 ILから復帰して2試合目でしたので、リリーフで登板。

 Dバックスのピッチャーは右腕のテイラー・クラーク。筒香選手は2球で追い込まれるも、3球目の4シームに対応。これがRFスタンドへ飛び込むHRに。パイレーツが3-5と追い上げを開始しました。

 筒香選手のHRをきっかけにパイレーツ打線はこのイニングに3点を奪い、タイ・スコアに。さらに、8回裏には3つの四球をもらって満塁とした後、ケブライアン・へイエスの内野ゴロの間に勝ち越しとなる6点目を奪いました。

 筒香選手、景気づけの一発を放ちましたね。

パイレーツ移籍後、代打では10割

 現地16日からパイレーツに移籍した筒香選手は、現地2021年8月23日時点で18打数6安打、打率.333、OBP .333、SLG .944。2塁打が2本、HRが3本、RBIが4です。

 しかも代打では3試合で3打数3安打。打率は1.000。2塁打1本、HR 2本という驚異的な内容となっています。

マイナーでしっかり鍛えた成果が出ている

 下記の記事に書かせていただいたのですが、2021年のスタートで躓いたのは結局、2020年のスプリング・トレーニングの中止の影響ではないでしょうか?2020年3月にCOVID-19のパンデミックでスプリング・トレーニングが中止になったため、アメリカの投手に慣れる期間が剥奪されてしまいました。しかも、シーズンに入ってから4月から7月終盤までの3ヶ月間もゲームを経験できなかったのですから、タイミングのズレを抱えたまま今季を迎えたということが言えるのではないかと思います。

 実際、今季はドジャースのトリプルAでしっかりと課題に取り組み、43試合で180打席を経験。今は、自信さえ見えてきます。

グレゴリー・ポランコがアウトライト・ウェーバーに 

 さて、パイレーツは現地2021年8月23日、生え抜きのグレゴリー・ポランコ(Gregory Polanco )をアウトライト・ウェーバーにかけました。MLSが2021年1月の時点で6.103のポランコですから、マイナー・オプションはきれていると思われ、マイナーへ落とすには一旦ウェーバーにかけることからそのようなプロセスを選んだと思われます。

今季大苦戦

 グレゴリー・ポランコはパイレーツの野手の中心選手の1人ですが、今季は103試合に出場するも、打率.197と大苦戦。実は2020年も打率は.153。2年連続で厳しい数字に。

 ポランコを外してOFに筒香選手をはめる意図も感じます。

ウェーバーでクレームされるかどうか 

 グレゴリー・ポランコの今後ですが、ウェーバー公示はすでに始まっており、すぐに結果が出ます。

 もし、どこかからかクレームされればパイレーツから出ていくことに。しかし、どこも獲得しないようであれば、通常であればリリース→FAとなるのですが、今回はどうもそういうことではないようです。

様子見のようなアウトライト

 実際、ポランコは現地2021年8月23日のDバックス戦においてもアクティブ・ロスターに入っていて、6番RFでスタメン出場。結果は4-0で3三振でした。そう、ゲームに出ていたのです!

 ウェーバー公示中の選手がゲームに出るというのは初めて聞きました。

 グレゴリー・ポランコの現契約は、2016年4月にサインした以下の内容。

  • 5年/$35M (2017-21)
    • 2022-23 はクラブオプション
    • 支払いは2017年が$1M、2018年が$3.5M、2019年が$5.5M、2020年が:$8M、2021年が $11M、2022年が:$12.5Mのクラブオプションで $3Mバイアウト。2023年が$13.5Mのクラブオプションで$1Mのバイアウト。 

 もしトレードが決まれば、今季のサラリーの$11Mのうち、残り期間の約$2Mを相手クラブが支払うことに。2022年以降はバイアウトもありますから、パイレーツとしては負担が軽くなります。

 よって、いまの成績でこのサラリーを支払うクラブがあるかどうか。そしてパイレーツは「残す」という選択肢もどうやら考えているようです。

 ウェーバー後、どうなるのか?

 打撃で苦戦しているグレゴリー・ポランコですが、どちらかというと、そもそもは「スピード」の選手。守備、走塁が得意です。もし、獲得するクラブが現れるとすれば、そこを好意的に捉えているということでしょう。

 どうなるでしょうか!?

追記その1:パイレーツ、リリースへ

 現地2021年8月28日、パイレーツはグレゴリー・ポランコをリリースしました。これでポランコはFAに。パイレーツは「リリースしておきながら」ではありますが、一応、ポランコに若干のチャンスも残しています。もし、8月31日までにディールが成立すれば、ポストシーズンに出られます。ごくわずかなチャンスでもありますが、契約しやすい立場を作ったという面もあり、クラブ側の都合とドライな制度の中、わずかながらチャンスも残してはおります。

追記その2:トロントとマイナーディール

 現地2021年8月31日、グレゴリー・ポランコはトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結びました。なおブルージェイズは前の週にリリースしたエルビス・ルシアーノともマイナー契約で再契約しています。

マイケル・チャビスもPIT デビュー

 なお、このゲームは元レッドソックスのマイケル・チャビスも出場。パイレーツ・デビューとなりましたが4-0に終わりました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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