ナショナルズが3連勝でWSへ王手!ストラスバーグ12K、ケンドリック3ダブル(NLCS)

2019 NLCS Game 3

現地2019年10月14日、NLCS Game3が行われましたが、ナショナルズの勢いが止まらない!というすごいゲームとなりました。

ナショナルズのNLCSはアニバル・サンチェス、マックス・シャーザーの2試合連続のノーヒット・ビッドから始まり、この日はストラスバーグが12奪三振。

もはや、90年代のブレーブスか!

もともとローテーションに定評があったナショナルズではありますが、ここまですごいと90年代のブレーブスのマダックス、グラビン、スモルツの3人を想起してしまいます(アストロズのローテーションについても同じことを書いてしまいましたが)。

そして弱いと言われたいたブルペンがですが、ここに来てMLB最強になりつつあります。詳細は後述にて。

スターティング・ラインナップ

打率はNLCS Game2までの数字です。

CardinalsNationals
1. ファウラー-CF-(S)-.069
2. Ko.ウォン-2B-(L)-.192
3. ゴールドシュミット-1B-(R)-.345
4. M・オズーナ-LF-(R)-.310
5. Jo. マルチネス-RF-(R)-1.000
6. モリーナ-C-(R)-.172
7.エドマン-3B-(S)-.240
8. デヨング-SS-(R)-.208
9.フラハーティー-P-(R)
1.ターナー-SS-(R)-.294
2.イートン-RF-(L)-.179
3. レンドン-3B-(R)-.346
4.ソト-LF-(L)-.226
5. ケンドリック-2B-(R)-.258
6. ジマーマン-1B-(R)-.304
7.スズキ-C-(R)-.000
8. ロブレス-CF-(R)-.000
9.ストラスバーグ-P-(R)

カージナルスは苦戦しているモリーナを6番に下げて、ホセ・マルチネスを起用。NLCSでは2打数2安打です。

ナショナルズはハムストリングス痛で退いていたビクター・ロブレスをCFで起用。NLCSでは初出場になります。キャッチャーはカート・スズキです。

(サマリー)WSH 8, STL 1

Game Score

戦前は、ナショナルズの勢いをカージナルス先発のジャック・フラハーティーがどう止めるのか?という点とカージナルスがポストシーズン絶好調のストラスバーグを攻略できるのか?に注目していました。

とは言え、今のナショナルズは打線では中軸以降にも当たりが出ており、なおかつ課題のブルペンも好循環しており、よほどの圧倒的な勝利でないと、この勢いを止めるのは難しい、そんなふうに考えておりました。

ゲームは序盤から動きました。

1回裏、ジャック・フラハーティーがアンソニー・レンドンに四球を与えたことでやはりかなり警戒しているというのがよく伺えました。強気に三振でも狙いに行けばまたちょっと流れは変わったかもしれません。

ゲームのポイント

3回裏、ナッツがビッグイニング

3回裏、NLCS初出場のビクター・ロブレスが先頭打者としてCF前にシングルを放ち、出塁。ストラスバーグが送りバントを見事に決め、1アウト、ランナー2塁のチャンスを作ります。ところが、1番のトレイ・ターナーはフラハーティーに合わず三振で2アウトに。

しかし、つづくアダム・イートンは初球にCF前へしぶとくヒットを放ち、ロブレスが2塁から生還してナショナルズが1−0と先制しました。

まだ続きます。

2アウト1塁でバッターはアンソニー・レンドン。レンドンはタイミングを狂わされながらもLFへハーフライナーを放ち、これが捕られるかと思ったのですが、マーセル・オズーナがグラブに当てて落球。アダム・イートンが1塁から一気に還り、ナショナルズが2−0に。

つづくソトは四球で歩き、2アウト1・2塁。ハウィー・ケンドリックのときにワイルド・ピッチがあり、ランナーがそれぞれ進塁して2アウト2・3塁に。

そのケンドリックはアウトコースのボール気味のコースを叩き、これが右中間に転がるタイムリー2塁打となり、2点を追加。

ナショナルズが3回に4点を上げるビッグイニングを作ったのでした。

カージナルス、打線が噛み合わず

4回表、カージナルスは2アウトからオズーナとマルチネスに連打が出るも、つづくモリーナがカーブにうまくタイミングをずらされてCFフライ。失点後に得点を入れるチャンスを逃してしまいます。

5回裏、ナッツがさらに2点を追加

5回裏、カージナルスのマウンドには左腕のライアン・ウェブが上がりました。1 アウトからアンソニー・レンドンがアウトコースの変化球にうまくバットを合わせ、CF前シングルで出塁。つづくソトはLFフライに倒れ、2アウト。

ハウィー・ケンドリックを迎えたところで、カージナルスは右腕のジョン・ブレッビアにスイッチ。

その初球、ケンドリックが左中間の真ん中をやぶるラインドライブの二塁打を放ち、1塁からレンドンが還り、ナショナルスが1点を追加。スコアは5−0。

つづくライアン・ジマーマンもライナーで左中間を破る二塁打を放ち、ケンドリックが生還。ナショナルズが6−0とリードを広げます。

6回裏、ロブレスにソロHR

6回裏、ナショナルズは先頭のロブレスに右中間のソロHRが飛び出し、スコアは7−0に。カージナルスとしては立て直したいタイミングだったので、この一発は大きかったと思います。

