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【MLB2021】レイズ、筒香選手をDFAに

MLB移籍/FA情報

レイズ、ヤンキース戦を前に筒香選手をDFAに

 現地2021年5月11日(火)、タンパベイ・レイズは筒香嘉智選手をDFA(Designated for Assigment)にすることを決定。筒香選手は、レイズでは一旦はゲームに出られなくなりました。

 メジャー2シーズン目を迎えた筒香選手。本人も十分に課題をもって取り組んでいたと思うのですが、残念な結果となりました。 

2019年にレイズ入り

 筒香選手は横浜DeNAベイスターズからポスティングでメジャーに挑戦。2019年12月にレイズとサインしました。

契約時の内容

 筒香選手とレイズの契約内容は以下の条件でした。

  • 2 年/$12M (2020-21)
    • 1年目:$5M、2年目: $7M
    • レイズは通訳、トレーナー、サポートスタッフの提供に合意
    • レイズは筒香選手の契約とは別にリリース・フィーとして$2.4M($12Mの20%)を横浜DeNAベイスターズに支払い

レイズ、かなりチャンスを付与

 筒香選手にとってアンラッキーだったのは、2020シーズンが60試合のショートシーズンとなったことはやはり取り上げておきたいポイントです。普通に考えれば、スプリング・トレーニングのゲームも含めて3月から6月の間は、経験値を獲得する時期にあてたかったはずです。ところが、この時期に実戦が完全にシャットアウトされ、門出のスケジュールが大幅に狂ったことはやはり影響したのではないかと思います。

 1年目の2020シーズンは、51試合で157-31、打率.197、OBP .314、SLG .395、HR 8、二塁打5、RBI 24、BB 26, SO 50。

All home runs from Yoshi Tsutsugo in 2020

 2年目となった2021シーズンは26試合で、78-13、打率.167、OBP .244、SLG .218、HR 0、二塁打4、RBI 5、BB 8、SO 27。

2021オープニングではリードオフ

 レイズ自体は筒香選手にかなりの期待を寄せていました。NPBで見せた本来の力をそのままメジャーに!と思っていたはずです。それが上記の契約にも表れています。

 そして2021年4月1日のマーリンズとのオープニング・デーには1B/リードオフで起用。また今季は3B、LF、DHと、より可能性の広がる使い方も実施しました。他の選手とのバランスの中でもとりわけ、チャンスを与えていたと言えるでしょう。

 しかし、上記のような結果に。

レイズ、NYY戦に備えてのロスタームーブ

 レイズがこの時期にDFAを実施したというのは、現地12日から始まるヤンキース戦の想定。12日のGame1ではゲリット・コールの登板が決まっており、これにゲリット・コールを得意とするCHOIを当てる可能性があります。ただ、この選手はスプリング・トレーニングで膝を傷め、内視鏡手術を経て5月4日にリハビリに臨んだばかり。果たして間に合うかどうかというところです。その他、トリプルAダーラム・ブルズから内野手のケビン・パドロ(Kevin Padlo)をコールアップしています。

筒香選手の今後

 さて、筒香選手の今後ですが、DFAの手続きはプホルズの記事も含め、下記をご参照ください。

手続きとサラリー

 DFAとなった筒香選手は今後は以下の流れとなります。

【手続き】

  1. トレードの模索
  2. 7日のウェーバー公示
    • クレームオフ(獲得)→他のクラブへ
    • クレームオフなし
      • マイナーへアウトライト→拒否→FA
      • マイナーへ行かず、FA

【サラリー】

  • トレード:2021年の$7Mを日割りにして残額は次のクラブが引き継ぐ
  • ウェーバーで他クラブが獲得
    • レイズ:残額 – メジャー最低契約 $570,500のプロレーティッド(日割り)
    • 獲得したクラブ:メジャーの最低金額で契約 $570,500のプロレーティッド(日割り)

ウェーバーはあるかも

 ファストボールに苦戦してしまった筒香選手。MLB各クラブのファイナンスの状況などを考えると、トレードは厳しいでしょう。なぜなら$数Mの残額を日割りで引き継ぐので。

 ただ、ウェーバーのクレームオフはあるかもしれません。

ボーゲルバックの例も

 2018年の年末の記事で、この年まだルーキーステータスであったダニエル・ボーゲルバック(Daniel Vogelbach)のとんでもない当たりのHRを取り上げさせていただきました。その破壊力は桁違いでした。2019年、30HRを放ちながらも打率.208。そして2020年8月、マリナーズはあろうことか、この人材をDFAにしてしまいます。 

 DFA後、トロントに移籍したボーゲルバックは、わずか2試合でまたDFAに。そして9月にブルワーズがウェーバーで獲得したのでした。

 ブルワーズ移籍後のボーゲルバックは19試合で打率は.327、HR 4本。この数字があったので2021シーズンにつながっています。

 そのボーゲルバックは2021シーズン、33試合で打率 .192、HR 3と苦しんではいるのですが、相手投手にプレッシャーを与え続けています。彼の場合、何かがきっかけで爆発しそうな気がします。

 筒香選手も、今は素人めにも見てもバットが始動はよいものの、ボールを捉える時の間が遅れ気味なのはよくわかる状態ですが、素材は素晴らしく、NPBでの実績も素晴らしいので面白いと考えるクラブもあるかもしれません。

レイズはマイナーでも可の姿勢 

 なお、レイズは筒香選手の練習への取り組みなど非常に高く評価しており、可能ならチャンスを与えたいとも考えています。したがって最悪でもレイズのトリプルAダーラムに残る道もあります。筒香選手は変化球を意識しすぎていたのでしょうか?そこはプロの目線で見てもらった方が良さそうです。

 筒香が打てない訳がないのです。そう思っています。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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