ストラスバーグ、この日最大のピンチ

7回表、やや疲れの見えてきたストラスバーグからホセ・マルチネスがこの日2本目のヒットを放ち、出塁。次打者のモリーナもシングルで続きます。

トミー・エドマンが三振に倒れ、1アウト1・2塁という場面でカージナルス打線の中では当たっているポール・デヨングに打席が回ります。

ソトがスリップ

デヨングは初球の4シームをLF前に弾き返し、1アウト満塁という場面になるところでした。ところがLFのソトが返球のモーション中にスリップ。

慌てて内野に返したのですが、これがスローイングエラーとなり、3塁で止まっていたオズーナがホームに還り1点。

ストラスバーグはこの後、代打のマット・ウィータースとデクスター・ファウラーを三振に仕留め、この回1失点で切り抜けました。自責点は0ですね。

7回裏、2者連続2塁打で8-1に

7回裏、ナショナルズはハウィー・ケンドリックとライアン・ジマーマンの2者連続の二塁打でもう1点を追加し、スコアは8−1に。

その後、フェルナンド・ロドニー、タナー・レイニーがパーフェクト・リリーフを見せて8-1で逃げ切り、ナショナルズがNLCS3勝目とし、ワールドシリーズへ王手をかけました!

際立ったプレー

ストラスバーグが7回を12奪三振!

ストラスバーグはこの日も素晴らしい出来でした。

6回で降板するかと思ったのですが、7回にもマウンドに上がりました。ここはナショナルズのリレーがいいように回っているとは言え、残り3イニングでリレーするのと、2イニングでリレーするのとではメンタルが違ってきますから、あえてストラスバーグにもう1イニング任せる決断をしたようです。

ストラスバーグは7回117球を投げ、被安打7、失点1、自責点0、奪三振12。そして与四球が0。四球が1つでもあれば、7イニング目は難しかったと思います。

ケンドリックが3ダブルで3RBI

レンドンとソトの後のケンドリックは2人にマークを集中させないためにも非常に重要な打順に座っているのですが、この日は4打数3安打、3ダブル、3RBIと大活躍しました。

ロブレスも2安打

ビクター・ロブレスもこの日は4打数2安打、1打点、1HRと活躍。

この日はスズキにも1安打が出ましたから、ナショナルズはついに下位打線まで機能し始めました。

なお、リードオフのトレイ・ターナーは4−0とこの日は全般的にタイミングが合っていなかったです。

ロドニーが好投!

点差が7点も開いたということから、デーブ・マルチネス監督は8回にフェルナンド・ロドニーを起用。ロドニーもこの冬のFA市場がかかっていますから、よいピッチングを見せたいところでした。

ロドニーはその期待に応え、1イニングをパーフェクト。2三振を奪う好投を見せました。

そして期待の剛球投手、タナー・レイニーが9回のマウンドに。

タナー・レイニーが100マイル連発!

9回表のマウンドに上ったタナー・レイニーは、当たっていたホセ・マルチネスを三振。つづくモリーナも三振。

最後はトミー・エドマンをLFフライに仕留め、ゲームセット。

1イニング18球のうち、100mph(160.93kmh)超えが5球!Maxは、ホセ・マルチネスを三振に仕留めたファストボールで101.2mph(162.86kmh)を計測しました。

モリーナを三振に仕留めたスライダーも抜群のキレでした。

タナー・レイニー、ついに大ブレークか!

2018年のウィンター・ミーティング3日目に、タナー・ロアークがレッズにトレードされた際の交換要員がタナー・レイニーでした。

レッズからナショナルズへはタナー・レイニー(Tanner Rainey)、25才の右腕が移籍します。タナー・レイニーは2018年、リリーフで8試合、7イニングに登板、奪三振7。100mph近いファストボールとスライダー、チェンジアップを操ります。4月にデビューして7月にマイナーに落ちました。落ちた要因は7イニング、被安打13、四球12、被本塁打4の内容の悪さ。進歩するかどうか。怪我などはなさそうです。

2018ウィンター・ミーティング3日目 現地2018年12月12日、ウィンター・ミーティング3日目はかなり動きが出ました...

このトレード成立のニュースを聞いたときはさすがにバランスの悪いトレードではないか?と思いました。

馬力だけは感じるものの、モノになるのか?という素材だったと思います。

26才となり、やや力が抜けたところがあったのか、2019年は52試合で48.1イニングを投げ、ERAが 3.91に。

そしてポストシーズンのロスターに入り、ついに日の目を見ました。

ナショナルズ、善循環がすごすぎます。

ショーン・ドゥーリトルとダニエル・ハドソン抜きでクロージング出来る環境をつくった打線も素晴らしいですし、実際に2人抜きで締めたのは価値があると思います。

Game4は、ナショナルズはパトリック・コービン、カージナルスはダコタ・ハドソンです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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